ダークゾーン 上 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • レビュー :43
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338671

作品紹介・あらすじ

壮絶な戦場を舞台に鬼才が抉る“人間精神の暗黒"!
「盤上は現実、駒(クリーチャー)たちは幻想(ファンタジー)、敗北は死。悪夢の対局が幕を開ける」西上心太(文芸評論家・将棋ペンクラブ大賞選考委員)

戦え。戦い続けろ」プロ将棋棋士の卵・塚田は、赤い異形の戦士と化して、闇の中で目覚めた。突如、謎の廃墟で開始される青い軍団との闘い。敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力化(パワーアップ)など、奇妙なルールの下で続く七番勝負。頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。“軍艦島"で繰り広げられる地獄のバトル。圧巻の世界観で鬼才が贈る最強エンターテインメント!

感想・レビュー・書評

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  •  貴志祐介 著「ダークゾーン(上)」を読みました。

     プロ将棋棋士の塚田は、異形の戦士として異世界で繰り広げられるバトルに突然戦う羽目に陥る。将棋の駒のように、味方のモンスターを操って戦うという奇妙なルールの下で続く七番勝負。塚田は戦いに勝利し、もとの世界に戻ることができるのか。

     いきなり、異世界での戦いからスタートするという展開でしたが、さすが作者の得意とする所で、すぐにその世界観に入り込むことができました。

     また、将棋に似た戦いの奇妙なルールも読んでいる中ですんなり理解し、その地獄のような戦いの勝負に夢中になっている自分がいました。

     塚田の味方のモンスターはいずれも、塚田の知り合いで、敵方も徐々にその正体がわかってくるという展開で、この異世界で戦わざるをえなくなった理由が少しずつ読み取れ、下巻のクライマックスに向けて、盛り上がる感じでした。

     そこに隠されている秘密な何なのか、この勝負の行方はどうなるのか、果たして塚田はどんな運命をたどるのか、上巻を読み終わった今、下巻の結末が楽しみです。

  • 「軍艦島」と思われる場所で、「赤の軍団」として目覚めた18人。生き残るために、七番勝負で「青の軍団」に勝利しなければならない。主人公でプロ棋士の卵・塚田は「王将(キング)」。「火蜥蜴(サラマンドラ)」(奨励会の鬼幹事・斉藤七段)や「皮翼猿(レムール)」(友人の河野)ら役駒6枚と、5枚の「歩兵(ポーン)」(根本准教授ら)、6枚の「DF(ディフェンダー)」らを動かし、青軍の王将・奥本に勝利することができるのか?

    突如連れてこられた異世界。現実かゲームかもわからないままに開始する死闘。知略の限りを尽くす戦い。これらの設定だけでも、『クリムゾンの迷宮』を彷彿とさせる名作の予感だったが、予想通り一気読みしてしまった。貴志祐介さんの本は、読みだしたら止まらない。面白い。強いて言うならば、登場人物(特に主人公の塚田)にあまり好感が持てないなどの難点はあるが、そんなことはどうでもよくなるくらい面白い。勝負そのものの予想もつかないし、この世界の謎も残したまま。下巻が楽しみだ。

  • たまには人気作家でも読んでみようか~と、軽い気持ちで読んで
    しまいました。

    「新世界」でもあれだけのボリュームを読ませる筆力と、反比例して
    何も心に残るものがなかった事が少し気になってもいたのですが…。

    上巻の半ば辺りから、これはマズイ!と思いつつ、泣く泣く最後まで
    読んでしまいました。
    なるべく最後まで読んでから判断したいと思ったのがいけなかった
    のかもしれません。

    結果として、とても贅沢に時間を浪費してしまいました。
    現在の私の趣味と、貴志先生の今の作風が合わないことを確認
    できたのが、一番の収穫でした。

    しかし貴志先生の溢れるばかりのイマジネーションと、それを表現
    できる圧倒的な筆力は、さすがとしか言いようがありません。

    将棋・チェス、異世界モノ好きな方にオススメします。

  • 将棋がわかればもっと面白く感じたかも…
    並行で進む現実(?)の話も気になるところ。下巻でどうなるか。

  • 面白いようでいて…。
    将棋よく知らないし…。
    7番勝負…長い… 笑
    後半どうなるかに期待。

  • ダークゾーンと呼ばれる異次元空間に浮かぶ島で目覚めた人々。
    プロ棋士の卵である主人公は、赤軍の王将として、青軍の王将を倒すことを強いられる。
    化け物のような外見に変わっているものの、仲間も敵も知った顔ばかり?
    それぞれ特殊な能力を持っていたり、敵を殺せば手駒になったり、リアル将棋のような七番勝負。


    RPGゲームのような世界観と将棋の融合といった感じで、序盤は少し入り込みにくく感じました。
    ゲームは好きですが、将棋は駒の動きがわかるくらいなので。
    どちらも好きだとより楽しめるかもしれません。

    なぜこんなことになったのかという当たり前の疑問を持つ余裕がない状況。
    なんとも言えない恐怖感がありつつも、その戦い方は個性が表れていておもしろいですね。

    まだまだ勝負も中盤戦にさしかかったところ。

    下巻が楽しみです。

  • 3.5

  • 面白かった。

  • 理沙がかわいそうでした。
    バーチャル世界で化け物やるか死か。将棋やりたくなりました。

  • 久々に読んだ貴志さんの作品。
    将棋はよくわからなかったけど、緊迫の駆け引きがよくわかり面白かった。3つの時間が進むはなしだったが、これがどういう結末になるのかがとても楽しみ

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