蜩ノ記 (祥伝社文庫)

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  • 祥伝社
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レビュー : 266
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338909

感想・レビュー・書評

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  • R1.7.14 読了。

    『「蜩の記」は、読み始めてしばらくすると分かるように、生命の終わりを告げる物語である。死に近づくにつれて人間は何を思い、どう行動し、どのような姿でこの世を後にするのが人間らしいかを、するどく問いかけることが最大の読みどころといえよう。中略。なので、世を去るべきかどうか、が問題ではない。去ると決まった以上はその日に向けて人としてどう生きるかが肝心で、その1点から真価は定まる。』…解説より。

    同名の映画を先に見た後で、小説を読んだ。映画では分かりにくい登場人物達の想いが、小説で描かれていて、ああ、あれはそういう事だったんだと納得しながら、読み進められた。昔の人達の気概など、受け継がれてほしい大切なものを教えられた気がします。

    ・「ひとは心の目指すところに向かって生きているのだ、と思うようになった。心の向かうところが志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくはない。」

  • 時代小説は苦手なのですが(藩とか、人の把握ができない)がんばって読みました。映画は以前見ていたので、なんとなく分かるかと思ったけど、誰と何がどう対立してるのか、混乱しまくりました。秋谷の潔い生き方、大局を見ての判断。何もかもが素晴らしい人で、側にいれば庄三郎が傾倒していくのは分かる感じ。その描き方も清々しくて読んでいた気持ちがいい。息子の郁太郎が親友を失い奮起するところも良かった。ラストは涙なくしては読めない。中根平右衛門が策士。良き伴侶、良き友に巡り逢うことのすばらしさも感じる作品かな。

  • 徳のある正々堂々とした生き方が近道。
    時代物としては久し振りに感銘を受けた。
    何より、この文章の美しさにまいった。

  • 時は、江戸時代。
    前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と10年後の切腹を命じられた秋谷が暮らすのは、九州の山間の村でした。

    そこに遣わされた庄三郎の目を通して感じる清逸な世界観と美しい自然描写に心が洗われました。

    10年後の切腹の命、すなわち余命は10年。
    それも、病で命を落とすのではなく、自らの手で愛する家族のいる世界を後にするのは想像を絶する痛みでしょう。

    その葛藤が書かれているのかと思いきや、主人公は清廉な人柄で、心静かに穏やかに、確固たる信念を持って生きていました。

    限られた生をどのように生きていくか、人間らしく、親らしく、夫らしく生きるとはどういうことか、常に心に抱きながら生きているからか、主人公の人との関わりのなんと深くやさしいことか。
    自分の生き方について改めて考えさせられました。

    ひとは心の目指すところに向かって生きている。
    心の向かうところが志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくはない。
    私もいつか、そんな風に思えるんだろうか。

  • 限りある生命を如何にして締めくくるか、死を迎えるまでの日々の生き方を問う慟哭の時代小説である。徳川の閉ざされた武家社会に蠢く人々の宿命的な生き様が、哀切の情念で切々と綴られていく。人の心の気高さに、万感の想いが募ってやまない。

  • 山本周五郎の「樅の木はのこった」に続いて読んでみたら、同じ匂いの小説だった。しかし個人的に好みなのは「蜩の記」に軍配があがる。
    郡吉の今ある境遇での清々しさに感涙した。
    とても素晴らしい小説でした。

  • 限られた命とどう向き合い、いかに生きるか。
    秋谷氏の生き様は淡々と、しかしその一本気は心に深く染み入る。
    (秋谷氏の安定感に対し、庄三郎は一人前の武士として、少し頼りない印象もあったかな)

    この忙しない、物質的な現代社会を過ごす上で、そのような気概保ち続けることは難しいけれど、心の片隅に置き続けたい清廉さ。

  • 時代小説はほとんど読んだことがなかったけれど、何となく惹かれて手に取る。手に取って正解。文章が美しく、読み応えあり。
    登場人物が魅力的。秋谷の凛とした生き方、庄三郎や郁太郎の成長など…
    裏事情が少しずつ明らかになっていくのは、推理物みたいに楽しめた。

  • 理不尽な状況でも、どう生きるべきか。穏やかでまっすぐ正しい生き方。感服。

  • 初葉室。直木賞受賞作。藤沢周平著『闇の歯車』にて、時代小説の面白さに気付き、本書で二作目。この作品を読み始めたのが私の仕事での失敗により、近いうちにおそらく“解雇”になるであろうタイミングと云うのは、何か運命を感じた。切腹と解雇。秋谷が庄三郎と郁太郎を助けに行くところは思わず涙が流れた——。読む前は逆だと思っていたが、人生とは終わる日がきっちり判っていた方が有意義かも知れない…。秋谷の人間性、凛とした真っ直ぐな生き様。秋谷の家族への想い。その逆もまた然り。庄三郎が秋谷を慕っていく過程。等々…読み処が本当に多い。大変良い作品に出会えた。続編であろう『草笛物語』は是非とも読みたい^^

  • 国語の先生におすすめされて読みました。
    時代小説はあまり読んでいなかったから、途中リタイアになるかなーと思っていたけど面白かった!
    まっすぐに生きる秋谷さんももちろん魅力的だけど、源吉の最期が悲しすぎて……。お春のために笑顔を作った彼にも感服。そして万治、もう少し頑張ってほしかった。
    源吉のことでさらに武士と百姓との溝は深まってしまったのだろうけど、庄三郎と郁太郎が秋谷さんのように向き合ってよい方向へ進むと信じたい。

  • 何も言わず、自分の死を目の前に見ながらやるべきことだけを果たそうとする。清廉潔白で厳格。これこそが本当の武士なのだろう。
    戸田秋谷の生き方、それを監視する檀野庄三郎。
    自然描写が美しく効果的でした。

  • 現代の日本のどこにこれだけの思慮と覚悟を持って生きている人がいるだろうか。少なくとも私はただただ、その日一日から逃げるだけの日々である。

    死期を知りつつも己の責務を全うし清く生きる秋谷には尊敬の目しか向けられません。
    時代小説、というと難しいイメージがあって避けていたのだけれど、この本はひたすらに描写が綺麗だった。
    もちろん悲しいことも描かれているけれど、人の潔い心、清い心が素敵だと思った。

    *映画を観ました。絵が素敵でしたが、やはり省かれている部分もあって本の方がいいなと思いました。けれど、映る景色にも役者の中にも静謐さが表れていました。

  • ☆5.0
    直木賞受賞作ということでかなり期待値高く読み始めましたが、その期待に充分答えてくれる作品でした。

    切腹の日が定められ山村に幽閉されている秋谷と、城内で不祥事を起こし秋谷の監視のため山村に遣わされた庄三郎。
    命の刻限が迫るにもかかわらず武士として自らを律し生きる秋谷を間近に、その切腹を命じられた罪過は誤りだとの確信を持ち、庄三郎は自ら調べ始めるが…。

    文中、源吉と慶仙和尚の言葉が深い。
    その言葉だけを抜き書きしておこうかと思う位に重みのある言葉が並ぶ。

    武士とは、武士の矜恃とはこのようなものかと心に迫る作品。

  • 7月-19。4.0点。
    羽根藩シリーズ。直木賞。
    藩主の側室と江戸で一夜を過ごした咎で、藩史編纂を命じられた主人公。3ねM後に切腹が決まっている。監視役に命じられたもうひとりの主人公。

    再読。面白い。さすが直木賞。
    領民を思い、家族に対しても清廉である姿勢。
    ラストもグッときた。

  • 歴史は鑑。よきことも悪しきことも記す。藩の歴史を記し、10年後に自害することになっている武士の一家と、監視役の男。ただ役割を果たしていく一家。

  • 重かった。
    秋谷のような清廉の人は切腹で中根のような小物ばかりが人の上に立つ。秋谷を信じられなかった前藩主も人間の器が小さい。
    人の上に立つ者が人としての器が小さいというのは罪だな、と思わされる。
    秋谷の生き方は自分にもそう生きられるのかと問われているような気がする。

  • 日本史に詳しくなく、名前が長い人たちがたくさん出てきて、誰が誰なのか、どうなってそうなったのか…等が分かりづらく、物語の半分過ぎまで斜め読みでした。これはおそらく私の理解力のなさでしかないと思います。。
    なので、謎が明らかになっていく様などは、フワッとしか分かっていませんが、それでも、最後の方は涙無くしては読めませんでした。
    武士の生き方、というか、人の生き方が描かれていました。死ぬことを美徳とするのは、あまり好きではないですが、そうではなくて、どう生きるかという作品でした。
    理不尽な事が多く、真っ直ぐなんて正直生きていられないのは、今よりもこの時代の方が圧倒的に多かっただろうと思われます。その中で、中心をずらさず、武士の道、人の道を生きようとした人たち。我が強いのとは正反対だけど、信念は揺るぎなく強い。なりたいと思ってなれるものではないけど、やはりこの様な生き方が美徳とされるのは腑に落ちる気がします。

  • 昔の時代ならではの言葉の使い方には冷静さと情熱のような相反するものが同時に表現できる特性があったかのように思う

  • 源吉は本当に心優しくて強い子だなあ。百姓の子だけど心は武士のようだった。
    秋谷の武士としての真っ直ぐな生き方が郁太郎を成長させ、庄三郎を変えたと思う。武士としてだけでなく、人としてかっこいい人だった。こういう人が切腹しなければならないというのが武士の世なんだろうな。
    これから先、郁太郎には秋谷の名に恥じないような人生を歩んでほしいし、彼を導くのが庄三郎であってほしい。
    この続きがあるようなので是非読みたい。

  • 武士の実直な生き方だか、人として考えさせられる一冊だった。最後、思わず涙ぐんでしまった。

  • 大変、面白かった。
    「武士」して、いや 「人間」としての生き方を
    教わった気がした。

  • 葉室麟の時代小説で第146回直木賞受賞作。

    直木賞受賞にふさわしい優れた小説という印象を持った。
    良く練られたストーリー、読者の興味を掻き立てるシチュエーション、魅力的な登場人物、そしておそらく葉室さんの得意とする読者の心に染入る様な美しい風景描写。
    物語の初めから終わりまで、本当に良く作り上げられていて、ある種の芸術品の様な美しい作品だと感じた。

    職場で友人との喧嘩から刃傷沙汰を起こしてしまった檀野庄三郎は、切腹を赦免される代わりに向山村に幽閉され家譜編纂を命じられている戸田秋谷の監視を命じられる。
    戸田秋谷は七年前に前藩主の側室との密通の容疑がかけられており、10年後の切腹が命ぜられていた。
    庄三郎は、戸田家の人々と一緒に過ごすことで秋谷の人柄を知り、彼の罪に疑問を持ちはじめ真相を調査する。
    「蜩ノ記」とは秋谷が日々の出来事を記録している日記の事である。

    この作品は、心に残る台詞が多い。
    庄三郎が真相を調査する過程で人の心の闇に嫌気がさし、遠くの田畑を眺めながら
    「ひとは、稲のようにまともには生きられぬものなのでしょうか」
    と相手に問いかけるシーンは、非常に印象深かった。

    戸田秋谷の犯した罪の真相がこの作品のキーポイントであり、その謎に迫ることは危険を伴う為、緊迫したシーンが続きスリリングな楽しさがある。
    また、庄三郎が戸田家の人々と交流する事で、人を愛おしむ心が彼の心に生じてくる様の描写も美しい。
    それと庄三郎の秋谷の娘 薫に対する恋愛の様子がいかにも不器用で微笑ましかった。

    物語のクライマックスからエンディングも感動的で、この美しい物語にふさわしい。
    ここでは、庄三郎の人間としての成長が如実に出ていて本当に素晴らしいシーンであった。

    非常に完成度の高い良い小説だと思う。
    ただ物語が美しければ美しいほどいかにも作り話という感じがしてしまうので、その部分のバランスさえ良ければ満点だ

  • 「蜩ノ記」
    映画は見ていないが文庫になっていたので読んでみた。
    お家騒動に巻き込まれ10年後の切腹を申しつけられ、その10年間の間に藩の歴史を編纂するように言いつかった戸田秋谷の物語である。
    物語はひょんな弾みで親友に怪我を負わせ、切腹処分の代わりに戸田秋谷の監視役として派遣された檀野庄三郎の話から始まる。
    庄三郎は次第に秋谷の清廉潔白で領民たちを思いやる心に動かされていく。
    お家騒動の原因が次第に解き明かされていく謎解きと、迫る秋谷の切腹、そしてその中での秋谷、庄三郎、その他の登場人物の思いがよく描かれており、引き込まれる。
    秋谷は自分が切腹することについて、やることはやったので思い残すことはないと言うが、慶仙和尚に残された者の思いを汲んで死ぬことをためらう心があることが本当の悟りだと諭される。
    主人公の戸田秋谷が己の意志を貫くあまりにストイックな理想的な武士に描かれすぎているところが少々気になるが、いい作品だと思う。
    映画は役所広司、岡田准一が演じているが一度見て見たい。

  • 珍しく時代小説を読んでみた。
    主命により切腹の日を決められている秋谷は静かに家譜編纂をしながら日々を暮らしている。
    毎日が死へのカウントダウンであり、そもそも切腹しなければならない理由にも理不尽なものがある。
    遺していかなければならない家族もいる。
    無念さは感じないのだろうか?悔しくはないのだろうか?
    読み始めたときにはあまりにも達観しているような秋谷に違和感を感じた。
    取るに足らないような地方の村にも生活をしている人たちがいる。
    年貢をめぐり、さまざまな問題も起きていく。
    侍(搾取する側)と百姓(搾取される側)では立場も違う。
    けれど、少しでも相手のことを思いやる気持ちがあれば…。
    いや、きっと時代背景を考えると侍が百姓を思いやる意識などなかっただろう。
    ならば有能な役人として効率的な仕事をすればいい。
    保身だけを考えるのではなく、百姓からいかに多くの年貢をトラブルなく集めるか。
    そこだけを考えればいいのに、と思ってしまった。
    子供にまで威張り散らすような輩にはプライドがないのだろう。
    彼らの保身に染まった行いは、対比としてより一層秋谷の静謐さを際立たせている。
    すべてを受け入れて静かに真っ直ぐに残された人生を生きていく。
    間近でそんな秋谷の生き方を見守ってきた庄三郎もまた、彼の影響を受け変わっていく。
    秋谷の思いは庄三郎に、そして郁太郎に引き継がれていく。
    終盤の家老が語る秋谷の心境部分はいるだろうか。
    たしかに腑に落ちるものもあり、読み手には親切かもしれない。
    だがとってつけたような説明はそれまでの物語に流れてきた空気とあきらかに違うような気がするのだけれど…。
    時代小説はほとんど読んだことがない。
    だからかもしれないが、物語の世界にどっぷりとつかりながら読むことができた。
    秋谷という人物の凛とした生き方に心洗われるような物語だった。

  • ラジオなどの口コミ、あるいは、映画の評判がよかったので、初めて日本の時代小説を読む。
    最初は、時代小説ならではの語句に少し戸惑ったものの、慣れると、物語の内容に吸い込まれる。
    作品の魅力だろうか。
    登場人物の機微、あるいは、それと重なる自然の描写がきれいだった。
    フィクションなのはもちろんだが、「物語の内容は、現代小説にあるような展開かもしれない。それが江戸時代にかわっただけ」。そういう表現もできるかもしれないが、やはり、人物の心情、生き様…それらを描くには、この内容がぴったりだと思った。
    人間の機微を描く、時代小説が自分にはあっているようだ。
    推理小説のような展開、それと並行してすすむ登場人物の心の有りよう、すべてよかった。
    満足の1冊。

  • この分野ではすでに、藤沢周平が確立してるのに、なぜ書いたのか?
    美しい精神と大きな技量を併せ持つ源吉を簡単に死なせてしまい、周りの、人間の怒りは凄まじいものと察するなのに、家老中根を殴りつけて終わってる。現実は、こんなものかもしれないが、そこは、小説ですよ。戦国時代じゃないんだから、勧善懲悪を見せてほしかったなあ。最後に中根が過去を述懐するシーンは、要らない。あんな盛り下がるシーンないなあ。むしろ郁太郎を主役にすればよかったのに。

  • 日本人に産まれて良かったと思うような傑作時代小説。第146回直木賞受賞作も頷ける。これほど心に訴えてくる小説は無い。

    不始末により切腹と引き換えに幽閉中な戸田秋谷の監視を命ぜられた檀野庄三郎…秋谷の元で過ごすうちに庄三郎が行き着いた場所は…

    この時代小説の面白さは、我々に武士としての志と清廉な生き様を示してくれるだけではなく、庄三郎が秋谷が幽閉された理由を解き明かすミステリーの要素も秘めているからではないだろうか。

    あまり時代小説を読まぬ自分でも、驚くほど素晴らしいと思う小説だった。

  • 読んでいて、登場人物から「澄んだ湖」を連想します。汚れまくりの溜池みたいな私も少しは清々しく生きてみたい。

  • 2019年3月12日読了。城内で不祥事を起こした庄三郎は、3年後に切腹を控えた武士・秋谷の監視を命じられ、その振る舞いに感化されていき…。第146回直木賞受賞作。理想化されたとも言える「武士とはどうあるべきか」「いかに生き、いかに死ぬか」みたいな話を清潔感を持って描く作品。うるっとくるシーンもあり読後感はいいし、終盤庄三郎と郁太郎がとった行動は「えー、そういくんか?」と意外性もあったが、定められた結末に向かっていく物語は自分にはもう一つ物足りなかった…。自分の基準で正しく生きることで、不遇な目にはあっても最後には皆に分かってもらえるし、周囲を動かすことができる、と現実は必ずしもそうではないが、そう信じ続けることが大事か。映画の主演は岡田君のようで、ちょっと観てみたい。

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著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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