木暮荘物語 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 3591
レビュー : 407
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396340698

感想・レビュー・書評

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  • 人と人は、どこでどう心を通わせるかわからない。だから面白い。

    どんな事情があっても、やっぱり人は、自分以外の人との血の通った交流を求めるものなのだと感じました。

    ほぼ全編、下ネタのオンパレードで少し戸惑いましたが、不思議と最後は、ほんのり暖かくて穏やかな気持ちになれるお話が多かったです。

  • 柱の実り、ピース、嘘の味が気に入りました。

  • なんとも、ハレンチな描写いっぱいですが、爆笑できるし、ほろりともするし、オススメの小説です。人間、欲の塊なんだなぁ。そして、昔には戻れないんだなぁ。当たり前のことに、また気づいたりします。

  • 読み始めて、????
    この本のテーマって…
    でも、大真面目にそのことと向き合っていて面白かった。
    なかなかそんな風に向き合えないものだし、人にも聞きにくい。
    ただ一つ、光子に子供を抱かせてあげたいな、って思いました。
    そんな思いもよらぬことが光子に起こりますように。

  • これは、変人の物語だ。
    そして、生と性の物語でもある。
    生きるという字に、忄つまり心と書いて
    性という意味になるのだ。
    変人ではあるけれど、
    この物語の登場人物には心で溢れている。
    人間の心の奥を覗かせてくれたそんな作品でした。


    気になったメモ

    共感と観察は、他者への遠慮を生む。

  • 人生の悲喜交々が凝縮された一冊。
    キャラクターの輪郭が非常にハッキリしていて、見る(描写が丹念なためそう錯覚される)者の目を奪いさってしまう。おんぼろアパートで繰り広げられる、時にほろ苦さを含んだこの喜劇は、多くの人の心に明かりを灯すことだろう。

    神崎が覗きの過程でだんだん対象の世話を焼きたくなっていく様子に笑ってしまった。よくよく考えてみればこの描写、物語を読む者が登場人物に対して抱く感情に似ているかもしれない。

    余談になるが、この作品を好ましく思った方に
    小説「彼女のこんだて帖」角田光代
    漫画「僕らはみんな河合荘」宮原るり
    の2作品をお勧めしたい。

  • 簡単に言ってしまうとテーマは「性」。
    でも変ないやらしさはなくてサラッと読めました。
    むしろ爽やかささえ感じる読後感。

    みんなちょっと変わってて、何かしら事情を抱えている。でも登場人物たちが皆温かくて、とてもいい。
    みんな変なんだけど、そんなに「変だ!」とは思わないように描かれている(と思う)。

    どれもこれもぶっ飛んだ設定なのに、何故か溢れる日常感。愛すべき変人達。

    地味な装丁とタイトルからは想像できない内容でした(笑)面白かった~。

  • 心温まる物語が読みたくて購入。
    木暮荘というアパートと、そこに住む人々を中心に話が展開します。

    いい話だとは思うのですが、割と生々しい性の話とか出てくるので、三丁目の夕日的なものを求めて読んだ私としてはちょっとコレジャナイ感を感じました。

  • 木暮荘に住む4人を中心にした短編集。
    どの登場人物も個性豊かで惹きこまれた。
    木暮荘の家主の老人、部屋が汚い女子大生、階下を覗き見するサラリーマン、3年前に出て行った元彼に居候された花屋の店員。最後のニジコさんと並木さんの話はもっと続きが読みたい。

  • 三浦しをんさんの作品を読むのは6作目。とってもとっても良かったです☆登場人物それぞれ色々あり、読んでいる間なんとも愛おしかったです!7編の連作短編集。スタバで一気読みでしたが何度もウルウルしました(/ _ ; )「シンプリーヘブン」「穴」「ピース」「嘘の味」がお気に入り♪特に「シンプリーヘブン」の3人の話の雰囲気好きでした!木暮荘に関係したみんなに幸せになってもらいたいなぁ♡読み終わるのが寂しく思いました。今まで読んだ、しをんさんの中で一番好きかも♪読後感も良くすごくオススメです★しをんさん、ありがとう♡

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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