龍の黙示録

  • 祥伝社
3.37
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本棚登録 : 141
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396331795

感想・レビュー・書評

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  • この作者の小説は初めて読みましたが、久しぶりに小説家の言葉の紡ぎ方に心揺さぶられたなと感じました(最近だと京極夏彦さん以来かな)。その言葉の紡ぎは物語に独特な雰囲気を醸し出していて、唯一無二感があり、終始ストーリーに没頭することができました。また、物語は私好みの要素(吸血鬼,聖書,洋館)が多く、どハマりしました。
    続編があるのが嬉しいです。次作も期待。

  • 龍の黙示録シリーズ 第1弾。

    建築探偵:桜井京介の事件簿シリーズ以来の作品。
    最初は龍(ドラゴン系)の話かと想像していたんだけど
    読み始めたら、吸血鬼ものか?と思ったけど、そうでもない。
    ヴァンパイアもので気になるのが、最初の血なんだけど、
    本作の最初の血は予想外に大物で、おかげで2千年も生きて
    更には怪しい輩にズーっと狙われている。まぁ~そうだろう。
    結構宗教色強いけれど、アタシ的には新しいかも。
    透子の男言葉がちょっとウザイけど、まぁ~背景を考えるに
    しょうがないよなぁ~と・・・
    全9巻らしいから、全部読んでみようかなぁ~。

  • 全然おもんなかった。大半飛ばし読みしたん初めてや。
    どんだけおもんなかっても一応ちゃんと最後まで読むんやけど、これはアカンかった。

  • 龍緋比古(あきひこ)シリーズの1作目です。
    柚ノ木透子という女性の視点で進みますが、
    要は吸血鬼として2000年生きている龍の話です。
    でもこの人(?)吸血鬼とは言いながら、血を飲みません。
    飢える事がなく人を襲わないし、日中だって外出できます。
    何処が吸血鬼?と普通はなりますが、
    ここからが他の吸血鬼物とは違います。
    もともとは体を持たない生き血を求める魑魅魍魎のたぐいでしたが、
    2000年前神の子イエス・キリストの黄金の血を与えられて、
    飢え知らずの生身の体と永遠の命を手に入れたという設定になってます。
    以来黄金の血を得ようとするあらゆるものから狙われますが、
    ものすごく強くてほぼ無敵です。
    そんなパーフェクトな存在に唯一影を落とすのが、
    神の子イエスにもう一度会いたいという想いです。
    イエスは神の子としての使命を全うして天に帰ってしまいましたが、
    残された龍は追いかけることも叶わず、
    恩人とも生みの親とも言えるイエスを、
    一種片思いのような切なさで恋しがっています。
    そこが結果として吸血鬼物のイメージ通り、
    退廃的、耽美的、そして厭世的な雰囲気を出しています。
    吸血鬼のルーツとしては斬新なアイデアだと感じました。

  • 5/12読了

  • このシリーズおもしろい。主人公男性 黒ずくめ ヴァンパイア 美形・・ヒロくんみたい。

    物語の中に引き込まれました特にこの本と次の本が、よい。

  • 耽美じゃない……だってあいつ美男子じゃないし。

  • 2009.11.20.読了。巻末恩田陸との対談の中に高橋先生の名が出てきている。

  • う〜ん、イマイチ。。。。

  • 龍かっこいい。
    透子もかっこいい。
    このシリーズを揃えたいと思ったのはもう随分前からなのですが、本屋になくてなかなか・・・
    まだ3冊しか集まってません。
    でもそのじわじわ感が楽しい。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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