遊び奉行 軍鶏侍外伝 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396341572

感想・レビュー・書評

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  • 帯(こんなさわやかなラストはかつて経験したことがない)に負けてるかなあ。

  • 「軍鶏侍」を読んで、とても面白かった。
    次に、又、続編は、、、と、待ちわびていた。

    軍鶏侍外伝、、、と、書かれていて、、、読んでいて、、、どこに、軍鶏侍の岩倉源大夫が、出てくるのかと、、、、

    読み終えて、「軍鶏侍」は、江戸謹番の武士からみたお家騒動であるが、「遊び奉行」は、藩主tの長男であるが、側室の子としての一亀が、政ごとを、正して、活躍する小説である。

    人から、脳無しのようにふるまいながら、敵を欺き、不正を暴いて行く姿が、描かれている。

    「軍鶏」と言えば、今東光の「闘鶏」のイメージしかなくて、、、お家騒動は、山本周五郎、藤沢周平、葉室麟、佐伯泰英、鳥羽亮、藤井邦夫、門田泰明、、、、、等、沢山の時代小説家が、描かれているが、、、軍鶏が出て来る小説は珍しい。

    「軍鶏侍」の最後で、描かれたわずかな文章の説明が、今回の九頭目一亀からの話へとつながるとは、、、、作者の深い意味あいを感じさせる小説であった。

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著者プロフィール

1944年、徳島市生まれ。さまざまな職業を経験し、ラジオ・ドラマ脚本・戯曲を執筆。1993年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。日本脚本家連盟会員、日本放送作家協会員。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞、同シリーズにより多くの時代小説ファンを獲得。ほかシリーズに「ご隠居さん」「手蹟指南所『薫風堂』」「新・軍鶏侍」「よろず相談屋繁盛記」「めおと相談屋繁盛記」など、単著に『からくり写楽 蔦屋重三郎、最後の賭け』など著書多数。演劇にも造詣が深く、小説、戯曲、芸能、映画、音楽、絵画の多ジャンルでのシェイクスピア派生作品を紹介した著作『シェイクスピアの魔力』がある。

「2022年 『逆転 シェイクスピア四大悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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