風立ちぬ(下) 風の市兵衛 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
3.58
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本棚登録 : 190
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337612

作品紹介・あらすじ

旗本・桜井長太夫の芸者・歌への執着を利用して音羽の花街を取り締まらせ、同時に付け火で町方を混乱させた祈祷師盗賊団の金座襲撃は成功した。その夜歌が失踪、市兵衛は捜索に乗り出し、面目を失った奉行所も一味捕縛へ躍起に。最中、市兵衛に迫る托鉢僧が剣の兄弟子・真達で、目的が市兵衛誅殺と判明するが…。市兵衛の過去も明らかになる、シリーズ最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • あまり書くとネタバレになるので詳細は避けるが、古着屋の番頭、祈禱師一派だけでなく、市兵衛が修行した興福寺時代の兄弟子との因縁も最後に決着を見る。
    上下巻にわたる長い物語だが、展開が早く冗長になっていない。前作の天空の鷹が今までの一番と書いたが、本作はさらに上を行った。

  • シリーズ最高傑作

  • 町方の執念

  • 30年7月19日読了。
    風の市兵衛シリーズ7作目。風立ちぬ下巻。
    旗本桜井長太夫と古着屋手代惣十郎との癒着が白日の下に。
    やがて、火付け強盗集団の潜伏先に渋井、市兵衛、弥陀ノ介らが向かう。
    巻末には市兵衛と托鉢僧真達の、20年に及ぶ闘いに決着が。
    僧照光が風の中で聞いた御仏の声「帰れ」は、意味深だな。

  • どちらの結果も虚しいばかりですね。

  • 市兵衛の活躍がまた良かった。最後まで楽しめた。

  • 第七弾にして前巻の後編
    策謀により音羽町の大清楼に手入れ、その間に冷酷非道なと賊が、そして娘の歌が失踪?
    影を求め市兵衛が活躍、歌は意外なところへ

  • 浪人もの時代小説。話に出てくる時代の風景、小物等の描写は細かいが、ストーリーだけ見てみるとどうか?歴史物は好きになってきたが、ただの時代小説は苦手。人物に共感できづらいせいか。

  • 難しい!悟りの境地には程遠い人間からしたら、市兵衛は、出来すぎていると思うけど。でも、作品としては、やっぱり、面白い!

  • うーん
    上巻からの期待は悪い意味で裏切られた。
    悪い旗本への始末
    行方不明のヒロインとの結末
    要らないと思えるライバルとの決闘

    期待以下でした

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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