早春の化石 私立探偵 神山健介 (祥伝社文庫)

  • 祥伝社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337414

作品紹介・あらすじ

姉の遺体を捜してほしい-。福島の私立探偵・神山健介は東京から来たモデル・中嶋佳子から奇妙な依頼を受けた。二年前、ストーカーが双子の姉を拉致。だが犯人は自殺し、姉はそのまま行方不明になっていた。手掛かりは「土の中から姉の声が聞こえる」という佳子の曖昧な話だけなのだが…。やがて死んだ犯人の過去を追ううちに、戦前の満州から続く名家の闇が浮上する。『TENGU』『GEQ』の著者が贈る極上のハードボイルド・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 評価は4

    内容(ブックデーターより)
    姉の遺体を捜してほしい―。福島の私立探偵・神山健介は東京から来たモデル・中嶋佳子から奇妙な依頼を受けた。二年前、ストーカーが双子の姉を拉致。だが犯人は自殺し、姉はそのまま行方不明になっていた。手掛かりは「土の中から姉の声が聞こえる」という佳子の曖昧な話だけなのだが…。やがて死んだ犯人の過去を追ううちに、戦前の満州から続く名家の闇が浮上する。『TENGU』『GEQ』の著者が贈る極上のハードボイルド・ミステリー。

    乾いた夏が第1弾で未読だった為、途中で引き返そうと思ったが結局最後まで読んでしまった。ハードボイルドに分類されるのだろうが主人公は極端なアウトローでもなく女性でも読みやすかった。

  • ハードボイルドを柔らかくした感じ?
    ムチャ振りもほどほどで描かれてないけどちゃんとシートベルトしてるんだろうなぁと本書に関係ない事を考える。

    ハラハラした感じもなく、1日で読めてしまう内容で何も考えたくない、現実逃避したい今だから読めると思う。
    4冊で終わりなので後1巻も購入しよう。

  • 2年前に行方不明になった双子の姉を探す妹
    双子ならではの不思議な絆!?
    私立探偵・神山健介シリーズ



  • 私立探偵神山健介シリーズ第二弾。
    福島の山間部を舞台にした、このシリーズ。
    冒頭から重く読者を引き込む。
    男泣き。死姦。
    明治期からの満州時代に遡り、名家の一族の因果が。
    今回の依頼主の一卵性双生児の片割れ。
    双子ゆえの...
    ただのハードボイルドじゃないな。
    柴田哲孝氏らしい。
    最後の結末が衝撃的過ぎる。読み応え充分でした。

  • ハードボイルド好きです。
    渋く淡々と進み、主人公も割と普通の人というものと、
    おいおいこんなんありかよ!、
    というタイプがありますが、
    これはええっつ!そこまでいくか?、という感じですね。
    これもいいじゃない。

  • 2015/09/09
    移動中

  • 時代を超えたという表言が良いのかな。組み立てとしては面白かったし結末も意外な部分もあって良かった。

  • 神山シリーズ第二弾。
    頭が切れて,喧嘩が強く,車の運転が上手くて,こだわりの服を着て,旨い酒を飲み,いい女を抱く,男のロマンのようなハードボイルド路線(一応21世紀の話らしい)
    強引なオチだが,展開は楽しめた。
    そして今回もヒロインが淫らな聖女・・・。
    「人間には猫にできないこともできるわ,ニャオ」・・・。

  • 途中までは面白かったのに、後半で息切れした感じ。
    モノ、しかもブランドにもこだわるくどい表現は、バブルを経験した世代ならではの共感があるな。今の若い子には通じないだろうけど。

  • 120601

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著者プロフィール

1957年、東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退。フリーのカメラマンから作家に転身し、現在はフィクションとノンフィクションの両分野で広く活躍する。パリ〜ダカールラリーにプライベートで2回出場し、1990年にはドライバーとして完走。1991年『KAPPA』で小説家デビュー。2006年、『下山事件 最後の証言』で第59回「日本推理作家協会賞・評論その他の部門」と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)をダブル受賞。2007年、『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞し、ベストセラー作家となった。他の著書に『DANCER』『GEQ』『デッドエンド』『WOLF』『下山事件 暗殺者たちの夏』『クズリ』『野守虫』『五十六 ISOROKU異聞・真珠湾攻撃』『ミッドナイト』『幕末紀』など、多数ある。

「2021年 『ジミー・ハワードのジッポー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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