いなかのせんきょ (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 148
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335243

感想・レビュー・書評

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  • Book 1st.を見つけるとおススメ本を必ず買う今日この頃。
    旅本を買いに入った銀座店で、「いなかのせんきょ」の
    著者サイン本を見つけて買いました。
    素朴な表紙がほのぼのしていて最近、荻原浩著
    「オロロ畑でつかまえて」という田舎本が
    面白かったのも手伝いました。

    政治だ、選挙だに、恥ずかしながらあまり興味が持てない私。

    それがこの本の中で、選挙というものに引き込まれて行きました。

    なにかをよくしたい!
    政治家の先生程の知識・学歴・家柄がなくてもその気持ちを
    かねがね強く持っていて、土地の人たちからの人望もあった
    イチ村民がまさかの選挙に候補者となるところから物語は始まります。

    独特の田舎訛りに素人らしい言動と思いつきが可笑しくて、
    ニヤニヤしながら一気に読んでしまいました。

    村長への候補者が2人だけっていう設定もよくて、
    それぞれの陣営に深く入り込む事ができました。

    たわいもない選挙戦(?)とも言える、気楽な読み口で
    したが、サラサラ楽しく読めてヒットでした☆

    あとがきに辿りついたら、なんと、ほのぼのの神様
    と内心崇めている荻原浩さんが書いていて、
    その萩原さんもこの選挙ネタを温めていたらしく。。。
    その悔しさ加減にもまた笑ってしまいました。

  • 表紙が選挙のポスター。 ほのぼの系。 語り手のテンポと皆の訛りが良い感じ。

  • 150124読了。最初、読みにくかったが、だんだん引き込まれていった。何もない劣勢から少しずつ挽回していって、最後は逆転勝利する、清々しく感じた。

  • 来週は参議院選挙という事で選挙にちなんだ小説。
    ずっと無投票選挙が続いてきた山村で、村の実力者に推された助役とそれに対抗して出馬した主人公で争われる村長選挙。寂れ、箱モノを作って財政危機に陥った村をどう立て直すのか。補助金漬けで公共事業頼みは日本の縮図。カネなし、支援者なし、組織票なしの主人公が展開する選挙戦は読みごたえあり。文体は講談調&方言丸出しでゆるい感じで、それもいい味出してますが。

  • めちゃ笑った。映画にできそう。

  • なかなかいい味出してる。
    題名通り、田舎の選挙の話なのだが、まず、語り手が講談調で引き込まれる。戸蔭村という寒村で町長選に出ることになった深沢清春は真面目一徹、人望もある。しかし、相手側が悪く、劣勢だ。そこで家族総出で力やアイデアを出しあい勝負に出るのだが、ほのぼのと笑える。

  • 田舎の、ただのドタバタ劇ではない、人間模様に彩られた選挙のお話。軽快な語り口と心地好い方言に飲まれ一気に読了。

  • 手軽に読める娯楽作。
    この本を読んで現代日本の地方の縮図だとか、政治・民主主義の未成熟だとかそういう野暮を言ってはいけません。呑気に楽しめばそれで良し。
    ただこんなお気楽なエンターテイメントばかりに浸っているのはどうかとは思います、要するに何でも適度にということですな。

  • 一気に読みました。
    漫談のような語り口が面白い。
    でも、もう少し選挙を忠実に丁寧に書いてほしかった。
    開票結果は何票だったんだろう?

  • 気軽に読める

    噺家風に第三者が語っていく手法

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著者プロフィール

藤谷 治(ふじたに おさむ)
1963年東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒。会社員を経て、1998年下北沢の書店「フィクショネス」を創業。2014年に閉店。
2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー。
2010年、『船に乗れ!』が第7回本屋大賞候補となり、2013年には交響劇として上演されている。
2014年、『世界でいちばん美しい』で第31回織田作之助賞受賞。

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