黒い天使 悪漢刑事 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337216

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  • シリーズ第8弾。

    東京から鳴海へやってきたヤクザの君塚剛(きみづか・つよし)が、ひき逃げされるという事件が起こります。捜査に当たった佐脇は君塚が運び込まれた国見病院を訪れ、そこで渚恵子(なぎさ・けいこ)と名乗る美貌のナースに出会います。佐脇はさっそく彼女をナンパし一夜を共にすることになります。

    一方で佐脇は、彼のことを「師匠」と慕う美知佳から、夫のDVに悩むある女性の相談に乗ります。女性の名前は西山千春(にしやま・ちはる)と言い、夫の西山恒夫(にしやま・つねお)は、東京から国見病院へ移ってきた外科医師です。ここでも佐脇は、人妻の千春に手を出し、彼女をややサディスティックに責めて、女の悦びに目覚めさせます。

    その後、千春が看護師の吉井和江(よしい・かずえ)とレズ関係にあることを知った佐脇は、千春の部屋に隠れて2人の痴態をじっくり観察した後、すっかり興奮した千春の身体を抱きますが、そこに西山恒夫が姿を現わし、浮気現場を目撃されることになります。佐脇を訴えると息巻く西山でしたが、その後西山と君塚が病院内で何者かによって殺されるという急展開となり、同時に失踪した渚恵子に容疑がかけられることになります。

    その後、東京の警視庁から殿山(とのやま)という刑事が鳴海署を訪れ、佐脇たちと協力して捜査に当たります。そこで殿山の口から、渚恵子と名乗っていた女性は霧島響子(きりしま・きょうこ)という本名であることが明かされます。その後彼女は佐脇のもとに姿を現わし、国見病院で非合法の腎臓移植がおこなわれたことを知り、そのドナーになった宮路悟(みやじ・さとる)という青年を救うため、国見病院にやってきたことを告げて、ふたたび彼のもとを去ります。佐脇は響子の後を追い、入江の協力を得て、腎臓移植がおこなわれている現場へと向かいます。

    今回はストーリーが比較的ていねいに作り込まれており、楽しんで読むことができました。

  • 悪漢刑事シリーズ。
    鳴海の医療の闇を悪デカファミリィが裁く。
    この街は政治も役所もマスコミも病院もすべて腐っている。
    腐ってないのは悪デカ軍団だけ。
    不良刑事,不良刑事の部下の真面目刑事,巨乳女子アナ,ヤクザの若頭,ハッカー。なんて正義軍団なんだ・・・

  • 224  12/16-12/18

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著者プロフィール

男女二人からなる合作作家。官能からサスペンス・警察小説・ノワールまで幅広いジャンルで活躍。著書多数。好評近著で「内閣裏官房」シリーズ、「悪漢記者」シリーズなどがある。

「2023年 『降格警視3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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