謎亭論処―匠千暁の事件簿 (祥伝社文庫 に 5-3)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 213
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334154

感想・レビュー・書評

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  • 匠千暁シリーズ#7

    重くなりがちな長編と違って短編はさらっと読めます。
    初出を見て思いましたが、「消えた上履きの問題」と「呼び出された婚約者の問題」は改題前の方が良かったような。

  • 匠千暁シリーズ。『依存』後はふたつの短編集。そのひとつ目。
    といっても『解体諸因』と同じ様に時系列は色々なので、就職後だったりもする。
    でも『依存』後のタカチを感じるのは主にもうひとつの方だったかな。
    こっちはボアン先輩のその後を色々見れた印象が強い。

  • 短編集なので、ひとつひとつの話は短いけれど、切れ味は抜群。些細な謎を突き詰めていくと、人の悪意という毒を孕んでいることが透けて見えてくるのはシリーズ特有のものだと思うが、不思議と読後感は悪くない。「督促状」「上履き」「不幸の手紙」あたりが特にお気に入り。

  • タックシリーズ、短編集。
    どうしても刊行順に読みたいわけでもないが、作中の時系が発行順ではないので、正確に辿るのはなかなか難しい。
    しかしながら、完成度の高い、安楽椅子探偵シリーズであり、ユーモアミステリであり、キャラクター小説である。
    特にユーモアセンスはよい。シリーズ作品の多くが90年代に書かれているのにも関わらず、人物たちの小洒落たテンションや会話は、全くそれを感じさせない。
    久々に、愛着を持てるシリーズものの登場。
    4

  • 酒に酔うほどに冴え渡る酩酊探偵の短編集。それぞれのお話で飲酒シーンがふんだんに登場し、登場人物たちはいい調子で酔っぱらっています。当人には探偵という意識は特になく、酒を飲んでああだこうだと論じながら事件の真相を解き明かして行くという寸法。
    あとがきによると、匠千暁らが登場する話は出版社を跨いでシリーズ化していて、本書は7冊目だということ。シリーズものでありながら、それをあまり感じさせられずに楽しめました。

  • 4

  • 小さな謎をさくさくと解決していく短編集。謎は簡単で途中で簡単に予測できるのが残念

  • タックシリーズの短編集。第7作目。ボアン先輩が社会人になってからの事件、ウサコが結婚してからの話、学生時代の話など。このシリーズは長く続いているので、何となく自分の大学生時代を思い出して懐かしくなるような面映い感じがする。そして時が経つとボアン先輩が一番自分の心境に合っているような気がするのが面白い。多分読むのは2回目。

  • 匠千暁シリーズ

  • タック&タカチシリーズ7作目。『黒の貴婦人』と同じく時系列のバラバラな短編集。

    この本でこのシリーズをもっともっと続けてほしいと強く思った。『依存』以降の短編形式は非常に面白い!このまま短編を続けた後に長編を2本くらい書いて締めてくれたら最高のシリーズとして完結すると思う。『依存』にてラスボス的存在も明かされたのであながちあり得ない展開ではないでしょう。

    本作で一番の衝撃はウサコがあの人と結婚していたことです。

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プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、’95年『解体諸因』でデビュー。近著に、『回想のぬいぐるみ警部』『悪魔を憐れむ』『探偵が腕貫を外すとき』など。

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