彼女が追ってくる (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396340391

感想・レビュー・書評

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  • 箱根会のメンバーが集まって事件を解明していく過程が面白かった。
    論理立てて推理を推し進めていく寺田と比呂美。
    冷静にその場の流れを作っていく優佳。
    その場に応じたやりとりをしながらも、刻々と変化していく犯人の心理。
    意外なところに盲点があったことも、それに気づいていながら告発しなかった優佳の様子も楽しめた。
    犯人よりも被害者の方が少しだけ上だったということだろう。
    何よりも、最後の場面でそのことがハッキリとする。
    どことなく雑な感じのする論理も、読みやすさを優先させればそれほど気にならなかった。
    短時間で読み終えられる物語は、けっこう都合がいい。
    後付のような強引な推理も、それはそれで楽しめる物語だった。

  • 碓氷優佳シリーズ第3作。”彼女”の残した物を巡り予想外の展開になることで、倒叙に別の愉しみ方を加えている。しかし、第1作と比べるとサプライズ感は少ない。犯人があまり頭が回る人に見えないのは構成上仕方ないが、元々逃げるつもりがあったのかよく分からない。

  • 2018年15冊目。
    碓氷優佳シリーズ3冊目。
    「扉は閉ざされたまま」「君の望む死に方」と読んできたけどコレがいちばん面白かった。
    被害者に勝ったつもりでいたのに実は殺した相手の方が上だった・・なんてホントキツイ。
    毎回思うけど、碓氷優佳自身が純粋な探偵じゃないところがいい。好きにはなれないけどw
    それにしても今回のラスト、やっぱり知っていたのかな・・と考えると恐ろしくなる。

  • 犯人目線の展開が面白い。動機が弱いし、探偵役にも、んっていう所もある。そもそも、犯人は優秀なのか、ドシなのか。

  • 石持浅海先生の碓氷優佳シリーズが抜群に面白いのは、碓氷優佳が主人公なのではなく、あくまでも犯人が主人公であり、碓氷優佳は敵役だということ。しかも今作は石持浅海先生の持ち味でもある、たった1つの些細なアイテムで延々と議論を重ねるパターン。謎が解き明かされた時の痛烈さたるや、前作の想像に任された結末から一転、インパクトのあるラストシーンも印象深い。

  • 最後がなかなか。しかし毎回動機がよくわからない。

  • 典型的な犯人視点のミステリ。
    完璧に見えた犯罪を主人公が暴く、と言うものだけど100点中20点ぐらい。

    犯行自体に奇抜な物はなく「曖昧にしとけばなんとでもなる」理論の上、探偵役が後半までどうでもいい議論をみんなでやった後「実は最初からわかってました」って……それはただのイヤなやつだ。

    トリック(というかアリバイ崩し)が間違ってないけど、それどうなの?みたいなののオンパレードで、例えるなら「あなたの話は嘘です、朝は顔を洗うものです。誰でも気づくことですよ」と言われる感じ。いやいや洗うけど、間違ってないけど!?みたいにモニョる。

    探偵役も何がしたいんだか分からんし、この犯罪は美しくない的な事言うし、なら黙ってるか速攻解いて警察呼べよと。読み終わってからいくつかレビューサイトの「短編が良かった」という言葉にそれだ!って思った。犯人もわからない謎があったんだけど、それだけで延々引っ張るには長すぎた。

    短編ならすごい満足したろうなって思う。探偵の頭がぶっ飛んでるのは、人の犯罪を犯行を暴くなんて事をする人間が常識人の訳がないし、常識人が探偵をすると適度に嫌な奴になるんだなと分かったのは収穫。

  • 碓氷優佳シリーズ三作目。これだけ頭の良い人(黒羽)なら被害者にならず、ことを進められた筈なのに・・間接的にでも恋人を死に追いやった気持ちがいつまでも拭えなかったから、ああゆう最後を求めてしまったのでしょうか...><; それにしてもシリーズ通して良く出来た倒叙ミステリだ。

  • 犯人目線で描かれる、倒叙ミステリ。
    面白かった。
    殺人は完璧だったはずなのに、被害者の残した謎のせいで、思い通りに物事が進まない。
    物言わぬ被害者に、主人公が追い詰められる展開が面白い。
    警察を呼ばず行われる、推理合戦も楽しい。
    ラストの締め方もよく、タイトルの意味を改めて味わう。

  • 面白かった!!

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