玩具の言い分 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
2.88
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本棚登録 : 64
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337759

作品紹介・あらすじ

四十三歳の宇津井茂美はいまだに男性経験がない。自分と似た境遇の伯母が入院してしまい、独り身の行く末を案じていた。両親が伯母を見舞いに行ったため、代わりに父親の知人を接待することに。おくての茂美は、訪ねてきた三人が素敵な男性だと分かり、狼狽えるが…(「小包どろぼう」より)。大人の恋愛は複雑で苦い。だけど、どこか甘い。心にしみわたるアラフォー女性への応援歌。

感想・レビュー・書評

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  • アラフォーの恋愛事情を描いた短篇集。
    何作かは繋がっていたりする。
    そしてちょっとエロチックで、クスッと笑える。

    2016.9.16

  • 独身アラフォー女性を描いた短編集。
    男の自分にはリアルなのか否か分かりませんが、物哀しい印象ばかりてす。
    周りの独身女性たちはここまで病んでないと思うけどなぁ。

  • こんなはずじゃなかった、いやこんなもんだろう。アラフォー女性の苦くて甘い恋愛事情と人生観を描いた短編集。
    私と同世代の女性たちの飾らない本音を覗いてしまったようで、正直怖い。今、この感想を書いているカフェの隣の席では、この小説に登場する女性たちの同世代が、けたたましく会話している。そのギャップがやっぱり怖い。

  • 文庫版の表紙はビミョウ。 『田村はまだか』の浅倉かすみさんによる短編集。30代半ば~40代前半くらいの女性たちをめぐるお話。意外なことにセックスがらみがテーマになっていて、タイトルの「玩具」というのは、「玩具にされる」ということにつながっているそうで。とはいえ、エロい感じはあまりせず、山田詠美の『学問』における性のような、そういう原始的な感じでした。高校の同級生だった4人が35歳のときと43歳になったときに集まるお話が2篇入っており、それがこの短編集をまとめる風になっています。その4人が、性を本能として理解している風の女性(独身)と、そんな風には受け入れられず頭でっかちで奥手ながらいったん理解できたら大胆なタイプ(独身)と、そんなこと考える機会も間もなく在学中に出来婚した地に足のついたタイプ(既婚・子供あり)、何かのための手段とぼんやり思っているけど何のための手段なのかはわかっていないタイプ(既婚・子供なし)と、まったく違うタイプで、それでも利害関係もないし昔からの友達なのでなんでもあけすけに話す様が、印象的でした。男性が読んだらどう思うのか?!まったく予想がつきません。

  • おかしい/情けない/ぐっとくるなど気になるところを挙げようと思ったら付箋だらけになるよこれ。観察眼と表現力の大勝利。

  • うーん、いまひとつ…
    小包みどろぼうは面白かったかな?

  • 120810

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著者プロフィール

1960年、北海道小樽市生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を、04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞しデビュー。09年『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に『ほかに誰がいる』『そんなはずない』『好かれようとしない』『タイム屋文庫』『エンジョイしなけりゃ意味ないね』『静かにしなさい、でないと』『少しだけ、おともだち』『てらさふ』『乙女の家』『植物たち』『たそがれどきに見つけたもの』などがある。

「2016年 『少女奇譚 あたしたちは無敵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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