FINE DAYS (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332976

感想・レビュー・書評

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  • 「FINE DAYS」
    美貌の転校生にはおっかない噂があった。その美貌に魅せられてつきまとったり、彼女に嫌な思いをさせた者にはたたりがあると・・・
    その噂は校内最強女子の安井までも巻き込む騒動になって・・・

    「イエスタデイズ」
    死の床にある父からの頼まれごと・・・それは35年前に別れた元恋人とその子供を捜してほしい、というものだった。訪れた住所にあったおんぼろアパート。そのドアの向こうにはどこか見覚えのある男性と奇麗な女性がいて・・・・

    「眠りのための暖かな場所」
    異様なまでに来客を拒む結城と、異様なまでに星を怖がる私。果敢な挑戦者 明美。明美の事故をきっかけに、大学に来なくなった結城を気にかける私だったが・・・罪の意識と恐怖。。。

    「シェード」
    古道具屋で見つけたランプシェード。そのシェードには愛する女性を闇から守ろうとした男性の物語が込められていた・・・。
    ちょっと「賢者の贈り物」と「赤い蝋燭と人魚」を連想した。

    確かに恋愛短編集、ではあるが甘いよりは苦み寄り。
    特に「FINE DAYS」冒頭の軽さからはこんな展開になるなんて思いもよらず・・・

  • 大切なものに気づかされる。そっと背中を押してくれる。

  • 表題作『FINE DAYS』を含む、四作品収録の短編集。ちょっと不思議で切ない恋愛小説です。

    ホラー要素の加わっている話では、ゾクッとするような感覚も味わえて面白い。

    全体的にどれも読後感は悪くないし、短編集ではなく長編で読みたいとすら思わせてくれます。

    ただ、純粋に恋愛小説として読むと多少残念な感じがしてしまうかも。

    事前にSF要素やホラー要素があると知って読めば、その独特な世界観を十分に楽しめると思います♪

    何より素晴らしいのは登場人物の科白。素敵な科白ばかりで、印象に残りやすいと思います。

    胸にグサッと突き刺さるような、それでいて優しい温もりを感じるような…不思議だなぁ。

    小説が苦手な人にも、是非オススメしたい作品です☆

  • 恋愛小説の短編集。感想は・・・特にないかなぁ。やっぱり短編集って苦手なんだろうな、私。

  • まったく本を読まない男子だった弟が、
    「大学までの通学が暇だ」
    という理由から本を読み出した。

    弟の部屋の本棚から見つけましたシリーズ
    第1弾がこれ。

    4つの作品からなる短編集。

    読みながら、
    まぁまぁおもしろいかなって評価だったのですが。


    最後の作品『シェード』が
    かなりよかった。

    自分の今の恋愛状況で、
    見つめなおすことがあったというか。

    示唆されることがあった。


    本から何かを得られる体験は、
    すばらしいことだなぁ。

  • 人間らしさというか、心の中を理解しているなぁと感心させられました。
    本多孝好さんはすごい。

  • だから、もっと確かなものが欲しくなる。将来の可能性でも、頭の中にでもなく、今、ここに。

  • 表題作を含む全4編の短編物です。心温まる物語、と聞いていたのですが、1話目は引きまくりでした。心温まるどころか寒いんだけど、という感じ。次の2作はどこかSFチックで楽しめました。最後の1話は老婆の話が序盤退屈で、眠りに誘われました(笑)でもこの話が読んだ後、ちょっと心が温かくなる感じがしたかな。

  • MOMENT」、続編の「WILL」がどちらも気に入ったので読みやすそうな中編集を手にとってみた。連作短編だった2作と違い、こちらはそれぞれ独立したお話であり。ミステリにファンタジーと恋愛小説の要素を加えたような作風はいずれも共通している。短い作品なので、何かを訴えるという程のものではないが、読み易い割に退屈せずに読める。ちょっとした気分転換に構えずに読むには良い。

  • 文体がとても透き通った作品、それが本作品の印象。不思議な物語のなかに、ほっとする結末が続き、読後に爽快感が広がった。

    どれも重いテーマを取り上げているけれど、読後になんとなく前向きな気持ちになれるのは、それぞれの物語の結末がやっぱり新しい生活の希望だったり、これで間違っていなかったんだ、というトーンで締めくくられているからなんだと思う。それぞれのストーリーに光る微かな輝きにほっとするはず。

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プロフィール

本多 孝好(ほんだ たかよし)
1971年、東京都生まれ。弁護士になるため慶應義塾大学法学部に入学したが、大学4年生の時、同じ学部の金城一紀に小説執筆を依頼されたことがきっかけで、作家を選択肢に入れる。弁護士になるか迷っているさなかの1994年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家となることを決心。
以降、1999年『MISSING』で単行本デビュー。
2008年短編集『FINE DAYS』に収録された『イエスタデイズ』が映画化されたのを皮切りに、『真夜中の五分前』、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Home』など映画化された作品多数。その他代表作として、『MOMENT』など。

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