puzzle (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 2375
レビュー : 264
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396328092

感想・レビュー・書評

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  • 廃墟好き、または軍艦島マニアにはたまらない一冊。
    軍艦島を訪れた男二人が、瓦礫の廃墟を散策しながら島で起きた不可思議な変死事件を推理する。
    恩田陸の描く場所や空間の魅力が好きなら必読。機知と皮肉に富んだ会話だけで充足感がある。
    過去になった営みと過去にされた事件が交錯し、非日常と日常の境界線が曖昧になっていくノスタルジックな感覚がえもいえぬ。

  • 再読だから結末は知ってるんだけど、やっぱり面白い。短いのもあってサクッと読めた。

    関根春も志土も魅力的。ピースが提示されて、それを組み合わせていって、絵が出来上がるという展開も良い。

    また他の恩田ミステリも読みたいなぁ。

  • 長崎県の端島にいきたいっ!

  • 再読。短くてでもとても面白いので、あまり本が好きでない人にも本好きな人にもお勧めな作品です。登場人物のふたりは恩田陸さんの他の作品でも登場しているので、それと一緒に読むと更に面白いかも。

  • 廃墟の島で起こった怪事件を探る話
    廃墟の描写が素敵すぎる
    真相にも注目

  • 無人島である鼎島で発見された3人の遺体。
    そしてその中の一人が手にしていたメモには「さまよえるオランダ人またはさまよえるオランダ船」と書かれていた。
    このさまよえるオランダ船は様々な海で目撃されており、沈没した船の乗組員と船長が呪われて海を彷徨っているという幽霊話だ。

    そのメモは高校生の時志土も所属していた超常現象研究部で作ったパンフレットの一部だった。
    検事である黒田志土と関根春はその島に行き事件の真相に迫るという話。

    3人は身元が分かるものはなく唯一メモを持っていた一人はたまたま志土の知人だったので分かった程度。
    3人を仮にA,B,Cと呼ぶことにした。死因もバラバラでA(知人)は餓死、Bは墜落死、Cは感電死。

    しかしBがいたのはビルの屋上で、遺体が動かされた形跡はない。
    Cは映画館の中で感電死をしていた。

    そしてこの遺体は一週間前にはなかったという。


    犯人が意外な人物でしたww
    短くて読みやすいです!!

  • ・初の恩田陸作品。フォントの大きさもテンポもよく,スッと読める作品。
    ・孤島(?)を舞台とした中編小説で,廃墟となった街の様子が丁寧に描写されている。
    脳内で映像化しやすい。
    ・構成もよく,無駄のない感じ。


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    「もう,食べ物という存在自体が異様に見える。
    誰かが食事をしているシーンに違和感を感じ,見ているだけでもういいという気持ちになる。
    かつてえ自分がそんな行為をしていたことが信じられない。
    あまりにも食べ物がピカピカしていて,作り物めいて見え,
    それがとうてい口に入れるものだとは信じられなくなる。
    食べるという行為自体がグロテスクに思えてくるのだ」 (p.133)


  • 面白かったです。堪能できました。書き下ろし推理小説。関根春が出てきました。思わず「オォ〜!」と喜んでしまいました。相変わらず恩田ワールド全開の不思議な小説です。

  • コンクリートに囲まれた廃墟の島で見つかった奇妙な遺体の数々を2人の検事が謎といていく。読み終わるとパズルの最後のピースがぴったりとはまったような気分になる。
    恩田陸作品の中でも、断トツに面白いミステリー小説

  • まっすぐに読み進めることができる本。楽しかった。

著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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