- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396335427
感想・レビュー・書評
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セルグレイブの魔女を訪ねよ――奇妙なメモを残し、小学生・細谷智紀(ほそやともき)が失踪して9年。同じ生活圏内で幼女の連続殺人が発生した。遺体には智紀の書き置きと寸分違(たが)わぬメッセージ。被害者は皆、虐待(ぎゃくたい)など家庭に問題を持つことも判明。不信を募(つの)らせる住民の恐怖が沸点に達したとき、再び事件は起こった!誰もが抱える心の闇を、ざらりと撫で上げる戦慄(せんりつ)のミステリー。(e-honより)
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面白かった。
利明、玲子、赤城、彰久、キャラが立っていて、よかった。
視点の切り替わりがしばしばあるが、わかりやすく、読みやすかった。
ラストの活劇、エイリアン2でリプリーがプラットホームでビショップをに呪うシーンを彷彿させるスリルがあった。 -
ファンタジー的なものかと思いつつ読み始めましたが、ある種の猟奇的な殺人。
自分を取り巻く狭い社会の中で、こんなにいろんな事が起こるのかという驚きはあったが、もし起こったとしたら疑心暗鬼になってとんでもないことになりそう。
事件は解決するが、みんなの心の傷が癒えるこたがあるのだろうか? -
タイトルと表紙より、中世ファンタジー小説だと思い込んでいた。タイトルはテレビゲーム内のメッセージであり、そのメッセージが必ず書かれる連続殺人事件をめぐるミステリー小説。
現実ではあり得ないと思うことも、あり得るだろうと思わせるのが小説の醍醐味であることを思い出させる。身近な町内で発生した殺人事件の旨み(恐怖や不安、自身の住む町が舞台になることの不謹慎なわくわくさ)を存分に堪能できる。物語を追うことで、犯人当てっこゲームと無縁でいられた。
奇妙で不気味な表紙が気になったら是非どうぞ。合言葉は「セルグレイブの魔女を訪ねよ」。 -
すっごく疲れてて、さわやかにさっぱりしたい!そんな人には無理でっせ。
でも、ゲームの設定やら読み込みやら、なかなかよく練られとります。
出てくる人がいまいち性格悪くて誰にも感情移入できないので、
どっかに止まり木を探してもまったくないのがちょっとつらいけど、
さささっと読むにはいいんじゃなかろうか。
すごく勧めたいわけじゃないけど、後悔はなし。
最後にもうひとひねりあると、よかったな。
なんとなく最後の展開でそれを期待しちゃったので、その分ちょっとだけ点数は辛めで。 -
2010-12-12開始
2010-12-13 読了 -
戦慄のミステリー・・・なんて裏表紙の書いてあったので、ワクワクしながら読んでいたけど。
最初の方で犯人に気付いてしまって、驚くべき箇所がなく何となく残念。 -
子供失踪事件
ポップ買いしたけどあんまりだった -
最後の最後で、すべてが上手く連鎖していたなあと感じました。智紀君の真相は考えていたことが綺麗に外れ、読んでびっくりでした。終わり方は個人的には凄く好きです。