陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 15371
レビュー : 1000
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335212

作品紹介・あらすじ

嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリは殴打される中年男に遭遇-天才強盗四人組が巻き込まれた四つの奇妙な事件。しかも、華麗な銀行襲撃の裏に「社長令嬢誘拐」がなぜか連鎖する。知的で小粋で贅沢な軽快サスペンス!文庫化記念ボーナス短編付き。

感想・レビュー・書評

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  • 陽気なギャングシリーズの第2作。銀行強盗の4人が単独で行動し、事件の謎を一人で解いていくという日常とそして再び銀行強盗をした後、誘拐事件に巻き込まれていく。大変個性的な憎めない面々。

  • 4人がトラブルに巻き込まれようとも、終始安心して読んでいた。
    安心感がある強盗というのも変だけど、成瀬さんに任せていれば大丈夫と思ってしまう。‬
    ‪ウィットに富んだ会話や潜んでいる伏線…謎に満ちたギャングの日常を軽快な気分で楽しめた。

  • 短編+長編で、質の高い映画を見終わったかの様な気持ちになれる。
    絶対に、前作を読んでから読むべし。
    まずはそれぞれの短編で前作キャラそれぞれの魅力をしっかり描いて、その後長編では短編の伏線も回収しつつこのシリーズの醍醐味でもあるラストの大逆転を楽しめる。
    成瀬さんがやはりカッコいい。

  • 前作『陽気なギャングが地球を回す』の続編である。俗に言う2(ツー)というやつである。2(ツー)っていうのは正直良いイメージがないのである。1(ワン)が好評だったので2(ツー)が作られるわけだが、この2(ツー)が1(ワン)より面白いものにあまり出会ったことがない。2(ツー)というだけで最初のハードルが上がることも要因か。
    この本作はメインメンバー四人が一人ずつ出てくる四つの短編から始まる。この時点であまり面白くない、というのが正直な感想。やはり2(ツー)の魔物は存在するのだと。
    しかし良い意味で痛快に裏切られることになる。この四つの短編の後にメインメンバー四人が出てくる物語に切り替わるのだが、結合性がないと思わせておいて、短編のエピソードやら登場人物が伏線となって続々出てくるのである。面白みがない短編が実は熟成されていた短編に変わる。短編での何気ない会話が、クライマックスに花開く。流石としか言いようがない。
    これは2(ツー)はさほど面白くないという自分の中の定理を見事に壊してくれた。魅力的な四人のメインメンバーのはちゃめちゃ振り。そしてスピード感と最後まで結末が見えないストーリーはそのままに、おさえるところはしっかりおさえた見事な2(ツー)だと思う。

  • 2019.9.25

  • あいつらが帰ってきた。中盤以降の成瀬ら4人組の軽妙な遣り取りは前作そのままに、4人それぞれの視点から描かれた前半の短編が中盤以降、本流に流れ込むような形で加速していく。ニヤっと笑わせるツボを心得ているのも相変わらず。最後はちょっとあっけない感じもするが...。次作に期待。

  • 話の序盤、銀行強盗の成瀬、響野、久遠、雪子はそれぞれ異なる事件に巻き込まれる。しかし、ある女性の失踪を機に4人はまた一つとなり、女性を救い出すことに。今回は第1作の「陽気なギャングが世界を回す」のように銀行強盗がメインとなってはいませんが、各々は特殊能力を遺憾無く発揮することで危機を乗り越え、事件を紐解いていきます。最後にある、久遠の妻祥子の喫茶店での小話はたった20ページほどという短い中で元カップルの男性、女性それぞれの本音を巧みな言葉遣いで鮮明に表現していてとても読み応えのあるものとなっています。
    個人的に時間がなくてストーリーのつながりを意識して読むことができなかったので、星3つにしました。

  • 最初に誘拐をした小西と大田のコンビが可愛い笑

  • 2019.9.9
    1作目と同じ感想。

  • おせっかいで個性的な4人、本当に好き。今回得たお金も結局こうなっちゃうの?って思ったけど、彼ららしくてほっこりした。成瀬さんが計画を急遽変更してあたふたしたシーンがめっちゃ好き。最初は短編集なのかな?って思いながら読んでいたらやっぱり全部が後ろの方の話と繋がってて、こうくるのか〜ってなりながら読み終わった。すっごいはちゃめちゃ。おもしろすぎる。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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