- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396337438
作品紹介・あらすじ
陰惨な歴史が残る四国山中の集落・尾峨に赴任した中学教師・金沢には、競技中の事故で陸上を諦めた疵があった。彼の教え子になった金髪の転校生・杏奈には、田舎を嫌う根深い鬱屈が。一方、疎外感に苛まれるIターン就農者・松岡は、そんな杏奈を苦々しく見ていた。一見、無関係な三人。だが、彼らが平家の落人伝説も残る不入森で交錯した時、地の底で何かが蠢き始める…。ホラーの俊英が、ミステリ要素満載で贈るダーク・ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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初作家さんでした!
なかなか本の中に入り込めなくて、、、ちょびっと苦戦。。。
いらずの森にある秘密。その謎。
半分くらいから、同時進行で進む入院患者の老婆と、四国の山奥に引っ越した子ども、そして、何十年も前に消された校歌の謎な少しづつリンクしだして、俄然先が気になってきて、止まらなくなったが、半分まで読めなかったら
脱落者多いかもなぁ、、、、
笑
読書、初心者には不向きな一冊かもしれません。
半分まで頑張れば、手から本が離せなくなる。はず。。
#本
#初作家さん
#2冊目読むにはちょっと怖いな
#半分まではちとキツイ
#主旋律がずーっと恨みつらみ
#読む気が失せるくらい妬み嫉み
#読んでて疲れるマイナス思考
#誰もが敵って言い出す主人公
#そのあたりを越えればなんとかなる
#★★★
#半分までいけば面白い
#消えた校歌の3番
#この下り大興奮詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人的・夏のホラー月間で。ホラー作家として好き、って訳ではないけど、氏の著作ならまず間違いなかろう、とチョイス。読んでて頭に浮かんだのは、”まほり”。同作も好きじゃなかったから言わずもがなだけど、本作も…。共通点として思い当たったのは、古文書(本作では校歌)。その探求に、少なからぬ分量が割かれるんだけど、どうも苦手な理由はそのあたりにありそう。どうしても、解明パートでいちいち冷静にさせられてしまう。う~ん、イマイチ。
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夜一人では読まないでください。の帯にゾクゾク!
中学教師の圭介、田舎にも馴染めない隆夫
金髪中学生杏奈、座敷でお手玉するヤヤコ、幻の校歌三番、そもそも粘菌ってなに?
最後までよう分からんお話しでした、、、 -
愚者の毒で宇佐美まことさんにハマって二冊目
今回も薄暗いイメージで湿度もあり色で言えば濃いめのグレーの感じが好きな世界観。
ただ今回はホラー要素、SF要素なので好き嫌いは分かれるかもしれない。 -
2023/2/17
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⭕
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SF部分省いて、田舎の村の人間関係の闇を掘り下げた方が面白そう。
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田舎独特の黒い人間関係と、そしてSF。
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四国の小さな集落に赴任した若い体育教師、東京から転校してきて祖母の家に暮らす女子中学生、田舎暮らしを夢見て移住した定年後の夫婦、それぞれが語り手となって話は進んでいく。
体育教師は本当は教師になりたくなかったとか向いていないのではないかなどの悩みを持ち、女子中学生は5人の同級生たちと馴染もうとしない、移住夫婦の妻は集落に溶け込んでいるが夫は距離を置かれている、という状況のなかで、元々は平家の落人の里だったとか、その昔陰惨な殺人事件があったとか、初代の校長が突然人を殺したとかいろんな話が絡んで、さらに山の森から得体の知れない何かが姿を現し始める。
半分ぐらいで読むのが苦痛になって最後まで読めなかった。なのでなにが起こってどんなエンディングなのかわからない。とにかく全然おもしろくない。
大きな事件への伏線なのだと思うが、要素がありすぎるのと散らされているので、話が入ってこない。 -
怖いというか不気味。若干肩透かし。
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★3.5
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幽気漂う『入らずの森』から何かがやってくる…
夜に一人で読まないよう帯に書いてあったので、怖さを期待しましたがそれほどでもなかったです。
幽霊であれ人間であれ“怖い存在”にうわっと脅かされる場面が個人的には一番怖いと思うので
そういう意味での迫力はありませんでしたが、不気味な雰囲気は十分に伝わりました。 -
ジャングル奥地を開拓することで、人類と未知の生物が遭遇し世界に疫病が大流行、致死率が極めて高いウイルス性の病原菌のはなしならば定番である。本書は少し趣向が違い、四国山中の村落で起こる奇怪な出来事の謎がじつは・・・謎解明の面白さは、最後まで読むものを飽きさせない。
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文句なしに面白かった!
平家落人の伝説が残る四国の集落。
過去にそこで起きた残忍な事件。現代とどう繋がるのか。
オカルト、伝奇要素が満載で、特に校歌に残された謎を探すシーンは本当に堪らなくウハウハしながら読み進めました。
まとめ方がとても上手く、最後に色々な事が繋がっていき思わずため息が漏れました。
久々に面白い伝奇小説が読めました。満足満足! -
これは、スゴイ(^ ^;
オカルトであり、ホラーであり、伝奇物であり、
基本的には「絵空事」なのは100%承知しておりますが。
それでも、「絵空事部分」以外の描写がリアルで、
もしやあり得るかも、と思わされてしまう(^ ^;
登場人物が、みな良い(^ ^
会社勤めに嫌気がさして、田舎暮らしを始めた男やら、
大きな挫折を抱えて仕方なく中学教師をやってる男やら、
親との確執から祖母と暮らす金髪の女子中学生やら。
田舎の人も、中学生から偏屈な爺さんまで、
皆それぞれに「実にいそうな」キャラクターで(^ ^
性格も人間関係・力関係も実にありそうで、
これがまた物語にリアリティを与えている。
主要な登場人物それぞれの視点で話が進み、
中盤に差し掛かるとストーリーが絡み始め、
終盤次々にパズルのピースがはまるように
全ての伏線がカチッと収まって一本の線になる様は、
もはや小気味よいほど(^ ^
ともすれば「ご都合主義」と取られかねないような、
え、そう来たか的な展開もあるのですが、
そこに至るまでの丁寧でリアルな描写と、
事前に釘を刺すような「全てに意味がある」的な台詞で、
偶然が必然に転換されてしまう。
むしろ「なるほど、だからこそ、か」と思う展開(^ ^
例によって細かいことを書くわけにはいきませんが...
本当に最初から最後まで「隙がない」印象(^ ^
不気味なシーンでは鳥肌が立ち、
時にホロリとさせられるシーンもあり、
一冊で二度も三度もおいしい佳作(^ ^
映像化したらとても魅力的になりそうな作品です(^ ^ -
書店のあおりに興味をもって、購入。
あんまりホラーを読む趣味はなかったのですが、
どんな怖いんだろうと思って。
鄙びた四国の山村で起こる不気味な現象と、謎の伝承。
嫌いではない、のですが。。。
この小説は、予測不可能であるということが、きっと生命線なのではないかと
思うのですけれど・・・
どうしても、とある同人ゲームにかぶってしまって、既視感がすごかったです。 -
山間の町で繰り返される陰惨な事件と不気味な森、謎の生物との戦いというB級ホラー。謎の生物の動機や生体にはかなり無理があるが、ハラハラ巻はあるし、子どもたちの頼もしさや、新人教師の頑張りはよかった。
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2017.04.02 読了。
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“死んでも残る念”の恐ろしさは感じるけれど、粘菌になじみがないので圧倒的な恐怖は今ひとつ。狭い集団の人付き合いの方がよっぽど…。画像検索もしたけど、粘菌躍動の力の入った描写やクライマックスがどうしても想像しにくかった。
そんな苦戦の反面、結集した杏奈の同級生たちの活躍と杏奈を最終的に救った決め手がストレートに胸を打つ。
次々と見事に回収されていく伏線にもゾクゾクさせられっぱなし。別々の点だった場所と人が一つの線になった瞬間、驚きと興奮の高ぶりが背筋を一気に駆け上がってきた。思わぬ満足感に遭遇。 -
まあまあ面白かったんだけど、このジャンルであれば明野照葉さんの小説にはまってしまった過去があるので、申し訳ないが新鮮味は感じられなかった。
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たまたま見かけたホラー作品。ちょっとフリが長かったけど展開は良かった。映画化しやすそう。アイドル主演で。