- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396328207
感想・レビュー・書評
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前にも読んだことがあるけれど「蝶狩り」から戻って読んでみた。
1時間ぐらいで気軽に読める。でも気軽に読めるぐらいの内容でもある。
「蝶狩り」も経て、もうちょっと主人公周りの背景を知りたい気持ちになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリ気味の謎解きのあるハードボイルド作品。
昔付き合っていた成美に突然呼び出された。「夫を探して」失踪から5ヶ月、すでにほとんどの調査は終わっており、キャバクラの女と駆け落ちしたようだが…。
うーん、薄い。本自体も薄いのであろう。電子書籍の初期に安売りで買っていたもので、厚さがわからずに買ったものの、本にしたら100ページちょっとくらいではないかと思う。
あらすじに書いたとおり、ほとんどの調査は終わっているうえ、さほど登場人物も増えない。それらのキャラクターはつけられているが、職業以上の情報も、探偵事務所の所長以外はほとんど増えない。
結局の所、解決も薄ーく終わるので、印象も薄い。再読しても読んだことすら忘れてそうな気がする。 -
『天神のとなり』とごっちゃになる。
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先に続編の方を読んでしまったが、問題なし。
事件を解決することより、主人公の身の上話(?)に重きを置いているような感じ。 -
祥伝社文庫創刊15周年記念の特別書下ろし作品で、中編のハードボイルドです。
生臭い死体はなしでして、人探し物語です。
ハードボイルドに欠かせないのが、もちろん探偵の主人公。
精神的にタフでいて、それでいて情にもろく優しく、口数が少なめ。
でも、それ以上に欠かせないのが脇役たちなんですね~。
その点、本書もいい脇役たちが登場します。
それと、会話の面白さも重要。時には笑いもなきゃね~。
本書には私が好きになるハードボイルドの要点をクリアしています。
残念なのは中編だっていうことかなぁ~。
これって・・・長編にした続編がないのかしらん。楽しみだわぁ。 -
中年向けのあまり肉体系のないハードボイルド
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キャラが魅力的な小説。短さと規模感がいい。ネオハードボイルドらしい。なんだそれ。五條作品初心者におすすめ!
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桜庭と檜林の会話のキャッチボールがいい。渚ちゃんw
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まわりくどさを感じる描写は苦手だが、文章中の言い回しをあれこれ工夫して書いたふうで一気に読めた。
この話の中では渚ちゃんが気に入った。
キリエは淡々としすぎで感情移入するまでにはいまいち。
そして続編があるとは知らず、この残暑の中「蝶狩り」を買いに探しに行く羽目になった… -
他人の人生に口は出さない。自分の人生にも口を出させない。あなたには私の人生を引き受ける覚悟はない。
身につまされる台詞でした・・・・ -
普通の作家なら中編ぐらいの長さだけど、五條氏からすれば短編みたいなもの。
そのせいか伝統的なハードボイルドスタイルを採っているものの、彼女のファンである私には物足りない。
でもまあこの作品がその後の「蝶狩り」につながると思えば、シリーズのインロトとしては許せるかな。 -
このひとの短編は粋です。硬質で涼やかで色彩が薄くて、冬のイメージがよく似合う。
そして、なにより人物で読ませるところに惚れ惚れしてしまう。
キリエちゃんは最高!完全無欠にクールで冷徹な少女、これほどまでに“冷たい”という形容詞が最高の誉め言葉になる人も珍しいです。そして私は“冷たい”美人は大好き!
で、彼女に対する桜庭さんの愛情の形態もまた、すごく格好いいんだなあ。 -
3.5
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久しぶりに再読したらえらく面白かったです。
実は以前読んだときにはそこまで心惹かれなかったのですが、主人公と彼を取り巻く人物たちの造形が非常に魅力的だと感じました。
あとやっぱり五條先生が一人称の話を書くのは珍しいですよね!
何だか新鮮でした。 -
読み切るのに30分もかからなくてびっくり(笑
探偵家業をしている主人公のところに、昔の彼女が依頼をしてきて……っていうお話。
成美があんまり必死だったもんだから、何かウラがあるのかと思ったけれど、このページ数なら不可能ですねそうですね……
キリエちゃんがすごくイイ!人気があるのも分かる、というか、五條さんキリエちゃんの描写やりすぎです(笑 -
とりあえず最初に読んだ五條瑛。
『不夜城』を始めとして、北朝鮮やら香港やら中国やらが《悪役》として闊歩し始めた頃だと思う。
そのテのものを続けさまに読んだので、正直何がどうだったやら。 -
こんなに薄い彼女の本を初めて読んだ。
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五條が探偵を書いてる!!と期待し過ぎた自分がいけないのだろう。
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久々再読。桜庭さん、ヘタレ過ぎ(笑)