ヒポクラテスの誓い

  • 祥伝社 (2016年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784396342104

みんなの感想まとめ

法医学の現場を舞台にしたこの作品は、解剖や医療の現実に対する興味を刺激し、読者に新たな知識を提供します。著者の独自の視点から描かれるストーリーは、強引な解剖の様子や、法医学に関わる人物たちの生々しい描...

感想・レビュー・書評

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  • こんなに強引に解剖しても大丈夫なのか?と心配してしまう。
    1つ1つの話が自分に全く知識がない分野の話なので読んでてとても面白い。続編もあるので楽しみです。
    それにしても中山七里さんは何でこんなに違う分野に詳しいのだろう?

    • さららさん
      最新作の「ヒポクラテスの困惑」も面白そうですね。
      ぜひ、読まねば♪
      最新作の「ヒポクラテスの困惑」も面白そうですね。
      ぜひ、読まねば♪
      2025/05/01
  • でたっ、古手川!!カエル男で、この人不死身かっ!と思って以来のファン笑。法医学の現場が生々しく描かれていて、好奇心が刺激されました。台風の中、強行突破した福岡移動のお供で特別な一冊笑

  • 中山七里先生の作品は微妙に繋がっている世界線のことが多いので、またどなたか出てくるのかと思っていたが、私の知っている人は出てこなかった気がした。

    また、恥ずかしながらヒポクラテスの存在自体をこの本を通して初めて知った。
    海外では解剖自体が身近というか、やって当たり前のことという認識なのも驚いた。

    光崎先生の傍若無人の部分は、何か理由があるとは思っていたが、こんな上手くいくかなという部分と、こんなふうにされたら嫌だなと遺族側の気持ちも考えて、どうしようも無い気持ちにはなった。
    フィクションとわかっていても、やはり抵抗があるから、今後日本の医療はこの抵抗をこういう本の題材などから減らしていく必要があるなと思った。

  • 臨床研修で法医学教室にまわされた栂野真琴は、いきなり准教授のキャシーに「あなた、死体はお好き?」と訊かれる。変態准教授のあとに会った光崎藤次郎教授も強烈な個性の持ち主だった。つぎつぎと強引に解剖を進める光崎。否応なく渦中に巻き込まれる中で、次第に真琴は解剖医の仕事に惹かれていき、自分から積極的に動き出していく。実は光崎にはある思惑があり、最後の第5編ではその真相が明かされることになる。解剖の様子、周りの人々の動き、真琴の心情などが詳細に描きこまれ、実に読みごたえがある。

  • 主人公は研修医の女性、真琴。話は五つの短編集。
    これまで読んだ中山さんの作品にしてはさらっとした感じで読めました。
    しかし、どんでん返しが得意な中山さん。
    最後の章でバラバラの話が上手くつながっていくこのやり方、さすがですね。

    最初のヒポクラテスの誓いのくだりから、どの患者さんも分け隔たりなく接する→これが後々色々な場面で効いてくる。この言葉を理解する事で真琴が成長していく姿には嬉しさと同時に自分自身にも考えさせる言葉でした。こういう所を突いてくる中山さんはうまいなあと思います。

    • かなさん
      こんばんは!
      私もこのシリーズすすめてるんで、
      みたらしだんごさんのレビュー上がってきて
      嬉しくなりました(*^^*)
      そうなんです...
      こんばんは!
      私もこのシリーズすすめてるんで、
      みたらしだんごさんのレビュー上がってきて
      嬉しくなりました(*^^*)
      そうなんです、なんかこのシリーズって読みやすいんですよね♪
      そして登場人物が親しみやすいのもいいですよね!
      2025/03/31
    • みたらしだんごZさん
      登場人物が親しみやすいのはその通りですね。
      私も真琴が成長していくのが気になります。
      後、キャシーの日本語も^_^
      登場人物が親しみやすいのはその通りですね。
      私も真琴が成長していくのが気になります。
      後、キャシーの日本語も^_^
      2025/03/31
  • 職業にするからには徹底的に個人の想いは不要。真実がその人のためになる。語れない人のために否応なく突き進む姿勢に感銘を受けました。

  • 中山七里先生の作品は初めて いろいろ調べたり解説見てみると作品の作り方がおもしろい エンタメ作品特化だ 登場人物は作品を跨いで繋がっているみたいで他の作品を読むのも楽しみ

    この作品は法医学もので遺体を解剖して事件をあばく 毎回遺体解剖まで持っていくのが大変 予算だけじゃなく遺族の気持ちも 
    ストーリーはわかりやすく読みやすい

    医学の父ヒポクラテスがギリシア神への誓いとして宣誓したもの

  • 小説の冒頭「あなた、死体はお好き?」
    うわっ!
    ええ感じやわ!
    深い根拠なく、そう思ってしまう自分が怖い (^_^;)
    法医学ミステリーになるんかな。

    生きてる人は嘘つくけど、死体は嘘つかん。耳の痛い話ではあるけど、当たってる。但し、死体は真実も話してはくれないので、真実は直接身体に聞く。

    傍若無人な光崎教授、キャシー准教授、研修医真琴、刑事古手川の掛け合いが面白い。
    中味は、5編の短編で、それぞれの死体の声を聞く。別の事件で、亡くなった人を検死して真実を暴く。
    バラバラの短編かと思ってだけど、それには共通点が!
    最後に暴かれる真実は!
    ハイ!一気読み!面白かった〜!
    中山さんのも結構溜まってるので、しばらく楽しめそう!(^_^)v

    • nikuさん
      こんばんは!
      明日、「ヒポクラテスの試練」を読もうと思っていたので、ついコメントしてしまいました(^_^)私も、中山七里さんは読み始めると止...
      こんばんは!
      明日、「ヒポクラテスの試練」を読もうと思っていたので、ついコメントしてしまいました(^_^)私も、中山七里さんは読み始めると止まらなく、一気読みしてしまうことが多いです。
      2021/11/23
    • ultraman719さん
      こんばんは!

      中山七里さん、面白いですね。
      法医学、リーガル、猟奇殺人、政治などなど、なんちゅう幅広さ!
      どれも良い感じです。この前読んだ...
      こんばんは!

      中山七里さん、面白いですね。
      法医学、リーガル、猟奇殺人、政治などなど、なんちゅう幅広さ!
      どれも良い感じです。この前読んだ「総理にされた男」も一気読みでした。
      まだまだ、手元にあるので楽しみです!

      「ヒポクラテスの試練」感想よろしくです!
      2021/11/23
  • またまた作者買い!
    中山七里先生の小説なら、何を買ってもまずハズレが無い!この本も然り!

    おっとこの本は、中山七里先生の本にはしょっちゅう登場する光崎先生の本ではありませんか!
    しかも古手川刑事まで(*^^*)
    こういうサービス精神が堪らない。

    しかし主役は、栂野真琴という浦和医大の研修医。
    単位不足のため、法医学教室に入ることになるのだが、彼女を出迎えたのは法医学の権威・光崎藤次郎教授と「死体好き」な外国人准教授キャシー。

    光崎の信念や、解剖にかける情熱、その腕に魅せられ、真琴は次第に光崎の世界へのめり込む。
    にのめりこんでいく。

    光崎は古手川刑事に「管轄内で既往症のある遺体が出たら教えろ」と言っていた。なぜ光崎は既往症に拘泥するのか?

    一編一編の短編自体も、とても惹かれるのだが、全体像が見えてきた時、物語は最高潮に!

    流石の中山七里先生。
    医療ミステリ書かせても流石の一言!

    古手川と真琴の関係も微笑ましく、古手川のあの事件にも触れられ、中山先生ファンはワクワクするような一冊だろう。

  • 五つの短編。法医学教室の光崎教授の死者に対する圧倒的な解剖術と、研修医の真琴の成長の物語かと思ったら、全ての話が繋がっていた。普通の事故や病死と思われた死体を強引に解剖するという荒業を使って行うのは何故か、後半になって来ると何となく分かってくる。
    仕事ができなくて法医学教室ヘ送り込まれたと思った真琴にしても違った思惑が。
    真琴を送り込んだ上司に関してどんどん違和感が起きてくる。
    医学的な知識が無くとも、内容が面白いのであっという間に読み終えた。

  • 中山七里さん『ヒポテクラスの誓いシリーズ』1作目 
    今度は法医学の世界に踏み入れた?!
    幅広さに脱帽。。。
    解剖シーンでは、強烈な解剖室や死者の匂いがしてくる様な錯覚さえ覚えた

    主人公の研修医とお馴染みの法医学の権威・光崎教授、外国人准教授・キャシー、そしてもっとお馴染みの古手川刑事が、亡くなった5人の解剖を経て、死因の真実を導き出していく話
    5話短編ではあるが、繋がりがあるので全くそれを感じさせない
    主人公の研修医はまともだが、それ以外はやっぱり濃厚キャラ(笑)
    真実を探るためなら、遺体に隠されたものを暴くためなら内規も手続きも無視して突っ走る光崎教授に、いつの間にか魅了されていく研修医の姿が頼もしい
    「あなたが言いたいことを教えて_」
    と死体に語りかける主人公
    続編もお決まりのセリフになるのだろうか?

  • 浦和医大、法医学教室に入った、研修医の栂野真琴は、治療も延命もできない医学に、価値はあるのか?
    と、いささか、懐疑的。

    教授は、光崎藤次郎。
    海外では高い評価を受ける傍ら、国内では、今ひとつ知名度が低い。

    准教授は、紅毛碧眼、日本語を流暢に喋る、死体好きのキャシー・ペンドルトン。

    警察との連絡役として、埼玉県警の古手川和也。

    泥酔状態で、凍死した中年男性。
    自転車に乗って、交通事故に遭い、死亡した女性。
    レース中に激突死した、競艇選手。
    自宅療養中、容態が急変し、治療中に死亡した、マイコプラズマ肺炎患者。
    等、事件性のなさそうな遺体を、半ば無理やりに解剖する光崎教授。

    しかし、何度か、光崎教授の元で、解剖をするうちに、真琴は、深奥と存在意義を知り始める。

    光崎教授は、「全ての死体が、好奇心の対象だ」と豪語し、
    「既往症のある遺体が出たら教えろ」と、古手川刑事に指示していた。
    果たして、その真意は?

    解剖シーンでは、臭いまで漂って来そうな、臨場感。
    なかなか面白かった。

  • 法医学ミステリー。
    登場人物がみんな個性的で、会話を通し、どんどん話に引き込まれました。
    研修医の真琴の成長する姿に、医師としての倫理観の厳しさを感じました。そうか、それが『ヒポクラテスの誓い』かぁ
    解剖のシーンでは遺体の色味や臭いがリアルに迫ってきました。当たり前だけど、ドラマで見るようなキレイなものではない事に改めて気づかされました。凄い仕事だ。
    原因究明のために解剖するとき、そこには家族や加害者の思いがあり、亡くなった人の『声』がある。解剖の重要性はとても分かります。しかし、解剖を強く嫌がる家族にもまた共感してしまいます。
    強い信念が人を動かし、5つの短編が一つの真実を明かす。
    続編もぜひ、読みたいと思います。

  • 死体専門の医師が勤務する法医学教室。
    日常的に警察と接点のある唯一の医師たち。

    「もはや蘇らない肉体へ手を尽くすことは、医者でなくても良いのでは?」
    という疑問を持ちつつ配属された研修医の真琴が目の当たりにした現場とは。

    ご遺体に不審を感じると、遺族を強引に説得させ、警察をも黙らせて強引に解剖へ踏み切る光崎教授。
    死体好きな准教授のキャシー。
    アウトローな巡査部長古手川。
    もはやクセ強めな人物しか登場しない。

    彼らは病死、あるいは事故死と思われた死体から次々に真実をあばいていく。

    この作品において解剖により殺人や医療ミスが明らかになっていくのだが、果たして遺族側に立った時、それは嬉しいのだろうか…
    亡くなった方は真実が知りたいかもしれない。
    でもこれから先、その方の死を心に生き続けていかねばならない遺族には知らない方が幸せなこともあるだろう。
    その点、私にはやや違和感の残ったなぁ。
    そんな事言ってたらストーリーにならないか…

    非常に読みやすく、法医学教室の内情などはとても興味深かった。

  • 5話からなる連作短編集。

    研修医の真琴を主人公に、法医学者で荒唐無稽な光崎教授。そして死体好きな准教授のキャシーを中心に話は進んで行く。

    生者は嘘を吐くが、死者は嘘を吐かない。遺体を解剖することで明らかになる真実。解剖に至るまでのやり取りが、凄まじく印象的。それに絡む古手川刑事もいい味を出している。

    中山七里先生は何の下調べも無しに、描いてしまうことには恐れいきました。一体どんな頭の中をしているのだろう。

    そして、どの作品から読み始めればいいのか、頭の悩むところです。

    • bmakiさん
      中山七里先生、全部面白いですよね!
      凄いペースで小説書かれるので、何読んでいいのかわからなくなります(笑)

      私は御子柴シリーズと、岬...
      中山七里先生、全部面白いですよね!
      凄いペースで小説書かれるので、何読んでいいのかわからなくなります(笑)

      私は御子柴シリーズと、岬陽介シリーズが好みでしたo(^▽^)o
      2024/04/17
    • TOMさん
      bmakiさん
      コメントありがとうございます。
      ほんとに何から読み始めれば良いものか…
      たくさんありすぎて困ってしまいます。
      私も御子柴シリ...
      bmakiさん
      コメントありがとうございます。
      ほんとに何から読み始めれば良いものか…
      たくさんありすぎて困ってしまいます。
      私も御子柴シリーズは好きでした。
      2024/04/17
  • 法医学関係のテレビドラマを見ているかのようにスラスラと読めて、気がついたら読み終わっていました。表には出てこない謎を解き明かす、という点では確かにミステリー。

    医療に関するストーリーを書くには専門知識が必要ですね。中山七里さんはどうやってこれだけの作品を作り上げるだけの知識を身につけたのだろう?分からない病名や様々な症状に対処する薬品の名前がどんどん出てきます。ただ、分からなくても読む障害にはならない。私のように医療に疎いものでもストーリーに真実味が宿ります。

    熟練を極めた解剖医が神技のようなメス捌きで真実(本当の死因)を究明していく。その様子を描く中山さんの「筆捌き」によって、死体と向き合う恐れ、暗さのようなものをほとんど感じさせません。むしろスッキリとした気分にさせてくれました。ストーリー自体はシンプル。

    伏線として様々な死因の影に隠れている真の問題を解き明かしながら、最後に回収していく。少し強引さは感じましたが、最近読んだ医療ミステリーの中では(私の中では)秀逸でした。

    この作品はシリーズになっているらしいですね。他の作品にも挑戦します。

  • 解剖の医療ミステリー。医療ミステリーは職業柄か大好きです。次々おこる不審死。違法と思える方法で、解剖にて原因を改名していく。死者の伝えたかったこと?真実を全て明らかにすることが正義とは思えないけど、医者としての正義ヒポクラテスの誓いにのっとり正義を貫いていく上司に徐々に魅了されていく。

  • 録り溜めていた1時間モノのドラマを立て続けに見ている気分で、5つの話を1日で読み切った。巻末の解説にも、法医学ドラマのタイトルが並んでいて、「やっぱそうなるよね!」と思った。
    私はさいたま市の地名にも少しだけ馴染みがあるので、事件としては起こりそう、だけど警察とのやりとりなんかはこんなこと現実にあり得ないよなーと思って、エンターテインメントとして楽しく読んだ。

    ブクログ談話室、というコーナーをたまたま初めて覗き見して、
    「頭がキレッキレで胆力・度胸のあるキャラが主人公、若しくは登場する小説を教えてください。人間臭ければ人間臭いほどいいです。」
    というオススメ本を求めていた人に対し、『ヒポクラテスの憂鬱』を紹介していた人がいた。「教授が毒舌でスッキリする」と書かれていた。私も毒舌キャラだ。いつの間にか棘が抜けてきたけど、毒舌でも許される人に憧れる。中山七里の作品は読んだことがなく、早速調べてみたら、『ヒポクラテスの誓い』がシリーズ1巻目だとわかったので、図書館で取り寄せた。

    『人間のからだといのち』を読み終わって、人体モノつながりで読んだこともあり、解剖のシーンはやたらリアルに感じた。いや、私は医療従事者でもないし、遺体もほとんど見たことないけど。

    私の職場には光崎教授ほどではないが、なかなかな老獪オヤジが複数いる。〈老獪と驕慢と狷介のやり取り〉かぁー。なかなかおもしろい。老獪オヤジとの噛み合わない会話に苛つきがちだけど、職場もエンターテインメントの場だと思えば楽しいのかも。ちなみに、光崎教授のような尊敬できる部分は、彼らにはない。探せばもしかするとあるのかなぁ。責任を取りたがらない、腹の出たタヌキばかりなのだけど。

    毒舌の毒にさらされて、朝から私の毒舌も滑らかになりつつある。毒舌には憧れるが、組織でそれをやれるほど精神が太いわけでもない私としては、気を取り直して老獪に毒を盛らないように会社に向かおう。

  • 「ヒポクラテスの誓い」シリーズ第一弾
    全5話からなる短編連作の法医学ミステリー
    浦和医大の法医学教室に入った研修医の真琴
    法医学会の権威の光崎
    死体好きの外国人准教授キャシー
    そして小手川刑事からなる物語
    解剖シーンがグロいですが、ストーリとしては楽しめます。
    光崎が事件性のない遺体を強引に解剖していきます。
    その真意とは?

    ■生者と死者
    泥酔状態で凍死した中年男性。その死の真相を光崎の解剖が明らかにしていきます

    ■加害者と被害者
    自転車と乗用車の事故で、自転車の運転した女性が死亡。その事故の真相は?

    ■監察医と法医学者
    競艇のレース中にコースアウトした選手。その原因を探る

    ■母と娘
    真琴の友人がが病院で治療中に死亡。その死亡原因を探ぐる

    ■背約と誓約
    治療中、腹膜炎で死亡した少女。その真相。

    これら5件の死には共通点が..
    といった展開です。
    重い話ではなく、軽快なストーリ展開でエンターテイメントとして楽しめます。

    お勧め

  • R1.9.13 読了。

     「全5話からなる1話完結の短編連作。解剖医の矜持と新人研修医の情熱が、隠された真実を導き出す。勧善懲悪とはちょっと違うが、真実の究明を核とする痛快無比のエンターテインメント性を正面から追及するのが本書の魅力。」・・・解説より。
     偏屈者の法医学の権威、光崎教授の職務に対する己の信念がかっこいいですね。カエル男にも登場した古手川刑事も良い味出してます。とても面白かった。
     続編の「ヒポクラテスの憂鬱」も読みたい。

    ・「法医学は生きてる者をも救うことができる。」
    ・「そして感情に左右されて導き出される結論の多くは幼稚であり、拙速だ。いい悪いは別にしてな。」
    ・「怒るのは、その相手に期待しているからです。期待していた能力を発揮してくれなかったことに怒りを感じるからです。」
    ・「どんな患者にも分け隔てしない。いいえ、それがどころか生者も死者も区別しない。自分の前に横たわっていたら、それが例え敵であっても全力を尽くして治療に当たる…それが医療に携わる者の本分じゃないかって思えてきたの。」
    ・「部下にとって1番不幸なのは、暴君のような上司に当たった時ではない。無能な上司に当たった時でもない。責任をとりたがらない上司に当たった時が最悪なのだ。」

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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