Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)

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  • 祥伝社
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感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336059

感想・レビュー・書評

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  • 第一話目から、牡蠣は苦手、お酒も呑めない、なのにお腹が鳴り、必死で味を想像するほどの時間。

    まずは一口味わい、次にお酒で包み込みまた味わう…読み手の舌に味を想像させるほどの食の描写には舌を巻く。

    そして、なんと言っても悪魔的な頭脳を持つ長江の推理。これに更に舌を巻かれた。
    お酒の席での雑談、何気ない言葉からここまでとは。ほほぉ…と、感嘆の吐息しか出ない。

    最後の最後はいろいろとしてやられた感。彼女か…。これは良かったなぁ。
    読後は満腹感も味わえた気分で満足。

    • あいさん
      こんにちは(^-^)/

      石持さんは一時期続けて読んでいたな♪
      最近はご無沙汰してしまって…
      今でもクローズドサークル書いているの...
      こんにちは(^-^)/

      石持さんは一時期続けて読んでいたな♪
      最近はご無沙汰してしまって…
      今でもクローズドサークル書いているのかな?
      この作品もそうかな?
      お料理の描写がすごいなんて、食いしん坊なのかな(*≧艸≦)
      2019/09/11
    • くるたんさん
      けいたん♪こんばんは♪

      石持さん、クローズドサークルが得意なのね♪♪
      私はアンソロでしか読んだことなかった作家さん。
      これは続編、賢者のグ...
      けいたん♪こんばんは♪

      石持さん、クローズドサークルが得意なのね♪♪
      私はアンソロでしか読んだことなかった作家さん。
      これは続編、賢者のグラスが出たから読んでみたよ♪
      推理、酒、肴、どれも楽しめたよ♪
      特に推理部分は、無理があるかも…な、ところも含めてうならされたわ。
      あと、夜中に読むには危険(笑)。

      あおいちゃん、土曜日病院なのね。
      気をつけていってきてね‎|•'-'•)و✧
      2019/09/11
  • とにかくベビースター×ビールをやりたくなった。おいしそう〜 この本読んで、1人でご飯屋さんで初めてビール頼んだ 人が死んだりしないほっこりめのミステリーでよかった。

  • 面白かったです。呑む食べる喋る。お酒も肴もどれも美味しそうでした。
    大学時代からの呑み友だち、長江・熊井・夏美。長江くんちに集合して飲み会をする連作短編集だけれど、毎回ゲストを呼んでてその人や関係者のちょっとしたモヤモヤを解く。3人とも頭の回転が早くて、大人なので良いキャラです。冷静や毒舌であっても、人の心の機微がわからない人たちじゃないのでいいな。
    わたしはてっきり、話し言葉から夏美のみ女性だと思ってたけど熊さん貴女も!どのお話も恋愛が絡んでて、夏美は途中で健太さんという人と結婚するんだけど、最終話で長江くんも熊さんもかわいい…ってなりました。特に熊さん可愛すぎる。相思相愛ですかご馳走さまです。出来れば、これからも4人で呑み会やってほしいな。
    皆さんお幸せに。下戸ですがわいわいお酒を酌み交わしたくなりました。

  • 3人の仲良しグループ、長江 高明、熊井 渚、そしてわたし・湯浅 夏美。
    3人の飲み会は、毎回、誰か1人ゲストをを連れてくるルール。そこでゲストの何気ない話から、意外な事実が...

    話のモチーフに、良く知られた料理の数々。
    生ガキ、チキンラーメン、チーズフォンデュ、豚の角煮、ぎんなん、などなど
    聞くだけで、よだれが出そうです(笑)。

    本作品には、殺人事件など、重い話は出て来ませんが、石持作品らしいロジックによる推理展開はさすがです。

  • 仲良し3人組の飲み会に毎回ゲストが来て,美味しい食べ物とお酒を楽しみながら日常のちょっとした謎を解く。
    最後3ページくらいでちょっとやられた。

    チキンラーメンを砕いてビールのつまみにする人を,「でもこの男は食べるのだ。チキンラーメンをそのままで」と倒置法まで用いて奇行種のような扱いをしていたが,あれは定番のつまみじゃないだろうか!?
    (ベビィスタは別,あれはチキンラーメンとは似て非なるものだ)

  • 面白かった。
    飲み会をしながら謎解き。テーブルに出される料理とお避けは品数は少ないけどどれも美味しそうで、お腹がすいてるときにはつらい。
    ラストは驚いた!

  • 酒と美味しい肴があり、ミステリーもある。
    もう、これは自分向けの作品ではないですか!!この作品を教えてもらった時に思ってしまいましたよ(笑)

    でも、それ以外のエッセンスもあります。主に恋愛にまつわること。連作の短編ですが大ラスは見事に全てのことがギュッと詰め込まれた感があります。でも、詰め込み過ぎではないのでご安心を♪ちょっと気持ちいい気分になれますよ。

    出てくるお酒に料理がなまら自分このみ。表題でもある『Rのつく月には気をつけよう』では、生牡蠣がメイン食材そこに合わせるのがアイリッシュウイスキーそれもボウモアであります♪♪

    いや~素晴らしいこのコンビ!これにギネスがあればもう自分なら気分良く泥酔モードになるでしょうね(泥酔モードが良いかは別として)

    そこにチョットしたミステリーが持ち込まれたらこれは最高の飲み会ではないですか!そして作品に共感が持てる設定なんですよね。出てくるお酒は高いものも出て来ますが会場は綺麗好き持ち物が少ないそして男性の長江の自宅。
    これなら、高いお酒も予算的になんとかなるよね。これが高級感あるお店でってなると入り込み度も違ったかも。

    なにより、誰かが殺されたりすることない、なんとも平和なミステリー小説なんであります。自分の好きな米澤さんの古典部シリーズをなまら大人向けにしたような血の流れない上質なミステリーなんではないのかな~なんて思います♪

    まぁ、マイナスポイントはこれを読んだらお酒が非常に飲みたくなることでしょうか(笑)

  • 再読。次に書く、続編が出てるのを知ったので一緒に借りてみた。多分3回目なんじゃないかな。この大学時代の友人と就職してからも集まって飲み食いしているというシチュエーションがうらやましすぎる。私もこういう友達が欲しかった。お酒を飲まないので、そこがいまいち乗り切れないけど、料理というかおつまみもおいしそう。しかし、ほんとに1品だけでこんなに楽しめるものか。やっぱ一番最初の生ガキ食べ放題はしてみたいよなー。次のシーズンにやってみようかな。飲み食いしながら日常の謎を解くってのは座間味君シリーズと同じだな。

  • 早く仲間とのこういう時間、作りたいな。
    お酒と肴は美味しそうだし、話も面白かった。身近な話を謎解きしていくような感じで。

  • 楽しそうで美味しそうで羨ましい!
    こんな宅飲みがしたい。
    サクサク読める飯テロ小説でした。

著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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