庶務行員 多加賀主水が許さない (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396342227

感想・レビュー・書評

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  • 「花咲舞・・」に似たタイトルで購入。どちらも銀行絡み。短編集なので読みやすい。
    経歴が謎めいているが、飲み屋でのトラブルを解決したことから見込まれて銀行の庶務行員となった主人公の多加賀主水。簡単に銀行員になってスパイ活動するのだが、任命した人は最後まで出てこない。
    女子行員から慕われ、様々なトラブルを解決する。
    ある時はキツネのお面を被って対応するが、どんどん解決が浮世離れしてくる。
    最後は銀行トップ人事まで解決するが、現実感が無くなってくる。主水を採用し、別費用まで出していた張本人が出てくるが、これまた疑問符だらけ。
    最初の方の勧善懲悪的な話しが面白かったので、そのまま行って欲しかった。

  • 江上さんの銀行ストーリーなので、かなりリアルな感じではあるが、、、
    最後の、香織が指示役だったってのは、ちょっと無理があったかな

    でも、相変わらずハズレのない、エンタメ小説でした

  • タイトルから半沢直樹のようなストーリーを想像していた。ただ想像とは違ってまた違うタイプの勧善懲悪のストーリーという印象を持った。

  • タイトルを見た時に、池井戸潤の2番煎じ?と思ってしまった(^_^;)。庶務行員として、ある方に採用され、銀行の裏の問題を次々と解決していくのは面白い。しかし、実際こんなに不祥事など多い銀行があるのか疑問ではある。バブルの頃なら色々な問題はあったのかもしれない。まあ、サクッと楽しめたのは良かった。

  • 銀行必殺仕事人と言う印象でした。

    地味で、それでいて謎の多いナイスミドルが銀行の難事件を快刀乱麻の様に解決する。
    正攻法で、問題に取り組むと言うものではないので実社会で役立つものではありませんが、スカッとしました。

    あのお方の正体のヒントは、序盤に出ていたんですね。

  • 気軽に楽しく読めました。
    お稲荷様に変身って…

  • 半沢直樹シリーズや花咲舞シリーズに通じる作品。
    主人公は生粋の銀行員ではなく庶務行員といういわば雑用係のポジションにありながら、一匹狼として経験豊かで荒事にも長けたスーパーマン。
    普段は気のいいオヤジを装いながら、狐の面を着けて成敗するシーンは時代劇のようで、名前もそれを意識してしているのかな。
    私利私欲に塗れた問題に怒りを覚え、勧善懲悪の結末を読んで溜飲を下げる、王道のパターンながら面白く読めました。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    「この雑用係は何者だ!?」権力争いの陰に潜むある男の正体とは......

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654710

  • テレ朝系で2017年から放送されている高橋克典主演の2時間ドラマシリーズを何本か見たことがあり、その原作と云うので読んでみたら、結構面白かった。この話自体は2時間ドラマでも1本目だったようで、私は見てないけど、確かにドラマ向きの話と納得。なるほど、こういう話からこのシリーズは始まったのね

  • 分かりやすいストーリーと、テンポのよい話しで、最後まで一気に読みました。主人公の主水さんがカッコ良すぎですね。

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著者プロフィール

1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』(新潮社)で作家デビュー。03年、49歳で同行を退職し、執筆生活に入る。その後、日本振興銀行の社長就任、破綻処理など波瀾万丈な50代を過ごす。現在は作家、コメンテーターとしても活躍。著書に『失格社員』(新潮文庫)、『ラストチャンス 再生請負人』(講談社文庫)、『我、弁明せず』『成り上がり』『怪物商人』『翼、ふたたび』(以上、PHP文芸文庫)、『50代の壁』(PHP文庫)など多数。

「2023年 『使える!貞観政要』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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