まほろ市の殺人 冬: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 20-1)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396330491

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーは短くすぐに読み終えた。
    ホラーな雰囲気のミステリー。
    ラストは無理矢理感あったけれど面白かった。

  • 短くてサクッと読める。
    結構ありきたりな感じではあるが、犯人の心情を描いていて犯人の気持ちになって読めるため、緊迫感を持って読んだ。
    ミステリーとしては、結末にはあまり納得がいかなかった。

  • プロローグの蜃気楼の話がとても幻想的で魅力を感じました。
    蜃気楼に手を振って5歳という若さで死んでしまったかわいそうな3つ子の長男浩和。残された兄弟の25年後の話…。
    満彦は、三千万円という大金を目の前にし次男史彰を殺してしまう。完全犯罪を確信したが、殺したはずの史彰の姿が見えるようになり…。
    3千万はどうなるのか?史彰の死体は見つかるのか?史彰の姿をした男の正体は!?

  • 久しぶりに有栖川さんの倒叙を読んだ気がします。大ファンなのでとても読みやすく感じましたが、犯人が追い詰められる方法は反則ではないでしょうがあまり好きなタイプではないです。ホラーっぽい部分もあるので蜃気楼の扱いもラストになにかガツンと来るものを期待してしまっていました。好みの作家さんゆえ期待値が大きすぎて辛口になってしまいましたがやっぱり有栖川さんの文章もこの独特な幻想的な雰囲気も大好きです。シリーズ通してでは夏が一番好みですが、秋の変化球も捨てがたいです。

  • 四人の作家による共作の「幻想都市 まほろ市の殺人」の「有栖川有栖」さん編。
    うーんどうだろう。春、夏、秋と読んできましたが・・・。どれも中編だけにちょっとやりすぎ的な面もあると思う。
    この有栖川さんの作品もそうだ。この短い作品で最後をどう締めるのか?と思いで読み終えた。バイク事故で亡くなった強盗犯の金を盗んだ兄弟、しかも仲間割れをして兄を殺してしまう。死体を森に埋め完璧に思えた犯罪、だが、徐々に崩れていく。途中まではすごく面白かったが・・・。
    後半、なんかホラーぽっくなり、死んだ者が蘇った幽霊話になり・・・・。最後には四つ子??
    ちょっと作りすぎな気がする。しかも一卵性双生児が二組み??
    まあ、4作品を比較するにそれぞれ面白さはあったが、一番はやはり「夏」だったかな。好みは別れますが、一番筋が通っていると思います。

  • 2015年9月9日読了。
    2015年129冊目。

  • 薄い本の割りに、内容は濃く読みでがあった。4つ子は若干突飛だったけど面白かった。

  • 全てに説明をつけるために合理的にした結果非合理的になっている皮肉な作品。まほろ市シリーズはこれで全部読んだけど正直シリーズにした意味がいまいちわかりませんでした。ただ同じ名前の市が舞台なだけで4つの事件に関わりがなかったのは残念です。

  • 「真幌はどうかしている」冬になると、真幌の海に蜃気楼が現われる。満彦は五歳の頃、美しかった母に連れられて初めて兄弟たちとそれを見た。蜃気楼に手を振ったら幻の町に連れて行かれる。だから手を振ってはいけない、と母に言われた。直後、こっそり手を振った長兄が事故死し、二十五年後の今、三千万円という金が残された兄弟の運命を翻弄する!

  • さすがアリスさんですね。
    グイグイ読めました。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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