生活安全課0係 ヘッドゲーム (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 175
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396341749

感想・レビュー・書評

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  • シリーズの第1弾「ファイヤーボール」を読んでいないので何とも言えないが、これは純粋な警察小説なのだろうか。
    警察を舞台にしたオカルトミステリーのような展開で、読んでいて少し戸惑ってしまった。
    名門高校の生徒が相次いで自殺をする。
    変人キャリア警部の小早川は、周囲の困惑を気にもせずに、思うがままに強引に捜査を進めていく。
    相手の表情やわずかな変化を観察し、隠されている感情や事実を見抜く力は素晴らしい。
    だが、人間的には難ありすぎの性格はなかなかに面白い。
    寺田とのバディぶりにもその個性は表れている。
    影で事件を操っていた真犯人。
    直接手を下したわけではないし、まして何かの仕掛けで生命を奪ったわけでもない。
    たぶん罪に問うことは無理だろう。
    現在の法律の外にある、つまりは常識外の出来事だからだ。
    結果的に真犯人はいつの日か社会に復帰してくる可能性を残したまま物語は終わる。

    ふと思ってしまった。
    もしも本当にこの物語のようなことがあったとしても、事件性はないと判断されて闇から闇へと消されてしまうのだろうと。
    展開や結末とはまったく別の怖さが、この物語にはあるような気がした。

  • 第2弾!
    最近はミステリーを良く読むが
    私はアホなのか?
    犯人は最後まで分からない。
    謎解きもほぼ解けない。
    だから最後は意外と一人で感動していたりする。

    今回も分からない・・・・自殺と言いながら
    トリックがあるんだろうと思いながら読み進めたが・・・
    相手の心に入り込み催眠療法をかけちゃえる能力?
    なんじゃそりゃ~?
    実際に相手の心をコントロールできる人も
    いるのかも知れないけど
    小説という非現実的な世界に
    更に非現実的な能力が今ひとつしっくり来ず。

    ※さりげなくSRO(別の小説)の
    犯人の捕り物などを入れ込んでいたりして・・・・
    遊び心が楽しかったりする。

  • 女子高生の相次ぐ飛び降りと互いにストーカー被害を訴える男女。何らかの障害を思わせる冬彦の特性が読み進むうち個性に思え、実はお人好しな面が描かれた高虎とのコンビも可愛い。副理事長の妹で罰を当てるという美少女生徒も華がある。冬彦をはじめ多くを語らない不登校の描き方が一律でない所も良い。結末が惨いなあ、、

  • シリーズ第二弾。
    相変わらず、冬彦刑事が凄い観察眼で事件の被害者や加害者の嘘を暴き、解決に導いていく。
    しかし、今回の女子高生連続自殺事件の女子高生たちがどうして次々と自殺してしまうのか、どうやらそれには裏があるのでは…と思うが、それがわからない。
    KYながらも相棒の高虎との良いコンビで、なんとか事件解決に持ち込むが、今回の事件はやるせない。

    2018.4.7

  • 0係の第二弾目。今回も主流の事件の他にいくつかの謎を解いていくのだけれど、前回よりもメンタリズム要素は薄く、しかも内容が非現実的だったかな。冬彦さんは面白かったけれどさ。また、近藤房子がチラリと出てきたり馬の場面だったり、SROと大きな世界で物語を作っていくのかな。このシリーズは気になるので読み進めるとする。

  • 生活安全課0係シリーズ、2作目。

    事件そのものはちょっと非現実的でぶっ飛び過ぎてたけど、kYで突き進む小早川と彼に振り回される高虎のコンビ感は前作以上に小気味よく、最後まで楽しく読めた。SROシリーズとの関連もあり、今後の展開に期待を持たせられる。

  • 伏線がたくさん。程よく回収。でも、メインストーリーを邪魔している感じはないので読んでいてとてもワクワクする。

  • KY刑事とはよく言った。本当にこんな刑事はいないと思うけど。0課の面々は相変わらず。
    前作の逃がした犯人の話も出てくる。
    今回の敵は強敵。捕まえられるのか。
    一気読みでした。続きも楽しみ。

  • これが最終巻であれば、多少納得できたのだが・・・
    最後の最後まで緊張感が途切れず面白かった。ただし、
    敵が強すぎる。最強のラスボス。そして棚からぼた餅的な勝利。次巻が色褪せてしまわないか不安になった。
    あらすじ(背表紙より)
    杉並中央署生活安全課「何でも相談室」、通称0係に娘の死の真相を調べて欲しいという相談が持ち込まれる。今年だけで名門高校の女子生徒が二人、飛び降り自殺をしているのだ。0係の変人キャリア警部・小早川冬彦は相棒の万年巡査長・寺田高虎と高校を訪れるが、そのとき三人目の犠牲者が…。KY(空気が読めない)刑事が鋭い観察眼で人を見抜くシリーズ第二弾!

  • シリーズ第2弾。無神経で、超頭のキレるキャリア刑事の小早川冬彦の前に立ち塞がるのは美貌の女子高生。ユニークなキャラクターの刑事たちが登場する面白警察小説。

    名門高校の女子高生連続自殺事件を巡り、小早川冬彦の推理が冴える。

    あの近藤房子もチラりと登場し、もしかしたら、この先、小早川冬彦と近藤房子の対決もあるのかと期待が膨らむ。

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著者プロフィール

一九六一年、北海道生まれ。九八年に第四回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「陰陽寮」シリーズや「妖説 源氏物語」シリーズなどの伝奇小説、警察小説「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、「軍配者」シリーズ、「北条早雲」シリーズ、「土方歳三 箱館戦争異聞」シリーズなどの時代・歴史小説と、幅広いジャンルで活躍している。

「2018年 『白頭の人 大谷刑部吉継の生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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