陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 15378
レビュー : 1000
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335212

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりもそれぞれの人柄が知れたように思う。特に響野さんはもっと情にあつい方だと思ってたんだけど意外にドライだったところがあった。
    そして成瀬さんもやっぱり「ロマンはどこだ」って言うんですね。これは響野さんのイメージだったから、彼の静けさの中にも熱い情熱みたいのはきちんとあるのだと嬉しくなりました。
    全編を通してキャラの深みは前作よりも強く出てたと思うけどやっぱり雪子さんの印象が4人の中では薄いのが残念です。
    彼女のことがもっと知りたいのに。
    あっと今回は対誘拐犯が話のメインなので「銀行強盗」という彼らのメインがあまり出てこないのが悲しい。

    彼らが銀行強盗してるのをもっと見たいです。

    相変わらず響野と久遠のコンビがかわいいなあ。

  • これぞ痛快娯楽小説、面白かった。特徴的なキャラの役割分担が良い。本編よりもさることながら、最後に追加された短編「海には逃がしたのと同じだけのよい魚がいる。」が印象的。本編の方がこの短編のためのプロローグかと思えるくらいに、すっきり爽やかな読後感が残った。

  • 響野がいい味出している。「砂漠」の西嶋とかぶるかも。
    小気味よいテンポとセリフ。伊坂さんの初期作品の中で最も気に入ってます。

  • 個性豊かな仲間が
    お互いをつぶさず、依存し過ぎず
    それぞれの特性、個性を発揮して
    ギャング活動をしていく愉快で爽快なお話し。

    かる~くリズムカルに読めました♪

  • 本書は、伊坂幸太郎氏の著作「陽気なギャングが地球を回す」の続編である。「陽気なギャングが地球を回す」を一年以上前に読了したときから続編を買おう買おうと思っていたのだが、僕の行動範囲内にこの本を置いている書店がなく、もう僕が存在している時間軸ではこの本を手に入れることができないのではないかと思い始めていた。思い始めていたら偶然にも中途半端な規模の町の中途半端な規模の店に本書があったのだ。すぐに購入した。僕はこの時間軸にいることを許された。

    内容としては、それぞれ個性的な能力を持った強盗の日常とそれに伴う事件、そして銀行強盗を行ったあとに生じた問題について書かれている。個性的な能力というのは、嘘を見破ることができたり、正確な体内時計を持っていたり、というものだ。僕は特に前作を読み返したりはしなかったのだが、恐らく前作をもう一度読み返してから今作を読んだ方がより楽しめるだろう。「○○って誰だっけ?」ということにもなりにくい。相変わらず登場人物の軽妙な掛け合いは面白かったのだが、少し会話がくどいと感じてしまった。これは個人の考え方の問題なので、「伊坂っちの神作にケチつけるとかマヂありえんし!」とか憤るのは勘弁してほしいと思う。

  • 前作がおもしろかったので、期待して読んだ。とにかく会話がテンポがよくて、くすっと笑ってしまう。
    それぞれのキャラクターが際立っていて飽きない。
    また彼らに会えるといいなあ。

  • 前作「陽気なギャングが地球を回す」の続編。
    いつもの天才強盗四人組が四つの奇妙な事件に巻き込まれる。そして、銀行襲撃の裏で「社長令嬢誘拐」が動き出す。
    ギャングの話なのに荒々しい感じは皆無で、颯爽と華麗に仕事を遂行していく描写が心地よい。
    冷静な成瀬と雪子、ユーモア溢れる響野、しっかりもので動物好きな久遠、そして表情豊かで優しい祥子。四人の特技以外にも、それぞれの性格が物語を盛り上げていく。物語の所々で結びつく「言葉」と「展開」にニヤリと微笑み、全体を温かく包むような雰囲気は伊坂氏の作品ならでは。面白かった。

  • うん、おもしろかった。
    連係プレーがすがすがしいよね。

    しかし、出てくる女性がやたら男前。
    かっこよすぎ。

    巻末の短編も、まあ短いけど、最後のオチよかった

  • 相変わらずとってもおもしろいシリーズ。響野がよりいい加減になり、饒舌さ以外にキラリと光るところが少なくなった気がするのと、雪子の緊張感あふれるプロの仕事の描写が前作に比べ減ったはちょっと残念だったけれど、久遠の手癖の悪さと動物愛護は加速したし、成瀬は切れ味抜群の総合プロデューサーの地位を固めた感じ。前作に比べ驚きは若干減った感じだけれども、とっても楽しめました。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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