矢上教授の午後 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 140
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337513

感想・レビュー・書評

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  • じわじわと引き込まれる作品。
    ミステリマニアの矢上教授を筆頭に癖のある教授、助教授、院生が多数登場する。
    事件そのものよりも教授達のかけひきの方が面白いかもしれない。

    頻繁に場面転換が行われるうえに登場人物が多いので、最初のうちは前のページに戻りながら読み進めた。
    ようやく慣れてきたところで事件発生。
    ミステリ小説を読んでいると常にあやしい人を探してしまうが、この小説はあやしい人が見つからなくてちょっと困惑。
    途中まで想像していた犯人は大はずれだった‥。

    ついつい殺人事件に注目してしまうが、物語の冒頭に登場する「彼女」の正体がこの作品の1番の謎かもしれない。
    冒頭に登場した「彼女」のことは、矢上教授達のドタバタに集中していて忘れてしまっていたのでラストで繋がった時にはちょっとした感動だった。
    馳部教授が「彼女」に出会う日も近いのかなと想像すると、その話も読みたくなってしまう。

  • ゆるい表紙とは裏腹に殺人事件主軸の密室もの。

    かなり細かい章立てで場面が展開していき、
    三谷映画のように徐々に核心に迫っていく面白さがあった。
    登場人物は多いもののそれぞれキャラが立っていて役割に必然性があるのでさほど気にならず。

    ただしミステリとしては謎の仕掛けが小粒。
    トリックが単純なのは個人的にはかまわないけど物語の中のドラマ性が薄すぎる。
    そこで本の厚さが気になる。
    約400ページを割いたのに重みが残らない。
    流れはいいし文章も読みやすいからさくさく進むので大きなストレスはなかったものの、その分淡白さが非常に気になる。
    人間ドラマとしても一歩深みが足りない感じ。

    他に読む本がないとき、手を出してがっかりはしないものの腰をすえて読む作品ではないなという印象。

    解説でこの話に90カ月かけたとか書いてあったけどそれはむしろ作者を貶めているのではないかと思うくらい、悪く言えば重厚さに欠ける話だった。軽妙なのが魅力だと思ったけど。
    アピールポイントを間違っている気がする。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||M
    資料ID:95120614

  • とにかく章が細かすぎて、たらたらしてるし、状況が分かりにくい。普通の文章で書けば面白い事件になったかもしれないのになあ・・・ 残念!

  • 読み始め…12.8.15
    読み終わり…12.8.21

    森谷明子さんは「れんげ野原のまんなかで」を約一年前の読み、その中で語られていた小さくて優しいミステリが穏やかでとても心地よく印象に残っていたので二冊目にとこちらを手にしてみました。

    ミステリとしての設定や流れ、そして登場人物など全体のくくりとしてはじゅうぶんに楽しめる内容だとは思ったのですが...。

    なんというのでしょう..
    とても疲れました。
    とにかく疲れました。
    ごめんなさい~....

  • 章の数が多い。段落が変わったら次の章と言うくらいの勢い。24的とも言うか?でも、その切り替わりの早さが物語にリズムを与えています。

    惜しいと思たのが、前半、咲の登場シーンが非常に多いのに途中からしりすぼみな事。あの勢いなら、彼女が探偵の助手だと思ったんですが違いましたね。

    関係の無い他人同士と思った登場人物たちが、実はそうでもないと言う形式は「オリエント急行の殺人」に似ているとも思えます。

    意外に面白かったです。

  • 大学のオンボロ研究棟に嵐による停電で閉じ込めた人たち。そこで発見された殺人による死体。矢上教授が推理を進めていく。
    人間関係とか研究とか私には判りづらく興味を感じるところが無く、楽しくページをめくるって事がなかった。

  • 最初は小さな謎を解いていくオムニバスかと思ったら、殺人事件で陸の孤島で密室ものだったとは。序盤の視点の切り替えが頻繁だったが中盤から落ち着いて、事件が起きてからは面白く読みやすくなった。裏表紙のあらすじは読んでいなかったのだが、ちょっと説明しすぎではないかな。死体が発見されたのはなんと126ページに至ってからだ。そこまではもどかしかったのは確かだが。悪天候+徐々に密室、て段階であ、これ日常謎じゃない、誰か死ぬ、と思ったけど(笑)。矢上先生が全部解決と思ったらバディが奮闘しているのも良かった。

  • 章が多すぎて読みにくい。

  • 思ってたよりも咲の出番が少なかったような…。続編とかないのかな。

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