- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396337438
感想・レビュー・書評
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夜一人では読まないでください。の帯にゾクゾク!
中学教師の圭介、田舎にも馴染めない隆夫
金髪中学生杏奈、座敷でお手玉するヤヤコ、幻の校歌三番、そもそも粘菌ってなに?
最後までよう分からんお話しでした、、、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愚者の毒で宇佐美まことさんにハマって二冊目
今回も薄暗いイメージで湿度もあり色で言えば濃いめのグレーの感じが好きな世界観。
ただ今回はホラー要素、SF要素なので好き嫌いは分かれるかもしれない。 -
これは、スゴイ(^ ^;
オカルトであり、ホラーであり、伝奇物であり、
基本的には「絵空事」なのは100%承知しておりますが。
それでも、「絵空事部分」以外の描写がリアルで、
もしやあり得るかも、と思わされてしまう(^ ^;
登場人物が、みな良い(^ ^
会社勤めに嫌気がさして、田舎暮らしを始めた男やら、
大きな挫折を抱えて仕方なく中学教師をやってる男やら、
親との確執から祖母と暮らす金髪の女子中学生やら。
田舎の人も、中学生から偏屈な爺さんまで、
皆それぞれに「実にいそうな」キャラクターで(^ ^
性格も人間関係・力関係も実にありそうで、
これがまた物語にリアリティを与えている。
主要な登場人物それぞれの視点で話が進み、
中盤に差し掛かるとストーリーが絡み始め、
終盤次々にパズルのピースがはまるように
全ての伏線がカチッと収まって一本の線になる様は、
もはや小気味よいほど(^ ^
ともすれば「ご都合主義」と取られかねないような、
え、そう来たか的な展開もあるのですが、
そこに至るまでの丁寧でリアルな描写と、
事前に釘を刺すような「全てに意味がある」的な台詞で、
偶然が必然に転換されてしまう。
むしろ「なるほど、だからこそ、か」と思う展開(^ ^
例によって細かいことを書くわけにはいきませんが...
本当に最初から最後まで「隙がない」印象(^ ^
不気味なシーンでは鳥肌が立ち、
時にホロリとさせられるシーンもあり、
一冊で二度も三度もおいしい佳作(^ ^
映像化したらとても魅力的になりそうな作品です(^ ^ -
“死んでも残る念”の恐ろしさは感じるけれど、粘菌になじみがないので圧倒的な恐怖は今ひとつ。狭い集団の人付き合いの方がよっぽど…。画像検索もしたけど、粘菌躍動の力の入った描写やクライマックスがどうしても想像しにくかった。
そんな苦戦の反面、結集した杏奈の同級生たちの活躍と杏奈を最終的に救った決め手がストレートに胸を打つ。
次々と見事に回収されていく伏線にもゾクゾクさせられっぱなし。別々の点だった場所と人が一つの線になった瞬間、驚きと興奮の高ぶりが背筋を一気に駆け上がってきた。思わぬ満足感に遭遇。 -
初作家さんでした!
なかなか本の中に入り込めなくて、、、ちょびっと苦戦。。。
いらずの森にある秘密。その謎。
半分くらいから、同時進行で進む入院患者の老婆と、四国の山奥に引っ越した子ども、そして、何十年も前に消された校歌の謎な少しづつリンクしだして、俄然先が気になってきて、止まらなくなったが、半分まで読めなかったら
脱落者多いかもなぁ、、、、
笑
読書、初心者には不向きな一冊かもしれません。
半分まで頑張れば、手から本が離せなくなる。はず。。
#本
#初作家さん
#2冊目読むにはちょっと怖いな
#半分まではちとキツイ
#主旋律がずーっと恨みつらみ
#読む気が失せるくらい妬み嫉み
#読んでて疲れるマイナス思考
#誰もが敵って言い出す主人公
#そのあたりを越えればなんとかなる
#★★★
#半分までいけば面白い
#消えた校歌の3番
#この下り大興奮 -
個人的・夏のホラー月間で。ホラー作家として好き、って訳ではないけど、氏の著作ならまず間違いなかろう、とチョイス。読んでて頭に浮かんだのは、”まほり”。同作も好きじゃなかったから言わずもがなだけど、本作も…。共通点として思い当たったのは、古文書(本作では校歌)。その探求に、少なからぬ分量が割かれるんだけど、どうも苦手な理由はそのあたりにありそう。どうしても、解明パートでいちいち冷静にさせられてしまう。う~ん、イマイチ。
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2023/2/17