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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784396342241
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
親子の関係や子育ての葛藤を描いたこの作品は、三人の女性の視点から、彼女たちの成長や時代背景を通じて、現代の育児に対する考え方を深く掘り下げています。彼女たちはそれぞれ異なる地域で育ち、大学で出会った後...
感想・レビュー・書評
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よかった・・?なんだかなぁ?と思ってしまった。
8年ほどの出版だけれども、現代でも十分に伝わる内容。自分もよく考える話題。
畑野さんの「若葉荘の暮らし」の1文をまんま思い出した。【わたしたちが考えもせずに「将来はお嫁さん」と信じていたように、今の二十代の子たちは「仕事と家庭を両立して、うまく暮らしていける」と信じている。】
三世代同居が普通にあった自分の子どものころ。ママさんたちは大変だったのだろう。子どもに期待する気持ちもわかるし、子どもに苦労させたくない気持ちもわかる。なのに伝わらない・・
でも、子どもたちはそれなりに成長しているものなんだな。
みんなが楽になればいいのに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったです。
友人である3人の女性の子育ての物語です。
自分自身が自分の子供の年齢の時に何を考え、自分の親との関係はどうだったか、世の中はどうだったか、振り返りながら今を生き悩みを互いに語り合います。
そんな親達の姿を見ていた子供達の気持ち、親達が出した答えは変化していきます。
その時、その時で正解を求めて、正解って結局何なんだろうと悩んでいる母親達には共感出来ます。そしてそれが子供からすると、感謝もしているのだけどちょっと違うんだよな、、、と思うのも分かります。
自分の子供時代も思い出しながら楽しく読める本だと思います。 -
この小説の主人公格の3人の女性は、1950年代後半の生まれ。おそらく、著者である垣谷美雨さん自身の体験を3人に投影して書かれたのだと思う。
3人は、それぞれ北海道、高知、福岡と地方で高校時代を過ごした後、東京の四年制大学に入学して知り合う。3人が所属する文学部は当時、四年制大学進学希望者の女子が殺到する学部で偏差値が最も高かったらしい。
彼女達が入学した頃は、70年代半ば過ぎ。バブル景気がくるのは、80年代で、雇用機会均等法が施行されるのも86年、彼女達の就職が困難を極めたのも肯ける。
80年代初期でさえ、女性の大学進学率が同年代の1割、短大は2割だったそうだ。3人はいわば時代のパイオニアであるが、社会はまだ受け入れ体制が出来ておらず、企業の採用条件には「女子は自宅通勤に限る」という厳しい文言が添えられていた…。
一回り下の世代である自分が就職した頃も、まだ「女子は、自宅通勤に限る」は生きていたし、会社にいた女性社員は、雇用機会均等法以降のバブル期入社の人たちと、一部の高卒雇用の大先輩達で、この小説の世代の女性社員はほとんどいなかった気がする…採用数も少ない上、寿退社が当たり前だったからだろう…。
そんな時代を必死にもがきながら進んできた、3人それぞれの半生が綴られているのだが、今の時代から見れば「専業主婦で生活出来るなんて贅沢」とも言える。
確かに3人とも最上位層の暮らしをしているので、就職氷河期世代以降の人達からの共感性は、残念ながら薄いかもしれない…。
80年代以降、世の中の流れは速く、バブル、バブル崩壊、就職氷河期、超氷河期、リーマンショック、そして大震災を始めとする相次ぐ自然災害に新型コロナウィルス。人間社会を取り巻く環境は、希望に溢れているとは言い難い。
3人が最終章で「子育て反省会」をするのだが、今まで妻、嫁、母という肩書に縛られ、自分らしさを失っていた彼女達が、子育てに区切りをつけ、自分の人生を楽しもうと語り合う。
その中で「私たちの頃は四大女子には厳しかったけど、今は誰にでも厳しい時代だよ」と言っているが、この言葉だけは本当に共感できる。
2020.3.29 -
どちらかというと、読んでいて、もやもやしたり苦しいなぁと感じるところの方が多かったかもしれません。
結婚、子育て、夫婦関係、経済的な豊かさ、友人が持っているものを羨んだり嫉妬したり、だけど似たライフステージを生きる者同士、共感してくれて寄り添ってくれるのもその人だったりして。自分の置かれている状況や気持ちのどこかに折り合いをつけて、その中で最善を選びとっていこう、もがきながら試行錯誤している彼女たちの姿に励まされるものもありました。愚痴を言い合える友人大事!
子どもがおとなになって『お母さんすごい!ありがとう!』と思ってもらえたら、子育ては大成功なのかなと思いました。できれば直接言ってもらえたら嬉しいですが笑。
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地方出身者という共通点はあるけれど、三者三様の主婦たちの子育てライフを追体験できてお得な気分。子どもたちの視点も時折入り、生まれた時代によって変わる価値観がリアルだった。
こればかりはどれが正解という話ではないので、自分の気持ちや考え方がなにから影響を受けているのか省みるしかない。
親の視点に立ったり、子どもたちの視点に立ったり、世代関係なく目の前の相手の視点に立って考えながら、自分の芯をぶらさず生きていきたい。 -
大概垣谷美雨を結構、読んだので、
ハハーンそうか。と言う感じです。
まあ、正論だね。「自分にとって」
子育てはすぐ答えが出ないし
5年後、10年後、20年後もっと〜
たった時には遅い?みたいな
いかに自立をさせ社会の一員として「学生であっても」世のため人のために役に立って
そこまでいかなくても
甘えない、迷惑をかけない一社会人を育てる
正論ーとにかくある時期になったら
スパッと子供の関係を終わる「表面上は」
極論すれば
虎が先陣の谷から子を突き押とし
上がってくるものだけを認めるなんてね。
こうすると別な問題が、DVとか。
ただね。大きな問題は女親にとっての息子。
可愛いいんだよね。「夫の愛より息子に好かれたい!」そこでやり損なう
バカ息子を生み、
社会のロクデモナイ男を生み、
しょうもない社会をえんえんとつくる。
かくゆう私も
さっさと息子が家を出て、大都市に赴き
自分で大学に行き、就職し
結婚相手も見つけて
生家を捨てた「?」
駅近に家も購入、子供を育て仲良く暮らしてる。
立派だなぁ、よくがんばったなぁと感心する。
そして帰ってきやしない「凄くたまにしか」
子育ての
成功ちゃ成功「?」だけど〜ね。「そりゃサミシクナイこともない」
まぁ娘家族がいるから。
すごく論旨から外れて私ごとばかり。
それぞれに家族の形態が異なるように
それぞれの結果がある
求められるのは親側の矜恃かしら?
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子育て真っ最中の私
親はいつまでたっても子育てでは無いが子供の心配が尽きないだなぁと。
地方から出て都内の四大に通った女性3人と子供の話。
3人の18歳から40年後までを、3人や子供の視点から書かれて物語が進むので読みやすい。
お受験ママの淳子
専業主婦の明美
お嬢様育ちの紫
淳子の子供
コネで学校へ入学する長男、小さい時は変わり者だったが実は優秀で医者になった次男
明美の子供
香港に就職する娘
紫の子供
フランス人とのハーフで芸能人の娘
淳子は旦那の親と独身の姉達に干渉された生活を。孫(甥)を溺愛し、孫に自分の名前から名前をつけるとか絶対嫌だな。姉は甥を我が子のように接するし。耐えられないなぁ。
明美は、自分が苦労してきたから娘に看護師の道を進めるも断られる。娘の立場なら、勝手に自分の進路決めるなと思うけど自分がいざ親になると資格は取った方がいいと子供に思ってしまうなぁ。
紫の実家は田舎の金持ちで、世間体ばかり気にする家族に嫌気が刺す。旦那はフランス人で結婚前は素敵だと思ったが結婚すると冷めてしまう…アニメ大好きフランス人で日中家でゴロゴロ漫画読まれたら嫌だなぁ。
子供達は、親の知らないところで成長し自立していってよかった。 -
フィクションとはいえ、考えさせられることの多い話でした。
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きっと今、自分が子育て卒業ステージにきているから、この本に呼ばれたんだろうなあ。
自分とこの物語の母親たちとは、微妙に年齢が離れているけど、過去の体験から現在まで分かること、身につまされること沢山。
垣谷さんの本はどれもリアリティありすぎだ。
でも最近そのリアリティさにハマってる。
自分が育ててもらった昭和の価値観で、この世に生まれてきたか弱い生き物を、大事に必死に育てていたら....あれ?子供がいつの間にか自我を持ちしっかり自分の意見を言う人間になっていた...。
そう時代だってサラサラと昭和、平成、令和へと移り変わっていた。そりゃあ価値観も変わるでしょう。そしてふと思う。これまでの子育て、一体何だったんだろう...もしかしたら間違ってたんじゃないのかしら....と。
それでも正解はずっと先にしか分からない。いや分からないままかもしれない。
「どんなに大きくなっても歳を重ねても子供のことは心配」的なことをお話の中でも言ってる。本当そうだと思う。子供ファースト。自分二の次。
そういう子供中心の生活が、気付けば最近は本を読む時間が沢山取れたり、ピアノを弾いたりなんかして、あんなに昔欲しかった自分の時間を楽しむ余裕が出てきてる。
....これは、子育て卒業数歩前なのかしら。
でもね、そうは言いながら
リビングで、ゴロゴロしながらゼルダで何度もGAME OVERばかり出してる息子を見ると、やっぱり心配〜〜。しばらく子育て卒業出来ない〜。 -
祖父祖母世代は子どもを縛ることの、親世代は子どもに期待をかけることの、それぞれ悪い側面を知らなかったし、我々世代にも盲目的にやってしまっているなにかがあって、次の世代に突きつけられることになるんだろう。
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私世代より少し年上世代の結婚、育児の物語。
息子を付属中学に入れる為に、夫の実家の離れに住み、姑や小姑にイライラさせられながらも頑張る淳子。
看護師、薬剤師、娘を堅実な職業に就けたい明美。
奔放なフランス人と結婚し、娘を赤ちゃんモデルにさせる紫。
大学の時に出会った三人は、それぞれ田舎で育ち、大学の時に上京した仲間。
三人三様、就職、結婚、育児に悩みを抱え、それぞれ自分の歩む道を見つけていく。
特別に大きな事件が起こるわけではないが、結婚や育児に纏わる話は何故かとてもリアル。
実際にありそうな話ばかり。
結婚、育児を経験している女性にも、これから結婚しようとする女性にも、何か琴線に触れるものがあるのではないか?
そんな一冊。
読みやすくて一気読みした。 -
老後の資金がありませんからの、こちらを読了。
文章の歯切れが良くて、展開もサクサク進む為、読んでいて気持ちが良いですね。
内容は今、アラフィフ、50代辺りがドンピシャなのかな。大学で出会った女性3人の、現在までをそれぞれ結婚や子育てを通して追っていくような、感じです。
なんとなく、五十川淳子が「老後〜」の主人公と重なります。それでも、さっぱりとしたいい性格の女性なので全然気になりません。
小さいことは気にしないような、こういう人間になりたいものです。
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女性の社会的地位の変遷が分かりやすく描かれている。子育てしてからも社会で活躍できる女性を羨む母親世代と、専業主婦で暮らせる余裕があるなんて贅沢と思う子ども世代の価値観の違いが面白かった。
登場人物の中では日本社会の価値観に縛られることなく自由に生きるフランス人夫が好きだった。大学出ても誰でもできる仕事してる、って本質をついた一言が印象的だった。 -
仲良しグループ3人娘の学生時代から、就職、結婚、子育てまでをえがいた作品。
自分よりも結構お姉さん世代だったので、大学の掲示板の赤字には、おおー、と思ったけれど
この世代からジェンダー意識の高い女性は一定数はいたのだな、と感じました。
それぞれが皆息苦しそう。 (フランス人を除いて!)子どもに理想を押し付けたり、、、。エゴの道具としたり。
今では決してないけど、この時代は結婚して初めて人間として一人前認定されるとか
胸糞悪くなる言葉がまかり通る時代だったのだなと思いました。伝統に守られる心強さもあるけどがんじがらめで息苦しいような。
それが当たり前でもなく、疑問を感じ始める時代でもあり、更なる息苦しさに繋がるのかな?
何て思ったり。
軽いタッチでかかれてはいるけど、結構内容はシビアで読んでるては進むけどこちらまで息苦しくなってしまうところもありました。
これまでの人生、子育ての後悔。
数えたら星のかずよりあるのでは、、、。
子育ての卒業、私にはまだピンとこないですが
こどもの自律に向けて私らしくあゆんでいきたいとおもいます。。。 -
息子を憧れの学校に入れるため必死なお受験ママの淳子、堅実な職業に就いてと娘の就活に口を出す明美、勘当同然で押し切った結婚を後悔する紫。十代で出会った三人は故郷を離れてから数十年、様々な悩みを語り合ってきた。就職、結婚、出産、嫁姑問題、子供の進路…。時にふと思う。私の人生、このまま終わるの?誰かのために生きてきた女性の新たな出発を描く物語。
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子育て、夫婦関係、家族の問題に悩む女性達のお話
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息子を憧れの学校に入れるため必死なお受験ママの淳子、
「堅実な職業に就いて」と娘の就活に口を出す明美、
勘当同然で押し切った結婚を後悔する紫。
十代で出会った三人は故郷を離れてから数十年、様々な悩みを語り合ってきた。
就職、結婚、出産、嫁姑問題、実家との確執、子供の進路……。
時に、ふと思う。"私の人生、このまま終わるの?"
誰かのために生きてきた女性たちの新たな出発を描く成長物語。
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昭和の時代に東京の共学4年制大学を卒業した女友達3人
それぞれ就職という困難に遭いながらも就職し、結婚して子供を産んだが……
三者三様の子育てや人生の悩み
「隣の芝生は青い」という一言に尽きるのではなかろうか
エスカレーター式に大学まで行ける中学に裏口入学させた親
手に職をつけさせたがる親
子を芸能人にしてしまって、子の稼ぎで家を建ててもらった親
義実家との関係が近ければ煩わしいし、遠ければ頼りにできない
子供のためを思って進路に口出ししても、それが本人にとって最善とも限らない
何より自分の頃と時代が違うという事を認識できていない
子が優秀であればいいかというと、それはそれで違った問題も出てくる
完璧な家族なんてものは存在しないのでしょうね
私は昭和生まれではあるけれど、大人として過ごしたわけではないので
そこまで身を以て知っているわけではない
ただ、当時の風潮についてはまぁわからないでもない
就職の際に突きつけられる「自宅通勤に限る」という条件
または、容姿という見えない評価項目で優先的に決まっていく内定とか
男性社員のお嫁さん候補としての役割
そんな風潮故に、結婚せずにずっといる女性社員をお局様なんて揶揄する言葉も生まれたわけで
失礼な話よな
仕事内容にしても、お茶汲みやコピー取りくらいしか仕事がなかったと言えるが
それで給料が貰えていたという解釈もできる
色々な意味で昭和の時代を表現しているなぁ
私自身としては、親としても子としても子育てが卒業できていないような感覚でいる
子としては、未だに精神的に頼りにしているところがるし
親の立場としても、子が結婚しようがそれでも心配な面はあるからなぁ
まぁ、子育ての全ての終了という意味ではなく、一旦の区切りという意味では卒業という表現が適切かもしれない -
主人公3人ともそれぞれの悩みや葛藤がとてもリアルで共感しました。子育てを卒業して自分のために楽しい老後を過ごせたらいいなぁ。
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2024年21冊目
4年生の大学を卒業しても実家暮らしじゃなければ就職先がない、就職しても結婚したら寿退職し専業主婦になる。自分がこどもの頃はそんな時代だった。中学生の時、男子は技術で女子は家庭科の授業を受けた最後の世代。
あれから30年以上過ぎ、共働きは当たり前の時代になった。
なかなかしんどい人生を送っていた3人。「自由に生きられることが、いちばんの幸せだよね」と子育てを卒業する時に語り合えたこと。
いろいろなしがらみから開放されて清々しいラストだった。 -
3人の似たようなお母さん達から視点は子供達に。やはり子供はいくつになっても心配で。でも子育て卒業と。自分の母親の気持ちが分かったような気がした。
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自らの就職や結婚、子育てに三人三様に思い悩みながら、でも自分の決めた道を進んでいく。
結果、落とし所はどうなるのかな?と思いながら読み進めたが、ラストは…。以下ネタバレ回避のため自粛。
世代的に私自身と近いものを感じて大いに共感!
うちの子供はまだ5歳だから、今後の悩みは「明日は我が身」と受け止めました。^^;
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