幕末 維新の暗号(上) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336653

感想・レビュー・書評

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  • フルベッキ、南朝、大室寅之祐、フリーメイソンといった、幕末ファンなら思わず半笑いになってしまうキーワードオンパレードの陰謀論小説。特に、あの役立たずで無責任なボンボンバカ殿の松平春嶽が「南朝復活に肚を括っていた」とか「フルベッキ写真がアメリカのペンタゴンに保管されている」とか、あまり荒唐無稽で噴飯物(笑)。ただ、フィクション小説としては面白いので気軽に読む分にはいいと思う(筆者も後年、フィクションであることは認めている)。

  • この著者は本当らしく描かれてあり、毎回ドキドキハラハラもの。
    フルベッキを中心に明治政府の要人たちの行動。フルベッキは何を目的としていたのか下巻が楽しみ

  • 小説形式で読みやすかった。
    頭から全部鵜呑みにしようとは思わないけど、確かに明治維新前後不自然なことが多いので色々考えさせられた。

  • 2018/11/10最初のうち面白かったが長いので、途中で飽きて下巻は挫折 ★4

  • この本は親しい人から読んでみれば?と薦められた本です。

    明治維新の知識は「そういえば学校で習ったな~」程度のもので、坂本竜馬だの、勝海舟だの西郷隆盛だの名前を知っているくらいです。

    よく考えれば徳川を倒して天皇制を復活するなんて、並大抵のことではないはずですよね。

    授業で教えてもらったことや、教科書に載っていることはほんの一部で、表には出てこないいろんな力や思いが働いたことはなんとなく想像できます。

    フルベッキ写真というものがキーとなって物語は始まり、いろいろと調査をしていくうちに、驚くべき事実が明らかになっていくという話です。

    調査の途中でちょっと変わった人から文句を言われたり、一緒に調査をしていた人が不審な死を遂げたりのあたりは少しできすぎの気がします。


    ですが、思わずうなずいてしまうような箇所もいくつかありひょっとしたら・・・と思ったことも事実です。

    私はフルベッキ写真を始めて見たときに強い違和感とバランスが取れていないような印象を受けましたが、この小説に書いてあるような話は眉唾ものだと思います。


    分類としては、911事件のアメリカ陰謀説や、ダイアナ妃の自動車事故陰謀説などと同じではないかと思います。

    興味あります?正直私はこの手の話があまり好きではありません。

  • 2007年初出の文庫化で、上下巻に分冊。

  • 歴史ミステリー大好き(笑)

    「フルベッキ写真」については恥ずかしながら初めて知りました。
    ドキドキしながらあっという間に読み終わりました。
    下巻が楽しみです!!

  • フルベッキ写真というのも初めて知ったが、よくよく考えると、明治初期に国のトップがこぞって外国行脚したというのも、おかしい話だ。西郷隆盛が反逆者扱いになったことにも結び付くのだろうか。

  • 2016年2月27日読了

  • 「龍馬の黒幕」と違って小説形式になっていて読みやすい。人も殺されたりしてサスペンス風になっているが、実際に調査を進めるときに、なんらかの妨害などがあったのだろうか?小説とはいえ、「フルベッキ写真」の解釈は説得力がある。下巻が楽しみ。

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著者プロフィール

札幌市生まれ。米国で不動産投資事業に従事、帰国後、執筆活動に入る。 『龍馬の黒幕』 『幕末 維新の暗号』『幕末 戦慄の絆』『舞い降りた天皇』『龍馬を守った新撰組』(すべて祥伝社文庫)他、タブーを破る歴史ミステリーが読者の心を摑み、大ベストセラーに。近年はYouTube「Kajiチャンネル」でオリジナルな世界観、歴史観、幸福哲学の情報発信を続けている。近著に『軍師 千利休』(祥伝社四六判)がある。

「2023年 『第六天魔王信長 消されたキリシタン王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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