- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396335304
感想・レビュー・書評
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小太郎強し。
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風魔外伝を読んで、再読。
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笹箒を拉致され、その奪還を目指して柳生一統を箱根の山に迎え撃ち、壊滅的な打撃を与える風魔。その激しい攻防は迫力満点。小太郎に借りのある面々に助けられ、古河公方から徳川家への公方家禅譲の儀式の中、家康の計らいにより小太郎と徳川幕府との争いに最終的な終止符が打たれ、一件落着。シャムへ旅立つラストも、爽やか。
小太郎の肉体を武器とした超人的な強さもさることながら、その自由奔放、素直な性格が強く印象に残った作品だった。 -
宮本昌孝著「風魔(下)」を読み終わりました。
徳川と豊臣の戦いに巻き込まれた風魔小太郎がこの最終巻では、徳川の守護神、柳生又衛門宗矩との死闘を演じます。
歴史の狭間で繰り広げられる影の戦いが激しく描かれている中で、この作品のメッセージも強く伝わってきました。
権力の象徴である徳川をあくまでも信じて戦い続けることによって、己の生き方を貫き通す柳生又衛門の人生も、一人の男の生き方としては、魅力を感じました。
しかし、その一方で何ものにもとらわらず、自分の仲間と愛する人のために最後まで自由を求めて戦い抜く小太郎の生き方は、柳生又衛門のそれと対照的に表現され、憧れを感じてしまいます。
このさわやかな主人公の結末も戦いの果てにとても夢のある終わりを迎え、読んだ後、とても気持ちがよかったです。
こういう作品に出会えたことで、幸せを感じました。 -
最後まで読了。結果、これはかなり面白かった。完全に想像上の歴史物語でも、面白いものは面白いし(北方水滸伝とか)、比較的史実に忠実に論じられているものでも、面白いものはある。逆もまたしかりだけど。この風魔に関しては、その辺りのバランスが秀逸で、歴史の表舞台の描写も痒いところに手が届く感じだったから、自分的にはそういう点も好印象でした。
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歴史に在っても、「風魔の小太郎」については虚実入交じって色々なことが伝えられている。大小様々、新旧色々な勢力が入り乱れた関東に永く君臨した北条氏の下には、諜報や工作活動に従事した優れた忍者集団が居たことは疑う余地が少ないように思うが、その頭領がどのような姿であったのか、どのような人物であったのかは知れない…また歴史では、「風魔の小太郎」は盗賊になって悪名を馳せ、処刑されたと伝えられる…
本作は、上記のような「未詳な歴史」を題材に想像の翼を大いに広げた活劇で、非常に愉しい!! -
2011/12/06読了。
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秀吉が死に天下は家康のものとなりつつある.北条氏滅亡の後風魔一族は分裂する.服部半蔵にかわって家康の忍者集団となった柳生一族との対決が話の主軸になる.気は優しくて力持ちの小太郎はここでも圧倒的な強さと誰にも属さない自由な心で天下人家康を翻弄する.最後はちょっとできすぎ.
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忍びのものなのに途轍もない快男児。風魔の小太郎恐るべし。上中下巻をあっという間に読んでしまった。
戦国末期から江戸時代当初が舞台の戦国忍者小説でも最高の部類に入る。
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