- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396336141
出られない五人 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評
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空き家状態の地下バーで語り明かす五人。シャッターに鍵がかかっており外へ出ることができない中身元不明の死体が発見される、というなかなか魅力的な設定ですが、突然闖入者が乱入してある一言を発したり、微妙などんでん返しや不要なモノローグを挿入したりグダグダで「身元不明の死体は誰か」という興味が薄れてしまい残念。終盤のドタバタ劇も空回りで、構成で下手こいた印象です。
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別に面白い本ではないな、読めるけど。
アール柱野のモデルらしいけれど、中島らもってそんな人なんだ。
死人に語らせるというのが多分自分的にダメなんだろうと思います。 -
取り壊しが決まった廃ビルの地下にある元バーに集まった男女六人。急逝した作家を偲ぶためのオフ会だったのだが、死体が出てきた上に物騒な闖入者まで現れる。だが何故か地下から出たがらない面々・・・。
誤解と偶然から、事態は思わぬ方向へ向かう。
腹にイチモツありのメンバーのアクの強い言動に、ハチャメチャな展開と喜劇の様そうを呈してはいるけれど、意外と筋はしっかりとしていると思う。事態がどんどん意外な方向に転がるのも、仕掛けも楽しめた。まさに密室エンターティメント。 -
アマゾンの書評ではイマイチの評価だけど、
あたしは好きだな、この作品。
アール柱野なんていう奇妙な作家の名前といい、
ざばずば(The Bar's Bar)なんていうふざけたバー。
柱野を忍んで集まった(はず)の5人はそれぞれ、
なにか微妙な雰囲気で。
柱野の作品がちょこちょこ紹介されるが、それが結構面白い!
皆さんせっかくだから、もうちょっと好きな作品紹介してよ!
なんて気分になった。
クローズドのシチュエーションドラマ状態は、
なんと幽霊の独白までついてモゴモゴ進む。
確かにキレと勢いはないけど、
なんか、三谷幸喜のドラマを見ているようにくすくす、
居心地の悪いようないいような、とろとろした空気感は、結構心地よい。
あたしは好きだな、この作風。
もうちょっといろいろ、読んでみたいな〜〜 -
取り壊される前日のビルの地下にあったバー《ざばずば》。
その跡地で開かれたのは生前このバーの常連だった
作家・アール柱野を偲ぶ会だった。
それぞれの思惑を抱えて集まった参加者たち。
自分の目的を果たすべく動き出した彼らの前に現れたのは
顔を黒く塗られた死体と探偵を名乗る怪しい人物。
予想外の展開に参加者たちは動揺し
取り繕っていこうとすると余計に絡まる誤解や勘違いの糸。
いろいろな厄介事が降りかかるのに
なぜかバーから出ようとしない腹に一物抱えた
男女による密室シチュエーションコメディ。
こういう話はやっぱり舞台にして見てみたい。 -
間に挟まってくる死体の呟きは、個人的には無くてもいいんじゃないかと思った。
タイトルが五人なので、五人の中でいろいろあるんだろうと思って読んでいたら結局五人じゃないのがスッキリしない。
キャラクターやオチに到るまでは面白かったので、ちょっと残念。
蒼井上鷹の作品




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