Friends―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)

  • 祥伝社
3.14
  • (14)
  • (36)
  • (196)
  • (19)
  • (4)
本棚登録 : 549
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332433

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 友情とその狭間の恋を描いたアンソロジー。島村洋子/KISS、迷い蝶/下村香苗、鳥籠の戸は開いています/安達千夏が印象に残りました。

    ・島村洋子/KISS
    昔の同級生がアイドルになっていた。友人の付き添いでサイン会に行った主人公の男子大学生は、アイドルになった彼女を目の当たりにして「自分のことなんて忘れてる」と思ったが、後日彼女はインタビューで「少女時代に好きだった人がサイン会に来てくれた」と嬉しそうに話すのを見る。
    青春の日の微妙な心や思い出を、心の中に持ち続けていた二人が印象的。

    ・迷い蝶/下村香苗
    昆虫に詳しい30台の男性・悠とひょんなことから同居することになった主人公の寿々。悠と寿々は絵や蝶の話を通じて心を通わせるが、ある時寿々は悠が大企業の社長であることを知る。
    素性を隠されていたことに傷つく寿々。そして悠は寿々と暮らす家に戻ってこなくなる。
    捨てられたと思った寿々だが、大企業の社長だった悠が急死していたことを知る。

    ・鳥籠の戸は開いています/安達千夏
    大病院の看護師長の立場を捨てて、小さな訪問介護クリニックの病院に転職した主人公の看護師・英子。
    仕事を優先したい英子は、仕事をやめて結婚して家業を手伝ってもらいたい彼氏と決定的にすれ違う。
    英子は、疲れたとき安全に羽を休める鳥籠が欲しいと思う一方で、それは自分に都合が良いだけの身勝手な考えかもしれないと思う。
    そんな英子を明るい気持ちにさせるのは、自分を訪問クリニックの病院に誘ってくれた山崎の素直な生き様だった。

    「恋する、ふたり/前川麻子」は主人公の女子中学生の目から見る、自分の母と若い男性の恋。母の恋より男性と主人公の絆の描かれ方に惹かれた。
    「Chocolate/横森理香」は何となくバブルの頃の女子大生の暮らしを垣間見ているような感じ。
    「彼女の躓き/唯川恵」は、女の恋と友情が絡むとこうなるというお手本のようなブラックオチ。

  • ともだち、トモダチ、友情、友人・・・

    「Friends」をテーマに色々な作者の短編恋愛小説を集めた作品。そこには、青春の清々しいFriendsはなく、いろいろな意味でのFriendsの作品が散りばめられている。

    個人的には、やっぱり唯川 恵の『彼女の躓き』が好きだ。不器用な女同士の戦いと見栄が短編ながらも生きている。

    そして、江國香織の『ザーサイの思い出』は旅というものを感じさせる作品で旅好きなボクの心を刺激させるオープニング作品。

    他にも幼馴染との友情から愛情に変わる作品を描いた、谷村志穂の『青い空のダイブ』、アイドルとなった同級生との心のつながりを描いた『KISS』など、これから読んでみたい作者との出会いもある本だ。

    この本から、次に読みたくなる作家が見つかる。そんな恋愛小説のガイドブックのような本。

    この本でいろいろな「FRIENDS」を味わおう。

  • 友達をテーマにした女性作家のアンソロジー
    友達と言いつつ、恋心も含まれているのが結構多い
    やはり男女間になると、そういった要素は入ってくるよなぁ

    まぁ、江國香織の短編が入っているから読んでみたわけだけれども、実は前に読んだことあったわ
    途中で気づいたけど、内容をほとんど忘れていたので最後まで新鮮味を持って読めた

    江國さん目当てで読んだけど、一番よかったのが唯川恵さんのかね

    女友達って怖ぇー!って改めて思うよね
    しかもオチが二段階用意されてある構造がなんとも恐ろしい

  • 同時に読んだI LOVE YOUにも書いたが、読み比べると著者が女性だと話が少しリアルに寄っていたように思う。
    オススメ作品は”KISS”と”彼女の躓き”。
    前者は救いがあるような終わり方で、後者は実際に”こわっ!”って呟きながら読んだ。

  • 大人のための贅沢なアンソロジーである。恋愛小説の達人たちの贅を尽くした作品たちは、バレンタインのチョコ売り場のような多彩で華やかだ。『ザーサイの思い出』『鳥籠の戸は開いてます』『Chocolate』が特に良かった。

  • 「Friends」
    「I LOVE YOU」
    「LOVE or LIKE」
    の3冊を買いました。

    表紙やタイトルは正直あまり好みのではありません。
    ただ、アンソロジー×読みたい作家さんの組み合わせで手に取りました。

    読後感に内容は覚えていないくらい、今の自分にはささらないものでしたが、読んでるその瞬間には不思議なほどのめり込んでいる自分がいました。

  • 恋愛アンソロジーとありますが《Friends》とあるように恋愛メインではありません。でも美しい友情だけの話の集まりでもありません。
    「男女関係には友情なんて存在しない」と「同性同士だからこその関係がある」などと巷では言われてますが、これを読んでやはり関係を結ぶのは友情であれ恋愛であれ、性別ではなくその人の個別性なんだなと感じさせる本でした。

  • また買っちゃいました 福袋形式本

    とてもよかったです。

    「迷い蝶」は なんだかすごく切なかったです。
    でもあんな2人の関係はいいなぁと思う。

    「恋する、ふたり」も。私は可南子さんのような女になりたい(笑)

    あと「恋愛小説を私に」は 恋する気持ち、恋した時にはいつもと同じ毎日が輝くような時間になること、そういう気持ちがすごくよくわかる。
    結婚しても恋はしてないとダメだと思う。

    誰かを好きになる気持ちって「よし、頑張ろう」ってすごく自分の支えになるし、その人の周りにとってもイイ事だと思う。

    ぁーゆー気持ちって どうしてずっとずーっと持ち続けていられないんだろうね。
    そういうのは ひどく哀しいと思うけど・・・

    それでも懲りずに恋をする。

    素敵な恋を沢山して 綺麗になりましょう
    (ちなみにタイトル通り。恋愛話とは微妙に違います)

  • 色々な作家の恋愛アンソロジー。

  • 江國香織さんの作品のみ読了。

全78件中 1 - 10件を表示

安達千夏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
石田 衣良
江國 香織
有効な右矢印 無効な右矢印

Friends―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×