渇いた夏 (祥伝社文庫)

著者 : 柴田哲孝
  • 祥伝社 (2010年7月23日発売)
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  • 本棚登録 :95
  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335939

渇いた夏 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 福島県のとある村。
    冒頭から、読ませる凄惨な場面。
    幼女への近親相姦。
    蝉の音が嵐のように響く山の中。
    20年の時を経て、主人公が生れ故郷へ帰る。
    叔父の死の真相を掴むべく。

    柴田氏にしては、じっくりとどっしりしたミステリ。教科書的な王道。これは良い。
    衝撃的な結末。
    愛も行き過ぎると狂気になるという陳腐になりがちなテーマだが、どこか爽やかさすら感じさせるのだから素晴らしい。

    柴田氏の探偵ものは必ず、小料理屋の女将が登場するのだが、ありゃ良い具合だね。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    死の直前、伯父が遺したものは何を語るのか。亡き母の妖艶な写真、殺人事件の調査記録、古い鍵、そして謎の女…。福島県西郷村の家を相続した私立探偵・神山健介は、伯父の死の真相を探る。母とともに少年時代を過ごした懐かしい地。だが、その美しい思い出すらも二〇年前に端を発した一連の事件へと繋がっていた!?焦熱の太陽が暴く、人間の愛と狂気。

  • 短期間だけど、お世話になった土地が舞台だったので親近感を持ちながら見れたので☆1つ追加!

  • 叔父の死をきっかけに,幼少を過ごした田舎町で探偵業を開いた男が,依頼人の妹の死と叔父の死の謎を追う。
    そこには少年時代の親友の影があった。
    頭が切れて,喧嘩が強くて,酒が強くて,女にもてる,王道のような探偵もので,話としては面白かった。
    が,女性陣があまりにも男の都合のいいように描かれすぎで,バブル期のVシネマっぽい雰囲気。
    「足りない分は体で払うわ。損はさせないわ。」とか色気BBAに迫られたら,無理無理ベイビー。

  • 221012

  • 神山健介シリーズの第一弾。思いっきり引き込まれた。これはシリーズを読破するしかない。

  • いつものように未確認生物がらみの事件かと思っていたら、正統派の事件ものだった。海野碧氏の作品に似てるかな。
    主人公がやけに女性にもてるところがチープな印象を出しているけど、中弛みのない展開で一気に最後まで読めました。

  • ハードボイルドな夏。

  • 柴田哲孝の「早春の化石」を読んで、私立探偵神山健介の生い立ちを知りたくなり本書を読んだ。
    生い立ちはわかったが「早春の化石」程の爽快感ではなく、ちょとドロドロした気持ちになった。

  • 私立探偵 神山 健介シリーズ第一作。
    柴田節炸裂の「今どき」ハードボイルド。

    銃をぶっぱなしたり、
    大がかりな悪の組織と闘ったりという
    「荒唐無稽」な話ではない。

    酔っぱらったところを襲われれば骨折もするし、
    車で飲みに行った帰りは代行を呼んだりと、
    細かいリアリティが感情移入を手助けする。

    が、あくまでハードボイルドである。
    主人公は女にもて、ボクシングの経験があり
    ジムで体を鍛え、車の運転も玄人はだしと、
    男の子があこがれる「格好いい男像」は
    きっちりと押さえている。

    伏線の張り方も巧みだし、ミスリードも自然。
    最後のどんでん返しは、若干予定調和っぽいか。

    でも何より「平和なシーン」の描き方がうまいので
    緊張感のある場面とのコントラストが強くてよい(^ ^
    こういうのを「リーダビリティが高い」と言うんだろう。

    一気読みしたくなる一冊です(^ ^

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