百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 8070
感想 : 846
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336080

感想・レビュー・書評

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  • おすすめしてくれた先生に感謝。
    あっという間に文章の素敵さに引き込まれてしまった。

  • 表紙も素敵だし内容も甘酸っぱくて切なーい感じがいい!
    土田さんと松代さんみたいな友達欲しい笑

    どの話も最後未来が見えるような感じがいい。
    キャベツ畑のやつとか、久里子がアタックできるようになった!と思ったらそこで終わりで、なんかそこにキュンとした笑笑 これからいい感じになってくんでしょ?みたいな笑 いろんな想像が膨らんで、楽しい。人の恋バナ聞いてるみたいな気持ちになった笑

  • ネタギレで新刊が出ないのだとばかり思っていた好きな作家さんが、こんなとこで別名義で書いてたなんて。嬉しい驚き。の話も好きだったけど、最後の小梅ちゃんの話はもう頬がゆるみっぱなしだった。柚木と寛太の会話が楽しい。短編/百瀬、こっちを向いて/なみうちぎわ/キャベツ畑に彼の声/小梅が通る

  • 久々にこんなにも爽やかな小説を読んでしまった。ただの胸キュン恋愛小説ではなく、ひりつくような居心地の悪さが随所にあるところもまたいい。だいぶ青春方面に振っているけど、そういうところがあの人だな、と思う。
    『百瀬、こっちを向いて』この人の書く爽やかイケメンは本当に信用できない。「私のほうが好きだったんだとおもう」と強がる百瀬のいじらしさ。野良猫みたいな彼女の弱さが垣間見えて可愛い。宮崎先輩が利益の方を選んだように見えて、神林先輩が自分という利益を選ばせた。言葉にせずに糾弾することで。控えめな人の方がよっぽど怖いのは鉄則。
    『小梅が通る』土田さんと松代さんの優しさにもグッときた。この時点でもう呪いは解けているのでは?そしてラストシーンではこっちが恥ずかしくなるぐらいの青春で呻き声が出た笑。登場人物がみんな可愛い。

  • 文章が心地よく、描写が丁寧。冗長な部分もない。どの短編も温かさが感じられて感動しました。

  • 이 소설은 고교 시절을 배경으로한 서로 다른 4가지 단편 이야기가 묶여있는 옴니버스 형식이다.
    이야기의 공통된 특징은 주인공들은 학교 내의 ‘잘난’그룹에 속한 완벽한 인물이 아니고 ‘눈에 띄지 않는’ 그룹에 속한 너무나도 평범한 외모의 평범한 성격을 가진 사람들이다.
    어쩌면 우리 주변 대부분의 사람들이고 또 나 자신이다.
    그런점이 참 좋았다.

  • 百瀬、こっちを向いて
    なみうちぎわ
    キャベツ畑に彼の声
    小梅が通る

    短編集って普段わりとすぐどれがどんな話だったか忘れちゃうんだけど、これは2週間経ってもくっきりと覚えているからすごい。どれも一人称の語り口調で、なんだか青春の1ページに一緒に連れて行ってもらうような感覚で読めた。
    何よりどの話もきゅんとする恋愛ストーリーの中に、いろんな秘密が隠されているのが楽しかった。中田さんの別の作品も読んでみたいな。

    やっぱり「百瀬、こっちを向いて」が好きかなあ。
    最後の神林先輩の秘密がたまらなかった。花言葉ねえ。

    なみうちぎわ、素敵だったなあ。
    姫子と小太郎と一緒に海辺の街を見ていたような感覚。
    ただ、小太郎の気持ちになって苦しくなるから、ハッピーエンドがうれしい一方、都合が良いフィクションだなあと思ってしまう節もある。介護がいかに大変なことか、その間の家族や小太郎の気持ちは良い側面ばかり語られていた気がして。

    キャベツ畑に彼の声
    綺麗なお話ばかりの中、失恋のお話。よかった。
    階段の踊り場に置かれた机と椅子で先生と喋る時間を想像して、淡いなあと思った。

    小梅が通る、設定は面白いなあと思うけど、わざわざ美人の顔を醜く見せる人がいるだろうかって女として苦笑いしてしまう。


  • 4つの短編から成る本書。

    乙一さんの別名義に惹かれて読んでみた。

    個人的に好きなのは「なみうちぎわ」かな。
    純愛とは言えない歪みがあるけど
    でも心から強く愛し合ってるのが凄く良かった。

  • のたうち回る程の青春。いいですなあ。恋愛下手(人間関係の築き方が下手)な少年少女の恋愛物語。不器用なんだけど精一杯真っ直ぐなのがいいです。ええ年したおっちゃんが読んでもキュンキュンしますよ。
    少し突飛な設定や、生き方の不器用な人間の不器用さの描き方や、ミスリードで引っ張っていく手法などが巧いんですね。

  • 百瀬、こっちを向いて。
    なみうちぎわ
    キャベツ畑に彼の声
    小梅が通る
    の4本

    青春万歳!
    おばちゃん、そういう感覚昔過ぎてちょっと最初面食らったよ。あらら最後まで読みきれるかな?と。
    でも、ちゃんと読んだよ。読んでいるうちに、若い頃の切ない感覚思い出してきたよ。
    百瀬も良かったけど、最後の小梅さんの話も良かった。小梅さんとは逆の立場で思い当たる経験があって、身につまされたよ。最後、落とされたらイヤだわと思ったらちゃんと救ってくれた。良かった。。
    じんわり温かい。
    おばちゃんでも面白かったけど、若いうちに読んだ方がより面白く読めると思いますねぇ。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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