邪香草: 恋愛ホラ-・アンソロジ- (祥伝社文庫 ん 1-30)

著者 :
  • 祥伝社
3.10
  • (0)
  • (2)
  • (19)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396330996

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 至高の愛をテーマにしたホラーアンソロジー
    心霊ホラーが多いけれどサイコホラーな復讐譚山藍紫姫子「タリオ」がめちゃくちゃ怖くて良かった
    血の繋がりのない母子の物悲しい雰囲気がよい青木和「銀の鋏」も好みだった

  • 女性作家たちによる恋愛ホラーアンソロジー

    恋をするあまり、邪に堕ちてゆく女たちの怖さ。
    こわれてゆく人。
    誰もがおちいりそうな穴が見えて怖い

  • 恋する女の、たった一つの願い。恋愛は結局、ある意味で“強い”ものが勝つのだ…。
    「愛とは邪なもの」九人の女性作家による恋愛ホラーアンソロジー作品。

    この『女性作家恋愛ホラーアンソロジー』シリーズを読むのは三作目になります。
    作家の新規開拓や、短いながらも心に残る作品を読めるのがアンソロジーの良い所。
    三作読んでおいてなんですが、このシリーズは案外インパクトに欠けるんですよね〜
    空き時間にさくっとサラサラ読める感じ。面白くないわけじゃないんだけどね…。

  • (収録作品)コワス(近藤史恵)/銀の鋏(青木和)/タリオ(山藍紫姫子)/真珠の価値(是方那穂子)/あおいちゃん(森青花)/願い(柴田よしき)/ゆりあ(高瀬美恵)/虞美人草(横森理香)/ぬるい水(竹河聖)

  • 女性作家による恋愛ホラー・アンソロジー。「鬼瑠璃草」に続く第3弾。
    ミスコンでいつも最終選考どまりの由梨恵は、自分の真の価値がわからない周囲に辟易していた「真珠の価値」、電車内で偶然盗聴した「声だけ」の女子高生に恋をした男の末路「ゆりあ」、孤独な女子高生、彼女が好意を抱く同級生、そして助けたカラス「あおいちゃん」他9編。

    このシリーズ、内容はそう悪くないのだが、文庫本ならではの解説がないのが少し不満。読まない方にとっては何の問題もないけれど。

  •  恋愛ホラーと銘打ってる通りの、内容<をい
     恋愛ってくくってしまうと、どーしてもこういう展開になるよねっていうのは、いなめないが、非常に面白かった。最近読んだアンソロジーでは、ベスト5に入ると思う。
     それにしても、「女の堕落を止めるのは知性」と昔、村上龍が言ったとかなんとか聞くが、さもありなんと読んでて思った。つか、恋愛って結局は知性とか理性とかそういうものを捨ててしまう、ジャンピングボードたるものなのか。
     山藍紫姫子の短編、作者紹介に「…やおい系同人誌の世界に入る。以降、同人誌の活動も続けている」とあったが、まさにそーいう感じの作品を出してて、ある意味すごいなぁと思った。
     でも、こーいうのはちょっと反則だよね。うん、百合とか蘭とか香りの強い花の横に、桜とかをもってくるよーなもんだ。

  • 女性作家による恋愛ホラーアンソロジー。横森 理香と是方 那穂子が怖かったかな。

  • 柴田よしき目当てで買った、女性作家による恋愛ホラーアンソロジー。
    どれも分かりやすく、読みやすい作品でした。
    「世にも奇妙な物語」とかで放送してそう。
    山藍紫姫子さんの「タリオ」は「背徳の聖者たちシリーズ」の番外編でした。
    完全な第三者視点の桜庭さんと鷹司は新鮮だ。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴田よしきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×