殺意は幽霊館から: 天才・龍之介がゆく! (祥伝社文庫 つ 4-1)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396330538

感想・レビュー・書評

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  • 天地龍之介シリーズの中編。薄いのですぐ読み切れた。最初のトリックは昔ならわりと新鮮に感じられたのかもだけど今だとありふれたものだよなぁという感じ。でも犯行を誤魔化すために行われた仕掛けはパッと見では気付けなかったのでそこらへんの組み合わせが上手いなぁと思えた。

  • 普段はノベルなのにこれは文庫書下ろし。
    たしか一時期祥伝社がワンコイン文庫(500円以下)とか言ってた時のラインナップのひとつではなかったかな。
    どれも作家はまぁまぁだったけど、ページ数が少なくてどうしてもちょーっと小粒だった記憶。
    で、けっこうすぐに無くなったはず。
    今なら電子で100円文庫とかの方がいけるかもね。

    カバーデザイン / 中原 達治
    カバーイラスト / 緒方 剛志

  • 「長すぎない短すぎない中編小説の愉しみ」っていうことで祥伝社文庫から出版された書下ろしです。
    この『天才・龍之介がゆく!』シリーズは連作集を1冊読んだだけでした。
    その連作集は龍之介の生い立ちなどが書かれていまして、少しずつ彼のキャラにハマりこませ、そして長編をど~んと読ませる!という著者か出版会社の意図が見えているような・・・。
    実際σ(^_^; ハマったくちっす。ガハハ
    龍之介君がこれまたいいキャラしてるんですよん。
    本書では幽霊が恐い~みたいなところもあるし、めんこいの。
    それに中々のトリックですね~。
    すいまそん、私はコテコテ文系なので、あまりよくわかっていないような気もするトリックなのですが・・・・。
    でもやっぱ私は短編・中編よりも長編がいいなぁ~。
    もっと心理描写も深い方が好みにあっています。
    期待します、これからの龍之介シリーズに。

  • 天地龍之介シリーズの3作目。サクッと軽く読めるシリーズだが、ちょっと軽すぎかな。長編を読んでみたいと思っていたところだが、これは中篇。つまらなくはないのだが、面白くもない。主人公たちの話がいまひとつであるからかもしれない。トリックは相変わらずの物理トリックで、「あぁそうなんだ」という感じ。次はどうするかな、もう1冊だけ読んでみるかな、どうしよう。

  • 初めて柄刀さんの本を読んだのですが、うーん…。

    主人公、龍之介は気が弱く、少し世間ずれした天才、普段はおっとりしていて頼りなくても、ひとたび事件が起きたなら謎をすらすらと解いてゆく。

    文章自体はけして堅苦しくなく、読みやすいつくりなのですが、赤川次郎さんの軽快な小説とも少し違う。
    私はあんまりこの龍之介に夢中になれず、でした。

    普段は弱気な主人公が事件の際には冴え渡る推理を!と活躍するお話、というのはとても魅力的だと思うのですが、もひとつカッコ良い龍之介を見てみたいものです。

    もう一冊続編があるようなので(文庫版、ノベルスはもうちょっと出ている模様)、読んでみようかどうしようか。

  • 不可解な謎と納得の行く解決。
    軽くミステリィしたいときにこのシリーズは良い。

  • 天才・龍之介がゆくシリーズの初長編。


    天才の頭の冴えは素晴らしいが、作中のほとんどを気絶って(苦笑)

    その頼りなさがらしいとはいえ、短編の方が合ってる気がして、評価低めです。

  • ちょっと長めの短編、といった分量なので、軽くさくっと読める。トリックは……これもやっぱり物理? だけどいちいち考えなくっても面白い。実現可能かどうかは別として(笑)。あと、「密かに某所に隠されていた事件の真相」にも笑えた。

  • /?day=20061004

  • 遺産を相続した、世間知らずの天才。
    誘いでやってきた温泉地。
    そこで起こった殺人に巻き込まれ…。

    とりあえず、怪しげな所にいくな、という突っ込みから始めたいかと。
    そこを突っ込んでは、話が終了してしまう、というのはおいておいてw

    今回もやはり理科の実験のようでしたが
    これはいつもと違ってまだ分かりやすいといいますか
    想像しやすい?w
    今までの分とは違い、短編で終わらず~な事件ではありますが
    それほど長くもなく、読みやすかったです。

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著者プロフィール

1959年、北海道生まれ。1994年に「密室の矢」が読者投稿アンソロジー『本格推理3』(光文社文庫、鮎川哲也・編)に採用され、以降も「逆密室の夕べ」と「ケンタウロスの殺人」の投稿作品が採用された。98年、長編「3000年の密室」で作家デビュー。代表作は「時を巡る肖像」「密室キングダム」。日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブの各会員。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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