おじまゆうやさんの感想
2012年3月19日
なかなか見えない真実にとまどいながらも、 同じ壁にぶつかって突破口が出来るパターンのお話。 怪しいビデオテープを偶然発見してしまう配達員。 その情報をもとに操作する十津川と亀井は、十年前の四国で起こった焼殺事件にたどり着く。 そして繰り返される殺人は、ある尾行によって解き明かされることに! 手の中をすり抜ける犯人とそれを追う十津川ら捜査一課のメンバーの奮闘が面白い。
kaizenさんの感想
2012年1月12日
十年前に起きた事件に関連すると思われる殺人事件。 捜査していくと、さらに複雑な構造が出て来る。 たまたま、奇妙なビデオを入手した人からの情報で捜査が進む。 殺人の予行演習のようなビデオ。 運も実力のうちというのは十津川警部に合う言葉かもしれない。 最初は不思議な物語だと思ったが、犯罪は1種類ではないので,いろいろなのかもしれない。
一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。 「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」