- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396331658
感想・レビュー・書評
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2007.7読了
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ほんわかするんです。違った顔がみれます。
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柴田よしきさんの作品では
恋愛ミステリーがとても好き。
暖かい世界
小料理屋を営む女将さんにはすこし陰があります。
最後にはじんわり心があたたまって
おもわず笑顔でため息してしまう作品 -
東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。女将の作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意…。数々の人間模様をからめながら、自らも他人にいえない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋愛&ヒューマン・ミステリーの傑作。
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以前ドラマをちらっと観て、気になっていたので原作の名前を控えておいたのです。
それを図書館で思い出して読みました。
すごくすごく好きなお話。主人公の女将さんのイメージが、ドラマで主演した相田翔子さんととてもよく合っていました。柔らかくて、でもちゃんと筋がとおっていて。
それぞれが女将を通じて繋がっている七篇の短編からなる小説ですが、全部好きな話でした。
そしてとても、おばんざいが食べたくなってしまう(笑)。再読確実の名著でした。 -
ふたたびの虹(柴田 よしき、祥伝社文庫、2004年)というちょっと前の本で、日本に帰国した際にAmazonからお取り寄せしておいた本なんですが、先週ランカウイに旅行に行った時にビーチでまったりと読みました。
続きはこっちで...
http://blog.aiyoh.info/?eid=189653 -
人間ドラマに少しミステリのスパイスがかかってる感じ。気持ちよく読める。
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再読。昨年NHKにて「七色のおばんざい」というタイトルでドラマ化された。
はじめて柴田作品を読まれる方がいた場合、この作品を薦めることにしている。
なぜなら、柴田作品をコンプリートしたわけではないが、柴田さんの数多い作品群の中でもっとも“しっとり”読める作品だと思うからである。
<br>詳しい感想は<A HREF="http://torakichi.jugem.cc/?eid=392">こちら</A>
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面白かった。というか美味しそうだった。京都の季節のおばんざいを扱う料理屋の女将さんとその常連客の間で起こる謎や事件。短編連作という感じで、1話ごとに小さな事件と、全編を通した女将の過去が背景にあって、長編としても楽しめる。料理もおいしそうだし、小物や雑貨の骨董品も見ていてわくわくする。そして女将さんと清水さんの関係がどうなるのか、という恋愛要素もあり。
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日常的な謎、というジャンルのミステリになるのだろうか。連作短編で、ちょこっとした「謎」を解いてゆくという形式は好き。登場人物の間が進んでゆくというか、主人公自体の「謎」が少しづつわかってゆくのも良い。とても優しくて、しっとりとしていてそれでいて一本通ったものがある、といった感じがする。
舞台が「おばんざい」やさんだったり、骨董(正確にはアンティークではなくてプロカントなのだそうだが)か絡んだりしているのだからだろうか、とてもゆったりとした読後感がした。何度か繰り返して読みたいような…これは「買い」ですかね?文庫、あるかな?(2002.6.28)
…というわけで今では文庫、でています。実際のところまだ購入していませんが(^^ゞ