舞い降りた天皇(下) 初代天皇「X」は、どこから来たのか (祥伝社文庫)
- 祥伝社 (2010年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396336264
感想・レビュー・書評
-
こういうのは真に受けすぎて周りの人に言って回ったりすると次第に冷たい目でみられるようになってしまうが、一説によると、という距離感でインプットするにはとても楽しい本である 巻末に魏志倭人伝の原文と著者による訳が載っているが、これを読むとまた興味を注がれる
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い内容が盛り沢山!!けど、最後の結論があまり伝わらず・・・。もう一度読み返すべきなのか?
-
望月の思考回路と自分とはかけ離れているためついていくのに苦労。
何故望月の周りの人が殺されたのかも理解できず、また何故望月の自宅が放火にあったのだろう。
卑弥呼が国を治めていたのではなく中国に倭は内紛のためにバラバラになっていて形だけの支配者だと思わせるため、
秦氏が勢力をつけて九州から進出した、
など天皇の系図を作るに当たって色々な思惑のうえに作られていた事を知る。
知ることの感動もこの本で味わえるし、小説になっているので面白く読める本。
何故襲われたのかまた読み直す必要がある。 -
この作者なんとも同郷である。
札幌出身だからして、このようなテーマに簡単に取り組めるのかもしれない。
と妙に納得してしまった。
北海道はその歴史上あまりしがらみがない土地柄なのである。
そして、その後著者は渡米し、15年間アメリカにて暮らしていた。
とある。
自由に自由を上塗りしたような人生を送っているのかもしれない。
内容的には、小説要素は確かに稚拙。しかし、事実検証はよませるものがあった。そういえば、本屋さんで、西郷の写真を追うという本(結論としては
これではないか?というものであったが)を読んだ。
同一作者とは吃驚だ。 -
とても刺激的でした。これが史実だとしたら今まで習ってきた歴史の全てを疑いたくなります。知らないほうが幸せなのか、そんな浪漫飛行でした。
-
『地獄の黙示録』のDVDをレンタルしたくなる。日本にはどれほどのカーツ大佐がいたのだろう。この本を読むと、いちいちもっともな解釈に思えてならない。なるほど、初代天皇Xは現代の皇族たちの顔、形をみただけでそのルーツが分かるというものだ。
孫子兵法とやらはすでに学問としてチャイナでは確立していた。当然、渡来人は知恵を絞り、弱小国をお隣の大国チャイナから守らねばならない。強大な力のあるチャイナ権力を傘にきてみたり、あるいはチャイナの現政権が衰退するに伴い、関係をうやむやにするなど涙ぐましい努力をしている。まことにあっぱれな外交なのだった。 -
他の書評にあるように、上巻での事件とかいまいち不要。
面白かったが古代史はなんとなく疲れる。