Vヴィレッジの殺人: 吸血鬼ミステリ- (祥伝社文庫 し 10-4)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396328924

感想・レビュー・書評

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  • 失恋に打ちひしがれた若い男の子が、自殺を志望してVヴィレッジに入り込んだ。慌てた親が探してくれと探偵に依頼する。
    Vヴィレッジは超近代的な設備を備えた自治区で、住人以外は入れないことになっている。なぜ外界と遮断しているのか・・・吸血鬼の住むところだから。吸血されれば人間は死ぬ。
    探偵は正規の手続きをして中に入った。折しも、墓場で殺人事件発生。でも墓場の入り口にはコウモリたちが番をしていて、普通の人間は入れないはず・・・
    第一発見者、墓守、警察、そして外界の警察に話を聞いた探偵が真実を突き止める。
    登場人物が吸血鬼だというだけで、普通の探偵小説だった。ホラー物でなくて、ほっとした。
    電子書籍版

  • ライトなミステリかと思いきや、想像以上にぶっ飛んだ作品でした。
    監視されているマンションにて突如消え失せた人物と突如現れた死体。更に眼を離している隙に死体が入れ替わるという、正に不可能犯罪で魅力的でした。
    しかし、設定がフルに活かされていない印象でした。もっとトリックだけではなく、話の中に吸血鬼の特性を盛り込んで複雑な展開にして欲しかったです。

  • 生きるということは時間の長さではない。それでは何が生きるということに価値を与えているのだろうか。

    人は決して自分ではない別の人間の人生など歩くことはできない。どれほど短くても長くても、ね。

  • 吸血鬼もの。

  • 山梨県に吸血鬼の住む村(Vヴィレッジ)がある日本が舞台の物語。その村の出身で探偵をしているメグは、ある青年の捜索を依頼される。その青年はメグの故郷であるVヴィレッジに向かったという。三年ぶりに村に戻ったメグは、そこで吸血鬼殺人事件に遭遇するのだった。。。

    吸血鬼のお話なので、ちょっと怖いのかなと思っていたら全然怖くありませんでした。むしろ吸血鬼が穏やかで可愛く感じます。彼らの寿命は八百年で、急いだり、焦ったりする必要がありません。吸血鬼ならではのミステリーでした。

  • 再読。
    Vヴィレッジの1作目。

    吸血鬼+ミステリー。うますぎる。

  • 2010/12/05 長編にしては軽め。次作を先に読んでいたので。

  • そっか、こういうのもあったんだなあ、てな感じ。「吸血鬼」の特性なんかがばっちり生かされてる。ホラーかと思って読み始めたんだけど、ばりばりミステリ。
    それにしても、吸血鬼の村の特産品が「トマトジュース」ってのは笑える。

  • うーん。

  • 09.11.02 読了。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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