力道山の真実 (祥伝社文庫 お 4-9)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396331962

感想・レビュー・書評

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  • プロレス本で「××××の真実」という
    タイトルのモノはおそらくその殆どを読んだハズ。で、
    読み逃しがあるんじゃないか?と探していたら、覚えの
    無いタイトルを発見。相当古い文庫本で、当然古本扱い。
    主役はなんと・・・力道山。

    大下英治というノンフィクション系の作家が1991年に
    リリースした「永遠の力道山」を改題したモノ。こちら
    の題名には若干の覚えがあるのだが、当時はスルーした
    んだろうなぁ、きっと。まぁ、いちばん金無かった頃だ
    し(^^;)。

    日本にプロレスをもたらした力道山に関しては、まぁい
    ろいろな文献を読んできたから、内容的にはやや薄い感
    否めず。ただ、30年以上前にココに書いてあることと同
    じ知識を持っていたか?と問われると、さすがに自信が
    無い。タイムリーに読んでいれば、かなり印象が違って
    いたことは間違い無い。

    この本に書いてある内容は、もちろん虚実が入り乱れて
    いる(と思う)。ただ、力道山と当時の任侠組織との関
    係や、興行関係者との駆け引きなどについてかなり突っ
    込んだ記述が成されており、その辺りのリアリティは満
    点。力道山が赤坂のナイトクラブで刺され、そこから死
    に至るまでの状況は詳細に描写されており、思わず唸っ
    てしまった。

    もっとも、力道山という『プロレスラー』に関しては、
    以前からやや評価し辛かった僕(^^;)。ソレは、この本
    を読んでもあまり変わらなかった。アントニオ猪木を見
    いだしてくれたことには感謝しているのだけど・・・。
    う〜ん・・・。

  •  
    ── 大下 英治《力道山の真実 20041201 祥伝社文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4396331967
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19631208
     力道山刺殺事件
     
    (20180101)
     

  • いろいろなことがわかった。ラテンクォーターでのこと。

  • 今まで読んだ「力道山」伝記本の中で最高傑作に値する内容。
    力士からプロレスラー、そして実業家へ転身していく過程が良く
    (分かり易く)描かれており読み応え充分。

    お勧めの一冊なり~♫

  • 弟子ジャイアント馬場にして「人間として良いところが全くない」と言わしめた希代の英雄の生き様…力道山の峻烈で苛烈な魂と孤独。読み応え充分

  • 2010.07.10 (56) 木村や大山とのエピソードなど知っている話が多く、前に読んだっけ?という感じだったが面白かった。混乱期のヒーロー、大山もそうだが凄いエネルギー。

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著者プロフィール

1944 年6月7日、広島県に生まれる。1968 年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970 年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983 年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」(講談社)、「トップ屋魂 首輪のない猟犬」(イースト・プレス)など400 冊以上にのぼる。
近著に、「田中角栄秘録」「官房長官秘録」「小泉純一郎・進次郎秘録」「清和会秘録」(イースト・プレス)、「映画女優 吉永小百合」(朝日新聞出版)など。

「2016年 『田中角栄の酒 「喜びの酒」「悲しみの酒」「怒りの酒」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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