冬に来た依頼人

著者 :
  • 祥伝社
3.24
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本棚登録 : 222
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396328207

感想・レビュー・書評

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  • 前にも読んだことがあるけれど「蝶狩り」から戻って読んでみた。
    1時間ぐらいで気軽に読める。でも気軽に読めるぐらいの内容でもある。
    「蝶狩り」も経て、もうちょっと主人公周りの背景を知りたい気持ちになる。

  • ミステリ気味の謎解きのあるハードボイルド作品。

    昔付き合っていた成美に突然呼び出された。「夫を探して」失踪から5ヶ月、すでにほとんどの調査は終わっており、キャバクラの女と駆け落ちしたようだが…。

    うーん、薄い。本自体も薄いのであろう。電子書籍の初期に安売りで買っていたもので、厚さがわからずに買ったものの、本にしたら100ページちょっとくらいではないかと思う。

    あらすじに書いたとおり、ほとんどの調査は終わっているうえ、さほど登場人物も増えない。それらのキャラクターはつけられているが、職業以上の情報も、探偵事務所の所長以外はほとんど増えない。

    結局の所、解決も薄ーく終わるので、印象も薄い。再読しても読んだことすら忘れてそうな気がする。

  • 『天神のとなり』とごっちゃになる。

  • 五條さんのハードボイルド…!!と一人ときめきながら読了。

    二人の関係がいい感じ。会話がいかにもハードボイルドって感じがしてかっこいい。
    短いし、正直あんまり期待しないで読んだけど予想よりもかなり面白かった。

    それにしても、王子様のキスが必要か?のシーンがたいそうツボでした。

  • 先に続編の方を読んでしまったが、問題なし。
    事件を解決することより、主人公の身の上話(?)に重きを置いているような感じ。

  • 祥伝社文庫創刊15周年記念の特別書下ろし作品で、中編のハードボイルドです。
    生臭い死体はなしでして、人探し物語です。
    ハードボイルドに欠かせないのが、もちろん探偵の主人公。
    精神的にタフでいて、それでいて情にもろく優しく、口数が少なめ。
    でも、それ以上に欠かせないのが脇役たちなんですね~。
    その点、本書もいい脇役たちが登場します。
    それと、会話の面白さも重要。時には笑いもなきゃね~。
    本書には私が好きになるハードボイルドの要点をクリアしています。
    残念なのは中編だっていうことかなぁ~。
    これって・・・長編にした続編がないのかしらん。楽しみだわぁ。

  • 中年向けのあまり肉体系のないハードボイルド

  • キャラが魅力的な小説。短さと規模感がいい。ネオハードボイルドらしい。なんだそれ。五條作品初心者におすすめ!

  • 桜庭と檜林の会話のキャッチボールがいい。渚ちゃんw

  • まわりくどさを感じる描写は苦手だが、文章中の言い回しをあれこれ工夫して書いたふうで一気に読めた。
    この話の中では渚ちゃんが気に入った。
    キリエは淡々としすぎで感情移入するまでにはいまいち。
    そして続編があるとは知らず、この残暑の中「蝶狩り」を買いに探しに行く羽目になった…

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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