赤い森 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 81
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338565

感想・レビュー・書評

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  • 折原さんらしい世界が広がっている物語だった。
    一冊の小冊子・・・「遭難記-魔の森調査報告書」。
    樹海の山荘にたどり着き、遭難し、死亡した男が残した手帳を小冊子にしたものである。
    民宿の主人は、山荘にまつわる殺人事件を客である学生たちに語って聞かせる。
    来る客、来る客、そのすべてに聞かせるように。
    当然、話を聞いた学生たちは好奇心にかられ、興味本位で山荘を目指して樹海へと足を踏み入れる。
    繰り返される悲劇は徐々にその様相を変え、本来の事件すらもいろいろなものが付け足されて伝説の中へと飲み込まれていく。
    まるで山荘が樹海へと飲み込まれたように。
    三話に共通して登場する人物が民宿の主人である。
    彼は山荘の語り部となって、次々に樹海へと人々を送り込んでいく。
    樹海の危険を説きながら、一方では若者たちの好奇心を煽る役目を果たしている。
    殺意も悪意も連鎖し、誰も彼もが樹海の毒気にあてられたように精神を狂わされていく。
    狂気と殺戮を操る傀儡師の存在を疑うこともなく・・・。

    折原さんの描く物語が好きな人は楽しめるだろうが、繰り返される似たような描写に少しだけ辟易するかもしれない。
    事件の背景があまりにも「いかにもな出来事」なのが、何となく物足りなくあっけない気もした。
    逆に「いかにもな出来事」が伝説まで作りあげた不気味さも感じたけれど・・・。

  • 「あの家で何が起こったのか、実際のところ、誰も知らないんだ」
    民宿の主人が宿泊客にいつも聞かせる話があった。近くの山裾に広がる樹海にまつわる怪談だ…。

    都市伝説化している過去の事件は本当にあったのだろうか?民宿の主人は何か関わりがあったのか?
    幾つかの話が折り重なった一冊です。山奥での静かな暮らしは、単純に憧れる部分もあるけれど楽しいのは最初だけで
    すぐに人恋しく、都会の喧騒が恋しくなるでしょうね。動物も寄り付かない森なんて心細すぎますもん。
    真っ暗な森には殺人鬼が潜んでいるやも知れぬ…。

  • 前に読んだ「鬼頭家」のやつは、この作中の話だったのか。どおりでそこだけ読んでも意味わからず。
    でも正直よく分からなかった…。せっかく袋とじだったのに。

  • 2016.03.23
    樹海に中の山荘の物語?イマイチ、面白さが伝わらない•••。

  • 恐ろしい程早く完読!
    黒い森の続編というか、鬼頭家の伝説の真相や宿屋のおじさんの悪い面とかを掘り下げていった作品なので、黒い森を読んでいない人はよくわからないだろうなぁーと。
    黒い森と同じく袋とじになっているけど、全く袋とじの意味を感じない。


    それにしても宿屋のおじさんの悪人っぷりは凄い!嫁はさらってくる、金儲けのためならなんでもやるよ的な。いい人そうな人が1番怖いかも…
    でも、おじさんも樹海の闇に取りつかれちゃったのかな。

    すらすら〜っとよめたけど、また読み返したいとは少しも思わない。

  • 樹海の恐ろしさとそれによって人間が狂っていく様が丁寧に描かれていて、読んでいて背筋が寒くなりました。

  • 樹海の奥深くの山荘で起こった一家惨殺事件。真相を知ろうとする者達がまた吸い込まれるように樹海の中へ。
    変なキャラクターが多くて、ある意味魅力的です。

  • ヨクワカラナイ(-.-)
    面白くない(-.-)

    久々に挫折しかけた(-.-)

  • あまりしっくりこなかった・・・
    樹海をさまよう不気味さは嫌という程伝わってきた。
    民宿の主人が一番得体が知れないし、怖い。。

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