風塵 上 風の市兵衛(9) (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338404

感想・レビュー・書評

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  • 恨み骨髄なのは分からなくもないが復讐する相手が違うだろ。

  • 奥平の大殿は無実なのか、悪人なのか?

  • 異人さんが出てきて違和感があったけど、読み進めていくうちにいい感じになった。

  • 第九弾
    蝦夷の防衛と開拓、そして今後の開国の先駆けとなる貿易
    関係する人物が錯綜し、ある事件が
    元老中があと一歩まで追いつめられる?

  • 元松前奉行配下の旗本が射殺された。渡り用人の唐木市兵衛はえぞ地開発を指揮した元老中 奥平純明から側室の警護役に雇われる。そろばんより武の力で雇われた市兵衛。ちょっと寂しい。話の根底にはえぞ地開拓に動員された八王子千人同心が絡んでいた展開。この八王子千人同心開拓の話はおおまかに知っていたが、こういう形で話を造るとは目の付け所が違うな。読んでいるうちにドミニカ移住訴訟を思い浮かべた。お上のやってることは今も昔も変わらない。悲惨なえぞの話に対して奥平家の下屋敷の雰囲気が暖かなのがホッとさせる。

  • ほぼほぼ話の進行は大体同じなんだけど、いい。
    今回は蝦夷が絡み、ロシアが絡んでと壮大な話になるのか....。
    このあたりは実際に読んでからのお楽しみ。

    起承転結の「起承」の部分のお話なので、
    お楽しみは後半へ。

  • 今回はロシアとの交易に端を発するスケールの大きな話です。
    上巻を読んだ限りでは奥平の大殿は決して悪い人ではないし、襲撃する側にもそれなりに同情できる背景があるようなので、切ない最後が待っていそう。。。

  • 2020年、29冊目です。

  • 2013年6月祥伝社文庫刊。シリーズ9作目。蝦夷開墾の恨みに巻き込まれる市兵衛。下巻は、どんな展開になるのだろう。気になります。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    師走雪の夜、元松前奉行配下の旗本が射殺された。銃は西洋製で、賊はえぞ地での遺恨を口にしたという。北町同心・渋井が捜査を開始した同じ頃、渡り用人・唐木市兵衛は元老中・奥平純明から、碧眼美麗な側室・お露と二人の子の警護役に雇われる。やがて純明が破綻したえぞ地開発の推進者だったことが判明、屯田兵として入植した八王子千人同心の悲劇が浮上する…。

    平成29年4月25日~29日

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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