扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)

  • 祥伝社 (2008年2月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784396334062

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

心理戦と倫理観が巧みに絡み合う倒叙ミステリーは、読者を引き込む緻密な展開が魅力です。探偵役が論理的に追い詰める様子や、計算された犯罪が明らかになる過程は非常に面白く、緊張感を持続させます。特に、動機が...

感想・レビュー・書評

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  • 扉を如何にして開けさせないか、その理由に得心した。素晴らしい作品。論理的に追い詰める探偵役に緻密に計算された犯罪が綻ばされていく展開は明快で面白い。心理戦や色恋における駆け引きも◎。

    • タカツカさん
      いつもいいねありがとうございます。
      わたしもほんタメの影響で、『扉はとざされたまま』購入済みでそろそろ読もうかなと。
      あの回をみたら読みたく...
      いつもいいねありがとうございます。
      わたしもほんタメの影響で、『扉はとざされたまま』購入済みでそろそろ読もうかなと。
      あの回をみたら読みたくなりますよね。
      2025/05/07
    • ヤスさん
      >タカツカさん

      コメントありがとうございます。
      天才VS天才の回ですよね?
      この回で紹介されたやつは全部面白かったです!
      >タカツカさん

      コメントありがとうございます。
      天才VS天才の回ですよね?
      この回で紹介されたやつは全部面白かったです!
      2025/05/07
  • 動機が不明瞭なまま進む倒叙ミステリー
    なんでこの行動を起こしたか?
    扉を開けさせないよう仕向ける意図は?
    推理は理詰めでやり取りがスマート
    面白い!

    日常生活なら、応答がなかってもドアを破壊してまで開けようとしないわな?修理費かかるし
    最近ミステリー脳になってきたので、目からうろこ

    暴かれる動機で犯人を憎めなくなる
    …が人を殺めるのはよくないです


  • 倒叙ミステリーの最高傑作と何かで読んだので探し求めて購読。

    確かに面白いし、ドキドキハラハラもするのだが、どちらかというと心理戦で崩され暴かれ追い込まれといったような畳み込まれるような窮屈さが全開になるほどではなかった。
    その心理戦も倫理というテーマが主にあり、その倫理観を崩すか崩さないかの駆け引きがメインで、犯罪そのもの罪そのものはあって無いような軽さを感じてしまった。動機に至っても倫理観からくるものであり、伏見本人が頑なで厳格な様を貫く為の比較対象としての犯行だと感じる。ある意味では自慰行為に近い。

    もっと深層的なものを探してしまっていたため深みを感じられなかった。

  • 面白い!
    とにかく探偵が冴えすぎてて圧倒。

    犯人がわかってるからこその楽しみ方がある。
    完璧に見える密室もよく考えるとミスが多く
    自分が責められているかのようなハラハラ感がある。

  • いやー、倒叙ミステリーおもしろいです。
    同窓生との色恋沙汰や、豪邸でお酒を楽しむ雰囲気、それになんといっても伏見と優佳の関係生がおもしろい。優佳が優秀な名探偵役すぎて、犯人と名探偵の掛け合いにハラハラ、ワクワク。そして動機。なぜ扉を開けさせたくないのかの推理については作中でしっかり明言されていたので予測できましたが、ではなぜそれをさせたくないのか?は全く想像もつかない動機でした。この動機がまた…なんともいえない世界観を創り出してくれました。

    つい最近見た動画にアンチサイコパスの特徴というのがあり、その特徴というのが・正義のためなら手段を選ばない・自分の行動に後悔しない・常に他人のために行動する(敏感に他人の欲望に反応)と他にもありましたが、まさしくこの犯人だなぁと(全然関係ありませんが)これも一種のサイコパスなのかと興味深かったです。
    あとがきにもありましたが、自分の正義(美学)を押し付けられて殺されるなんてたまったもんじゃないです。 

  • 扉を開ける/開けないの舌戦がたまらない! 駆け引きと企みを解き明かす推理がスゴイ。倒叙ミステリーの傑作!

    同窓会で集まった仲間達の一人が、ひそかに殺人を実行する。犯人は発見を遅らせるべく、扉を閉ざされたままの状態になるよう尽力するが、鋭利な頭脳をもつ女性と静かで熱いが始まる。

    面白いっ!がっつり倒叙ものを読んだ満足感が最高。読み物としても筋が整っていて綺麗で、登場人物の色恋の関係性で盛り上げていく展開も見事。素晴らしい。

    なんといっても、少しずつ真相に迫ってくる緊張感がたまらんすね。倒叙ものの一番の見どころ。
    優佳が怖いのなんのって!頭の良い女性は大好きですが、切れ味鋭すぎて、さすがに身震いしました… 犯人役、他の登場人物も人間性の魅力たっぷりで頭脳明晰に描かれており満点です。

    殺人の動機も意識が高くていいですね。若干現実性に疑問がありますが、人の罪悪の基準は人それぞれだし、優秀な人ほど陥りそうな価値観です。扉が開かれた後のストーリーがめっちゃ気になるので、速攻続編を読むことにしました。

    倒叙もの独特の駆け引きが最高の作品、ミステリー好きには超おすすめです!

  • ほんタメで絶賛されていたミステリ『扉は閉ざされたまま』。ほぼ一気読み!
    大学時代のサークルの同窓会、約半日、高級宿で起こる、ある意味クローズドサークル。
    部屋から出てこない友人をめぐり、ただ寝てるだけ?それとも事故?などなど、お話は犯人の思惑の範疇ですすむ、倒叙ミステリ!

    天才犯人VS天才探偵の会話劇。警察も登場しません。
    なぜって、事件が起きていること自体みんな気づいていないから。なので犯人、探偵も本人達しか気づいていない!ヒリヒリする!
    理系の天才設定ではないので、読者が理解できるのが◎。

    確かに、扉を壊して部屋に入るって、実際難しいよね。常識をしっかり落とし込んでいる点と正義感が入り組んだストーリー(ボヤっとしてて、すみません、ぜひ読んで)。

    6人と登場人物の個性がしっかり出ていて読みやすい作品です。不思議な読後感、犯人より探偵役の優佳の方が怖っ!て感じちゃいました。
    個人的には城塚翡翠ちゃんみたい!容姿も美人で、ちょいちょい色気を出すとこなんかね。
    テヘペロ!



  • オーディオブックだったけれど、登場人物はそれほど多くないし部屋割り複雑じゃないし、聴くのに特に問題がなかったので良かった。
    大学の卒業以来、初めて開かれた同窓会で事件が起こるのだけれど、倒叙ミステリなので、探偵役は誰なのか、どのように明かされて行くのか、そもそもどう着地するのか、一体なぜこんなことをしたのか…など、先が気になって一気に進みたくなってしまう内容でした。
    シリーズものの一作目なのは読み終えてから知りました。倒叙3部作の1作目でもあるらしい。
    これは他のもの読まねばですね。

  • 思いもかけず、半日程度で読み終えてしまった。
    久々の倒叙ミステリー。
    じりじりする犯人目線での追い込まれて行く感じ、詰んだ時の崩れ落ちるかの様な脱力感。
    探偵との頭脳戦、存分に楽しめました。(この探偵は怖過ぎですが・・・)
    続編も有るみたいですので、また本屋さんへ行かねば、ですね。



  • 倒叙ミステリーって面白い!新たな発見でした。
    同窓会で集まった個性豊かな登場人物たちのやりとり、お酒や食事を楽しむシーンが印象的でした。
    伏見と優佳の頭脳戦が見どころで、特に、しばらく黙り込んだ優佳が発言し始めるときは、一体何を言い出すのだろうとドキドキでした。

  • 最初に犯人がわかった状態で進む密室殺人の話
    面白かった〜
    ネタバレになりそうで書けないけど、犯人の意図もなるほどそういうことか!っていう伏線回収。
    小さいことまでひとつひとつ回収されて気持ちよかった。

    こういうの読んでると密室殺人って現実に成り立つんじゃないの!?っていうくらい完璧なやり方だった!…と思った笑

  • 滅多に読まない推理小説を読んでみた。最初に犯人と犯行方法がわかって、徐々に綻びが見えてきて捕まっちゃうタイプの話。

    動機に疑問。あるかなぁ。
    ちょっと理解できなかった。

  • 頭脳戦ミステリの一冊。

    超久々の石持さん、面白かった。

    大学の同窓会で集まった男女7人。

    一人が一人を殺害し完璧な密室に仕立て上げたことから始まる。

    閉ざされた扉。
    その扉が開かれるまでの時間をとことんウォッチできた。

    密室殺人は完璧?いやいや、そうは問屋がおろさない。
    注目点は探偵と犯人の頭脳戦ラリー。 

    見つめられ、鋭い指摘への瞬時の切り返しは犯人の脇アセ、舌打ちが目に見えるよう。

    一番不可解だった動機がわかった時は散りばめられていた伏線が一直線に並んで気持ち良かった。

    しかし、この探偵はすごい。でもお友達には欲しくない。

  • 思考が見える読書体験。なかなか。
    シリーズを通して読んでみたくなった。

  • 大学の同窓会でペンションに集まった男女7人。伏見はその晩後輩の新山を彼の部屋で殺害し、扉を閉ざした。緻密な完全犯罪のはずだったが・・・。

    犯人は最初からわかっている倒叙スタイルの本格ミステリ。探偵と犯人との論理合戦が醍醐味。言葉尻やささいな会話を読み逃してると、置いてけぼりを食らってしまう。薄い本の割には読み進めるのに時間がかかった。動機はありえないが、終わり方はあざやか。

    週刊文春ミステリーベスト10 5位
    このミステリーがすごい! 2位
    本格ミステリ・ベスト10 2位
    SRの会ミステリーベスト10 1位

    《碓氷優佳シリーズ》
    1.扉は閉ざされたまま
    2.君の望む死に方
    3.彼女が追ってくる
    4.わたしたちが少女と呼ばれていた頃
    5.賛美せよ、と成功は言った
    6.君が護りたい人は

  • 面白い構成の殺人ミステリーです。
    あらすじにも記載の通り、犯人も殺害方法もトリックも最初から明らかにされていて、動機だけが不明な状況から謎解きが進んでいくという、あまりない展開で新鮮な感覚でした。

    細かな伏線が最後に一気に回収されて犯行動機が明らかになり、ミステリーの醍醐味を感じられます。

    さらに、犯人と探偵役とを何とも絶妙で因果な関係に配置しているところが秀逸で、本作の魅力を膨らませています。

    ただ、全体の流れが素晴らしい一方でちょっとだけ残念なのは、謎解きの論理構築が甘く、探偵役の推理において憶測の域を出ない箇所が散見される点です。
    この辺りを詰めるとストーリーを乱す結果となって、読み物として面白くなくなってしまうのかもしれませんが・・・

  • 動機は最後でというのは、この手の作品ではよくある。謎解き自体にはそこはそんな重要ではないという見方もできそうだけど、今回のは動機の根本が、犯人が手口やそのプロセスにこだわらなければならない理由ともなっているところに重要な意味があって、それがちゃんと伏線となり、謎解きのやり取りになっていく。練られたストーリーじゃなかろうか。

    そしてこれは倒叙モノだからよかったのかなとも思う。逆に通常のミステリーだったらどうなったかなぁと想像したときに、誰がミスリードしてるかわからない状況なわけで、そうなると探偵役の大学院生が「犯人」に対して、好意とは別の特別な疑惑を持つことへの違和感が読者に生まれてしまうんじゃないだろうか。そもそも誰が探偵役かも実は決めかねるわけだし。

    おもしろい作品だったと思う。

  • 友人が本当に大変な状況と心配するなら、あれこれ議論なんかせず、どんなことをしてでも部屋に入るかなぁ頭で考えるより行動するのが普通かな?
    それより冷静装ってよう話すなぁ~伏見
    このミステリーがすごいというか、、、理屈くさっ

  • 犯人である伏見視点で物語は進行していく倒叙型のミステリー小説。伏見が犯行を行い、その後どのような考えで物事を進めていくかを見ることが出来る。だが、最初の部分ではなぜ新見を殺したのか、密室を作ることにしたのかなどの説明がされていないため、碓氷の視点からも物語を楽しむことができるところがとても面白かった。
    密室が開かれた後、伏見がどのような道を選んだのかが気になるところである。

    追記
    最後にこの作品をアニメ化したときの声優陣を自分なりのキャスティングにしたので読むときの参考にしてください。
    碓氷優佳:沢城みゆき
    伏見亮輔:中村悠一
    大倉礼子:日高のり子
    石丸孝平:梅原裕一郎
    安東章吾:花江夏樹
    上田五月:甲斐田裕子
    新山和宏:鳥海浩輔

  • めちゃくちゃおもしろかったので、休日に一気読み。
    伏線回収系の中でも、かなり緻密な伏線が散りばめられていておもしろかった。最後にまとめて回収するのも好きだけど、途中途中で拾っていく展開も飽きなくて良いなと思った。
    優佳と伏見の攻防戦が見事だった。
    最後まで読むと、優佳がなかなかトドメを刺ささずに伏見を泳がせておいたのに少し違和感があるが、それを楽しむくらいの冷淡さを持つ人物だと思うと納得できる。
    最後に伏見の不完全な犯罪を優佳が完成させるというストーリーも感服だった。

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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