潮鳴り (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
3.89
  • (11)
  • (20)
  • (13)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 171
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396342098

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2018.?.? 読了

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    俊英と謳われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は、役目をしくじりお役御免、いまや“襤褸蔵”と呼ばれる無頼暮らし。ある日、家督を譲った弟が切腹。遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。弟を救えなかった櫂蔵は、死の際まで己を苛む。直後、なぜか藩から出仕を促された櫂蔵は、弟の無念を晴らすべく城に上がるが…。“再起”を描く、『蜩ノ記』に続く羽根藩シリーズ第二弾!

    平成29年11月27日~12月1日

  • 2016.8.3

  • 落ちるところまで落ちた羽根藩の武士櫂蔵
    再び、人々の信頼をえるまで立ち上がる姿
    3.8 蜩の記のシリーズ

  • 落ちた花でももう一度咲くことができる。
    これまでに挫折を味わったことがある人であれば、少なからずこの小説の主人公である櫂蔵に自分を重ねてしまうんじゃないかな。
    櫂蔵やその周りの人たちの芯の強さ、凛とした姿には心揺さぶるものがありました。

    葉室麟先生の時代小説です。蜩ノ記と同様、読めばすぐに引き込まれてしまいます。早く次の羽根藩シリーズを読みたい。
    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #潮鳴り #葉室麟
    #2016年47冊目

  • 物語自体はテレビ時代劇のような感じと思いました。都合がいいし、悪人はあくまで悪人で、今にも「おぬしもワルよのう」といった定番のセリフが出そう。まあ、商人の方が態度デカいですけど。
    ただ一度の短慮で全てを失い、投げやりに生きているところから襤褸蔵(ぼろぞう)と揶揄されるほど落ちるところまで落ちた主人公の櫂蔵の姿が、自分に被ってくるんですよね。著者もそう書かれてますし、きっとそう思う人は多いはず。
    それが、一度落ちた花は二度と咲かないと分かっていても、もう一度生き直そうとする。その姿が心に沁みました。
    自分も、もうひと踏ん張り。そう思わせてくれる本でした。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

潮鳴り (祥伝社文庫)のその他の作品

潮鳴り (祥伝社文庫) Kindle版 潮鳴り (祥伝社文庫) 葉室麟
潮鳴り 単行本 潮鳴り 葉室麟

葉室麟の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

潮鳴り (祥伝社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする