取次屋栄三 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 112
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336349

感想・レビュー・書評

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  • 取次屋栄三シリーズの1作目
    2010.12発行。字の大きさは…小。

    短編4話からなる。
    大阪住吉大社鳥居前の野鍛冶の倅である秋月栄三郎は、気楽流の剣客であるが剣術道場の他に手習い所、取次屋を生業とする。
    取次屋とは、武家と町人の間に立って、様々な折衝を請け負う仕事である。
    栄三郎の取次屋を助けるのは、渡り中間をしていた又平と、居酒屋そめじを営む元辰巳芸者の染次姐さんこと、お染である。
    この2人が両脇を固めて物語が進んで行く。
    一番の読みどころは、栄三郎の人柄である。
    次作を楽しみにしている。

    【レビュー番外】
    『取次屋栄三(1)』です。
    『取次屋栄三』は、栄三郎の人柄が一番の読みどころです。
    取次屋栄三は、2010年10月~2019年08月までで20冊書かれています。
    これだけ長く続くのは、それだけ売れているのだと思います。
    いい本を見つけたと思っています。
    しかし、貸出期限が迫っているので2作目を読むのは、少し先になると思います。

  • 気持ちの良い男達の話ですね。続きが楽しみです。

  • 初回だから★を一つ甘めに(基本3個が面白いです)
    読後感が良い!
    以前から本屋にあって楽しみにしていた作者でしたが、ついに手を出しました!
    沢山著作がありそうで怖い(読む本が沢山あるんもんで)
    河内山とか、古典に弱いのが弱点だな
    人生あと、20年読める本は限られてくるな
    何時までも仕事しているバヤイじゃないね(笑)

  • シリーズ第一弾
    短編四話の読みやすさを重視の作品
    テレビ時代劇の脚本屋さんらしく壺を抑えている
    初回の河内山宗春は愛嬌としても、今後を含め人物は揃っていくのか

  • 侍社会と町人を取り次ぐ職業、取次屋。面白い。

  • L 取次屋栄三1

    初岡本さとる。
    ここんところ町方捕物ばかり読んでいたので同心がでてこないのが新鮮。鍛冶屋の次男が鍛錬して侍になろうとしたものの、ってのがなかなか馴染めないが話はいい。わかりやすいし。
    栄三郎と新兵衛の絡みと友情、お染の絡みがおいしすぎ!

  • 登場人物が魅力的で、愛嬌とユーモアがある。藤原緋沙子の連作短編がマンネリ化してきた分、新鮮さを感じた。

  • 岡本さんの作品は本当に大好きです。
    なぜ、岡本さんの本とであったきっかけは忘れてしまいましたが、とりあえずとても人情味があって、あったかくて、もう大好きです!
    登場人物の一人一人がとても大好きなので、この時代に私も生きたかったと思う今日この頃です。
    自分の生きる社会がどうにも味気なくて、残酷で、どうしようもなく感じるときもありますが、日本人の心のどこかにこんなあったかい気持ちがあってほしいなと思います。

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著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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