床下仙人 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
3.14
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  • (78)
  • (23)
本棚登録 : 1203
レビュー : 205
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396328337

作品紹介・あらすじ

「家の中に変な男が棲んでるのよ!」念願のマイホームに入居して早々、妻が訴えた。そんなバカな。仕事、仕事でほとんど家にいないおれにあてつけるとは!そんなある夜、洗面所で歯を磨いている男を見た。さらに、妻と子がその男と談笑している一家団欒のような光景を!注目の異才が現代ニッポンを風刺とユーモアを交えて看破する、"とんでも新奇想"小説。

感想・レビュー・書評

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  • 帯にカフカがどうとかこうとか書いてあって(カバーしてるからちゃんと読んでない…)「いや、流石にそれは盛り過ぎでは?」とは思いましたが、社会問題を割と正面から切り取った感じの、でもそんなに読後感も悪くないお話でした。

  • てんぷら社員が特に気に入った。
    てんぷら屋が実際にあったら…と思ってしまった。

  • 風刺強めの半ファンタジー小説。家庭生活を疎かにして捨てられるサラリーマンや利益重視の会社の行く先など、現代社会の在り方を皮肉っている。ちょっと「現代」の設定が古い気がするが、もう20年前の本なので仕方がないか。自分にはあまり合わなかったが、自分の見る現代社会と少し違うように感じたからかも。

  • それぞれに現代的な指摘を含む短編集
    特に3話以降は15年も前に書かれたのはちょっと驚き
    物語としては3話がよくできてると思う
    ちょっとカフカ的な設定だし短編じゃなくてもっと長くしてディーテールを丁寧に描いてあっても良かったと思う
    4話は今後益々考えないとならない重要な問題を上手く描いていると思う
    5話の女の子の「仕事は家庭に持ち込むべきなんだよ」というのは正にその通りだと思う
    今の日本で父親が家庭で安定した位置を占めているの少なからず仕事と家族が近い関係にある場合が殆どだと思う

  • 「家族のためなんだ」。働きすぎで、ろくに妻子の顔も見られない企業戦士達。
    家に帰ったら見たことのない男がくつろいでいる「床下仙人」。
    非人道的な営業方針のなかでもがく主人公の前に現れた謎の壮年平社員「てんぷら社員」。
    理不尽な男社会をひっくり返せ!
    まさかの展開に巻き込まれるテレビマン「戦争管理組合」。
    派遣派遣の世の中で社長まで派遣されてきた。しかも御試し一ヶ月で「派遣社長」。
    会社にも家族にも捨てられた壮年と、家族を捨ててきた少女が渋谷で生き抜く「シューシャイン・ギャング」。
    身につまされる短編集。

  • 筒井康隆の小説のような雰囲気。『てんぷら社員』が良かった(^^)

  • かなり奇想天外な短編集です。

    シュールに世の中の風潮を風刺しています。

    ふっと笑ってしまいながらも、どこか納得してしまう設定が好きです。

  • せつない

  • 結構面白かったです。ほろ苦いリアリティがあるかと。
    あー……ひょっとしたらこういうこともあるかもなぁ、なんて思っちゃう作品。
    短編集に含まれている5編全て、激務のサラリーマンが主役です。ふふっと笑うにはいい本かと。
    多少、時代に合わない感はありますが。

  • 原宏一さんの発想がおもしろい。現代の社会問題をもとにつくられた5つの短編小説。

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。鋭い風刺とユーモアで描く独特の作風で話題に。07年、ある書店員の熱心な応援で、2001年に文庫化した『床下仙人』がブレイク。09年、グルメのホームレスが人助けをする人情小説『ヤッさん』が、15年には『握る男』がベストセラーになるなど、時代を超えてヒットを連発する人気作家。

「2019年 『星をつける女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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