春雷抄 風の市兵衛 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338848

感想・レビュー・書評

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  • いつも強い。
    どの事件がモデルか分からないが,悪いやつらの考えることはいつの時代も同じ。

  • 今回の依頼は百姓の仕事もありでしたね。

  • 人捜しから始まった今回のお話。面白かった。
    ただ、あれよあれよと悪事がばれてあっけないなと思った部分もあった。

  • 第十一弾
    コメの横流しと密造酒
    いつものように上手く廻りから関連付けられ
    少し哀しい解決
    それにして女には縁が無い

  • 市兵衛の、米づくり、酒づくりに携わった過去の経験が生かされる話。
    正直者で真面目な百姓であり代官所の手代でもある清吉が失踪した事情とその行方を探ることが今回の市兵衛の任務。
    渋井が内密に調べを進める密造酒疑惑の一件との繋がりが見えてくる。

    清吉の妻と幼い娘の健気さが胸を打つ。
    武智の歪んだ心の背景がもっと語られるかと思ったので、ちょっと肩透かしの感もあり。
    それと、弥陀ノ介の見せ場がほとんどなかったのも残念。

  • 今作は、今までの作品に比べると、今一つ納得いかない、というか、敵役に物足りなさを感じた。まあ、毎回、ドロドロとした業の深い人間を登場させるのは、しんどいのかな?

  • 悪代官の脱税って感じ
    最後の決闘はイマイチ

  • 風の市兵衛シリーズは、10巻の「風塵」をもって読むのを休止したつもりだったのだが、またぞろまとめ買いして読みふけってしまった。勧善懲悪ものは中毒性がある。

    本作は、市兵衛が友人の蘭医 柳井宋秀の頼みで、葛飾小菅村の代官所の手代をしていた清吉を探すことに。調べていくうちに代官所の元締め、酒問屋、米問屋、酒造元、十手を預かる地元のやくざらが結託した密造酒造り疑惑に発展。市兵衛は清吉の美人女房と愛娘を助け、黒幕との対決に。

    今まで読んだシリーズの中では、平均的な作品かな。

  • 今回の事実上の依頼主は代官所の手代の妻で、敵は密造酒で儲けを企む連合軍。
    酒は原料が米であり、この時代の米は幕府にとってある意味ではお金より大事な為政の基盤なので、ここに手を出すのは旨味が大きい分だけリスクも特大であり、悪者の単なる小者ではない。
    農業や酒造りに加えて流通の視点からいろんな計算をするところなど、市兵衛の経験が上手く組み合わさって活きていました。

  • 2013年10月祥伝社文庫刊。書下ろし。シリーズ11作目。行方不明の代官所の手代を探すことになった市兵衛。密造酒に関わる不正を風の剣が成敗する〜てな調子のチャンバラが、楽しい。

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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