夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

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  • 祥伝社 (2017年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784396343378

感想・レビュー・書評

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  • 5月と言えば消費税ですよね (๑˃̵ᴗ˂̵)و
    インボイス制度のおかげで、経理システムが軟弱な我が社は、この1週間クタクタでございました(-。-;

    それに、加えてですよ!?
    一年に一番恐ろしい、そうあの日が金曜日だったのです。
    健康診断です。゚(゚´ω`゚)゚。

    こデブの私は、一年に一度の健康診断が何より恐ろしいのです。
    異常値3つで説教部屋行きなのです。恐ろしやっ!
    更年期の女を舐めんな!異常値が3つや4つで済むわけがなかろう(;´д`)

    というわけで、一二ヶ月前から大摂生をしておりました(-。-;
    ビールも毎日四本のところを三本に減らし、おやつも食べないで頑張りましたよ。゚(゚´ω`゚)゚。

    そして、金曜日の健康診断を無事終え、この開放感たら!!(*≧∀≦*)

    しかも今日は旦那がゴルフで不在!!

    そんな超絶ハッピーな休日!
    珍しく、
    ゆーっくり本を読むことが出来ました〜(*´∇`*)

    幸せだ!最高だ!誰にも邪魔されない一日♪


    ボロ鳶の二冊目です!
    またまた大きな事件が起こるのですが、前回の話で主要人物が集結しましたからね、いよいよ本編という感じで、二冊目はかなりいいですよ。

    伏線バリバリ仕込んでおいて、最後に全部持っていっちゃいますからね!
    昨日の敵は今日の友です。

    一冊目より更にいいですよ。
    深雪さんがかっこいいことこの上ないです(๑˃̵ᴗ˂̵)


    やっぱり私が一番好きなのは、今の所新之助ですね!並外れた記憶力と、剣の腕!

    何故か分かりませんが、どうしても私には御頭がひま師匠で、新之助さんが一休さんに思えてならないのです(笑)

    違う本挟みながら、師匠と一休さんの活躍を楽しみにしております♪

    • bmakiさん
      まことさん

      ありがとうございます(*´∇`*)
      まことさんも手荒れに悩まされていたのですね。

      私も何ヶ月も皮膚科に通ったのです...
      まことさん

      ありがとうございます(*´∇`*)
      まことさんも手荒れに悩まされていたのですね。

      私も何ヶ月も皮膚科に通ったのですが、改善せず。
      皮膚科ではヒルドイドと、亜鉛なんちゃらの塗り薬を処方されました。
      菌は居ないとのことだったのてすが、手のひらあちこちがズルズルに皮向けして、アカギレのようにパックリ割れるんです。
      ご飯を作っていても流血するので、ここ何ヶ月もご飯つくるのですらゴム手袋なんです(ToT)

      尿素のクリームがだいぶ良くて、ケラチナミンを使用していました。
      皮膚が柔らかくなって少し改善の兆しがあります。

      まことさんがご紹介くださったクリームも尿素配合のようなので、私に合いそうな予感がします。
      今度探してみます♪
      ご紹介ありがとうございましたm(_ _)m
      2025/05/25
    • yukimisakeさん
      師匠と1Qさんの物語?!気になるレベルが上昇⤴︎
      アニメ見ますけど、先に読みたいなー。でも読むのしこたま控えてるんでステイですね。
      師匠と1Qさんの物語?!気になるレベルが上昇⤴︎
      アニメ見ますけど、先に読みたいなー。でも読むのしこたま控えてるんでステイですね。
      2025/05/26
    • bmakiさん
      雪さん

      おはようございます(*^▽^*)
      師匠と一休さんの物語、ええですよ♪

      私もアニメも見たいなぁ。

      読むのしこたま控...
      雪さん

      おはようございます(*^▽^*)
      師匠と一休さんの物語、ええですよ♪

      私もアニメも見たいなぁ。

      読むのしこたま控えてますよね。
      私も読みたい本ばかりです。
      なのに読むの激遅なので、溜まる。溜まる(-。-;
      皆様の鬼のような速読の技術が欲しいです。
      2025/05/26
  •  夢中で読んだ「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第1弾から一月半経過‥。やっと第2弾です。ブク友さん曰く、「残念ながら?シリーズ全部面白いよ‥ヒヒヒ」←何という悩ましい助言! もはや誘惑を超えた煽りか、はたまた火付か!(火消の物語だけに‥)

     いやいや、(疑ってませんが)助言は正しかった! つまみ食い大好きな私には、シリーズ制覇とか、沼落ちは難しのですが、時間をかけてでも読み続けたいと思わせてくれました。 やっぱりよかった!

     本作では、火消の奇妙な規則「火事の際、火元に近い大名家が太鼓を打ち、それを聞いて町火消が半鐘を鳴らし、消火活動可」が重要テーマでしょう。
     この変な規則を逆手にとって、火消の出動を妨げる卑劣な罠が連続して仕掛けられるのでした。その事件の背後に、何者かの恐ろしい陰謀が判明し‥。

     変な規則はあるわ、火消は火付盗賊改の役割はできないわ、肝心な時に長谷川平蔵宣雄(あの鬼平の父)は不在だわ‥、なんなのよー!などと思わずツッコミを入れたくなります‥が、まあ、それほど没入している証拠ですね。

     とりわけ後半の、ハラハラドキドキのスピード感ある展開に加え、命の重さの葛藤を超えた火消の矜持と心意気! 火消のメンバーや他の組との連携を含め、実に個性豊かで、笑いと涙あふれる人情物語は、読み手の魂を揺さぶります。

     あぁ、ぐずぐずしている自分を、松永源吾の妻・深雪にどやしつけてほしい!(あ、変態ですか?) また新たな仲間と命が増え、続けて読まない選択肢はないですね。

    • みんみんさん
      深雪が人気高いのです:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎
      深雪が人気高いのです:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎
      2024/08/30
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      当然だと思います♪( ´▽`)
      当然だと思います♪( ´▽`)
      2024/08/30
  • 今回も面白い!火災が発生したのにあろうことか鐘が鳴らない。火消したちは動くことができない……そこには裏で大きな陰謀が渦を巻いている。
    これから起きることにワクワクせずにはいられません。個性豊かな、キャラのたった、ぼろ鳶の面々がまた躍動するのが楽しみですし、痛快なのです。

    思えば学生時代家に帰るといつも「水戸黄門」が放送されていました。平日は「暴れん坊将軍」。
    なんかいつもやってるな~と見てみるとこれが面白い。悪い奴らは非の打ちどころのない悪さだし、最後には正義が必ず勝つことがわかっている。そしてラストの人情味ある場面にわかっててもじーんとしてしまうのです。「殿っ!」危うくマツケンに忠誠を誓いそうになったのも一度や二度ではありません。これは年末恒例の「忠臣蔵」にも言えます。毎度のように涙なくしては見れません。
    やはり江戸の昔から脈々と続く日本人の心の琴線を鷲掴みにする要素がてんこもりなんだと思います。

    そんな時代小説の主役に「火消し」が登場します。これがなんとも新しい。火消し視点の江戸時代も持ても興味深いものです。

    続編も全て購入してしまいました。
    わかってるんだけどワクワクして、ホロリとするんだろうなぁ。これからも今村さんの作品に期待です(☆∀☆)

  • 面白かった〜
    でも第一巻のインパクトからはやや落ちちゃったかな

    今回は新之助大活躍!&みんな大好き深雪さんの魅力大爆発の回です
    もう老若男女問わずに深雪さんが大好きなのは国民全てが認めるところですが
    男も女もこんな奥さん欲しい〜って思いますよね!ん?

    そしてハチャメチャ設定のこのシリーズ、実は江戸の火消しに関してはしっかりと時代考証ができていて、そこが物語に不思議な説得力を生み出してますよね
    歴史をうまく利用してるっていうのかな?

    歴史遊びの達人今村翔吾さんのぼろ鳶シリーズ
    次も楽しみ!

  • 羽州ぼろ鳶組シリーズ、2作目。

    序章の新之助と彦弥、新之助と深雪のやり取りが面白すぎる。
    前作を読んでからだいぶ間が空いてしまったけれど、すぐにこの世界観に引き込まれた。

    今作でもある事件が発生。
    その影響で火消が火消としての役割を全う出来ない事態に。
    それでも消火活動のために掟を破る万組の頭「魁」武蔵、自身の身の危険を顧みず、火の中に飛び込んでいく加賀鳶、ぼろ鳶の姿に胸を打たれた。

    特に終盤は迫力があった。
    身の危険を感じつつも、下手人を追い詰めようと多勢を相手に一人で立ち向かう新之助。
    自身が咎を受けることも厭わず、消火活動のためなら手段を選ばない源吾、武蔵。
    二人は周りをも巻き込み、大きなことを成し遂げる。
    加賀鳶の大頭「八咫烏」大音勘九郎が気付いた半鐘の意味は胸にグッときたし、源吾と櫂五郎のタッグは本当にすごかった…!

    事件と並行して描かれる、勘九郎と娘の絆、折下左門と源吾の絆、源吾と武蔵の絆には思わず涙が溢れた。
    勘九郎目線で描かれたパートでは、彼なりの優しさ、矜恃、信念が伝わってきて胸が熱くなった。

    深雪が牙八や源吾にかけた言葉もかっこよすぎ…!
    エピローグの源吾と深雪のやり取りもとても微笑ましい。
    次作はどのような展開になるのか楽しみ。

    ここからは余談。
    羽州ぼろ鳶組シリーズ1作目「火喰鳥」漫画化&アニメ化!
    実はこの間、書店にこのシリーズを買いに行った時、店員さんに「近々ぼろ鳶関連の新しい告知があるからお楽しみに」って教えてもらってたので、チェックしてたんです。
    あの胸熱物語を漫画とアニメでも見られると思うと…( ・ ・̥ )
    アニメの方は公式サイトでティザー映像を拝見したけれど、もう最高…!
    映像を見るだけで涙が出そう。
    これを機に原作の読者も増えるといいなぁ。

    ✎︎____________

    ──慣れは人の関わりを崩します。長く付き合いたいと思う方にこそ、けじめを以て接しねばなりません。(p.85)

    気前よく奢っていれば、初めの内こそ有難がられ、奢る側もよい気分になる。しかしどれほどの人格者でも慣れがくれば、その想いも薄れてゆく。その段になって金銭を要求すれば、それがいくら当然のことでも、感謝の気持ちは一転不満へと変わる。そうなれば振る舞う側にも遺恨が生まれる。人とはそのように愚かに出来ている(p.86)

    助かる道があればこそ、人は要求を呑む。悪事にも信用が要るということです。(p.139)

    こうして応援してくれる者がいるから、俺たちは恐ろしくとも火に飛び込める。(p.154)

    喧嘩するにも気力と体力がいるからか、はたまた折り合いをつけて生きることが癖づくからか、年を経れば余程のことがないと衝突することもない。それと同時に一度そうなってしまうと、簡単に修復することも出来ない。背負っているものが多くなるにつれ、人は小賢しくもなっていくのだろう。(p.192)

    火消は身内が最後。他人と我が子が同時に煙に巻かれても、他人を助けるのが筋。(p.194)

    「俺なんかのために何度も⋯⋯安い腹だ」
    「惚れた男の命に張る。これのどこが安い」(p.232)

    人は到底敵いそうにない強敵には一致団結して立ち向かうくせに、今後を考える余裕が生まれれば、隣と手を取り合うことさえ厭う。(p.291)

    「火事場において命の重さに唯一差をつけるとすれば、俺たちとそれ以外。算勘じゃねえ。一人の民を救うのに、三人が死ぬことも厭わん。それが⋯⋯」
    (中略)
    「火消ってもんだ」(p.309)

    • 風太郎さん
      はじめまして。
      漫画化&アニメ化されるとは知りませんでした。
      うれしい情報ありがとうございました。
      はじめまして。
      漫画化&アニメ化されるとは知りませんでした。
      うれしい情報ありがとうございました。
      2025/03/01
    • mariさん
      風太郎さん

      初めまして!
      コメントありがとうございます( .ˬ.)"
      私はまだシリーズを読み始めたばかりの新入りですが、長年読まれてきた方...
      風太郎さん

      初めまして!
      コメントありがとうございます( .ˬ.)"
      私はまだシリーズを読み始めたばかりの新入りですが、長年読まれてきた方なら尚更ですよね!
      楽しみに待ちましょう( *˙˙*)
      2025/03/01
  • 〈羽州ぼろ鳶組〉シリーズ第二作。

    『火喰鳥』こと松永源吾率いる火消集団・羽州ぼろ鳶組が今回戦うのは、火付けをしながら火消たちにある圧力をかけて消火させないという卑怯極まりない悪人。
    目の前で町が燃えているのに手を出せない火消たち。一体そこにどんな真相があるのか。
    そして犯人の手はついに江戸一番と呼ばれる加賀鳶を率いる大音勘九郎、そしてぼろ鳶組にまで伸びて…。

    安定の今村作品。
    第一作から田沼意次やら長谷川平蔵やらが出て来てスケールアップし過ぎて大丈夫か?と心配したが、今回もまた田沼老中活躍。
    しかしここまでする? 場合によっては江戸が燃え尽きてしまう。

    火消のルールもまた一つ知った。
    火元に近い大名家の火消がまず太鼓を打ち、それを聞いて町火消が半鐘を鳴らし、それを聞いて初めて消火活動が出来るという順番だそうだ。
    この時代だから、当然その順番を守らない、つまり太鼓が鳴ってないのに半鐘を鳴らしたり消火活動をするとお咎めがあるらしい。
    消火活動なんて、一刻を争うのだからそんなこと言ってる場合ではないのに。
    だが犯人はそこを突いてこの卑劣な犯行を重ねていく。

    相変わらず火消たちの矜持と勇気が良い。また彼らを支える家族も良い。
    『火喰鳥』源吾と『八哭烏』勘九郎、それぞれの考え方は違えど、町を守りたい気持ちは同じ。
    ぼろ鳶組メンバーでは新之助が活躍。普段は源吾の妻・深雪にやり込められているが、剣を握れば雰囲気が変わる。しかも常々源吾に言い含められている、どんな命も救えという教えを律儀に守るなど、格好良いではないか。

    〈くらまし屋稼業〉シリーズでも時折見せる、何とも大胆でスケールの大きな作成がここでも炸裂。
    ドラマ化しても良さそうだ。
    という訳で、もうしばらくこのシリーズも追ってみることにする。

  • 「誰が腐ろうとも俺は行く。たった一組の火消になろうとも俺は行く!行くぞ!」
    これぞぼろ鳶組。
    江戸一、いや日ノ本一の火消集団だ!
    誰に何と言われようとも、理不尽な邪魔をされようとも、助けを求める人が一人でもいれば、一致団結して皆で炎へ立ち向かう。

    それにしても、江戸の火消の規則には驚いた。
    火元に近い大名家が太鼓を打った後でないと、町火消は半鐘を鳴らせない上に消火活動も出来ないなんて…面倒くさいったらない。

    我らがぼろ鳶組レギュラーメンバーも、クセの強い個性が巧く絡まり、時にぶつかり時に補い合って、団結力も一層強固になってきた。
    そんな中でも一番印象深いのは勘定小町・深雪の活躍。
    一筋縄ではいかないぼろ鳶組の男達をまとめ上げ、叱咤し知恵を授け…と今回も冴え渡り大活躍。

    シリーズ第2弾。
    ますます面白くなってきた。
    新たなメンバーも加わり、新しい命も育まれ、第3弾でのぼろ鳶組の活躍がとても楽しみだ。

  • 火消しの話だけに文字通り熱い熱い。

    全開の話はあらかた忘却の彼方だがそんなの関係なく楽しめます。
    今回も無事火は消し止められますが、大元の悪はまだ解決せず。次巻以降の展開に含みが残ります。
    新たな仲間も増えて、ぼろ鳶はさらに快著に突き進み、物語も展開していく事でしょう。星5つをあげたいがまだまだ先は長いのでとりあえず四つで。

  • 1巻目はぼろ鳶のメンバーを集める回が中心でしたが、今回は火事が起きても鐘がならない(正確にはならすことができない状態)…ならしたら火消の身内が攫われる。ミステリーさが江戸の街を駆け抜ける展開。
    また今回は新之助の眩しい程の活躍と源吾の妻・深雪のキャラクターが引き立った物語でもありました。
    深雪の存在は源吾の人生において絶対必要な存在。そして今回も賢い。田沼意次が目に留まるのも分かる。新之助の深雪に対する失言(笑)こういった会話が彼らの人柄も見えてくる。

    今回は東側地域の大火を抑えるのにありとあらゆることを考えたのではないかと。今とは違い人が必要な時代。ぼろ鳶のみならず、周りの町火消、定火消との協力もえて、江戸の街が機能しない状態にさせない、人の命を粗末にしない真っ直ぐな思いが兎にも角にも熱量が高かった。

    この熱量の高さが次回も続くとなると楽しみ。
    今回も面白かったです!

  • 羽州ぼろ鳶組シリーズ第二弾。
    ほんとに面白い!
    このシリーズまだ2冊目ですが登場人物が皆々魅力的でグイグイ引き込まれます。
    ライバルや敵対していた人物も主人公の火事から命を守るという熱さに惹かれ最後は一つに纏まっていく。
    田沼意次や長谷川平蔵なんかも登場するがなんと言っても魅力的なのは奥方の深雪さんです!

  • 読者の心をひたすらに忙しなくさせる小説だ。
    考える。笑う。涙する。ハラハラする。そしてまた笑い、熱くなる。

    この感覚が数ページと言わず、数行ごとに押し寄せてくる。

  • 羽州ぼろ鳶組シリーズ、第二巻。

    火事が起こっているのに、目の前の大名火消が何故か合図の太鼓を鳴らさず、そのために町火消しは半鐘を鳴らすことも消火も出来ないという奇妙な事件が頻発する。
    この事件の裏に隠された陰謀に気づいた源吾たちだが、卑怯極まりない敵方に対して、悪事の証拠が見つからないままさらに火付けは続く。
    そしてついに、江戸一番の火消と名高い加賀鳶の頭・大音勘九郎の一人娘が拐かされ…

    処罰を恐れて、火消が目の前の火事を見過ごすことができるのか。
    大切な家族ひとりと、多くの町人たちの命を天秤にかけられるのか。


    源吾と勘九郎という対照的なふたりが、火消の矜持とは何かを鋭く問いかけあい、それぞれのやり方で困難に立ち向かう。
    くぅーっ、泣かせるぜ!熱いぜ!!
    今どきは『男らしさ』などと軽々しく口にするとお叱りを受けるご時世ですが、これを男の中の男のドラマと言わずしてどうする。

    とはいえ、深雪の超有能ぶりと初々しさを失わない女房ぶりにも、これまたぐっとくるのです。
    続巻が楽しみ。

  • NHKに「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組がある。 まさしくこの話は、火消としてのプロ集団の物語である。

    今回、初めて火消には独自の規則があることを知った。まずは、士分の火消が太鼓を打ち、それを聞いた後でないと町火消は、半鐘を鳴らすことはできない。さらに同じ士分でも最も火元に近い大名家が初めに太鼓を打つ決まりとなっているというのだ

    ここでも士分を頂点とする封建的な身分制度が町人を苦しめている

    このきまりを逆手にとり田沼意次の失脚を謀ろうとする陰謀で、江戸の町が次々と灰になっていく
    きまりにより動けずにいる他の火消集団を尻目にぼろ鳶組は、「一人の命も死せるな」を合言葉に獅子奮迅の活躍を見せる

    今回もぼろ鳶組は、熱かった。ぼろ鳶組ばかりではない、加賀藩の大音勘九郎率いる加賀鳶の面々、町人火消し万組の魁武蔵。それぞれが磨き鍛え抜かれた火消しの技を惜しげもなく発揮する

    他の組に負けてはならじ、遅れてはならじとライバル心を剥き出しにしつつも、そこには相手への信頼や尊敬、男の友情が、読者の心まで熱くする

    火消の場面ももちろん興味深いが、私は源吾の家で会食した面々に深雪が、お金を請求する場面が大好きだ
    人によって違う金額の理由が妙に納得し、ニンマリしてしまう
    そこまでしなくてもと、ハラハラ見ている源吾を尻目にしたり顔の深雪の顔が目に浮かぶようだ

  • 今回も熱い男達の想い、絆に魅せられました。そして、深雪のキャラにも。山本様との不思議な関係もいいなぁ。

  • 「火喰鳥」を読んだら、やっぱり続きが読みたくなっちゃったよ。

    前作の大火から一年、復興が進む江戸の町。そこに、火が出ても定火消が火消しを繰り出す合図となる陣太鼓が打たぬという事態が立て続けに起こる。なぜ定火消は太鼓を打たなかったのかといういささかミステリーじみたところから始まる物語。
    そのからくりが結構あっさりと割れるところはご愛嬌だが、そこからは今回もまた怒涛の展開(いや、その前でも太鼓を叩かぬ屋敷に無理やり押し入って太鼓を叩いてしまうなど最初から派手な立ち回りなのだ)。
    加賀鳶へそしてぼろ鳶へも火の粉は降りかかるが、それを振り払わんと江戸中を疾駆するのはもとより、舟は乗っ取るわ、撒いた追っ手が追い縋るわ、火をつける(!)わ、スピーディーな展開で、その中に勘九郎の火消しとしての矜持や子を思う心、源吾と武蔵の因縁の顛末など人情噺もしっかりと挟み込み、新之助は12名を相手の大立ち回りと思えば舟の上での鬼神の如き真剣勝負と、今回もまた少ないページの中に色んな出来事がてんこ盛り。
    そんな男たちの活躍に加えて、今回もまた、深雪さんが更に女を上げるのもニクイ。

  •  業火を前に命を張った男たちの団結。江戸の火消したちが活躍する傑作時代小説「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第2弾。

     またあの個性的な火消しの男たちの活躍を読めるということで、1ページ1ページを楽しみながら読みました。

     それぞれの人物が味を出しながら活躍している姿は今回も健在で、新たな人物の登場にさらに楽しむことができました。

     事件の裏で暗躍する敵との攻防も読みごたえがあり、目を離すことができませんでした。

     男の生きざまを感じさせる場面に涙腺が緩んでしまいました。

     次巻も楽しみです。

     

  • 【羽州ぼろ鳶組シリーズ 2】
    夜更かし読みしてしまった! 
    面白い、引き込まれる、江戸時代に行ってきた! 

    「火喰鳥」から月日が経ってしまったが、登場人物像を思い出すまで時間は掛からなかった。

    今回も、江戸に火付け事件が相次ぐ。
    なぜか?管轄の武家の定火消から、知らせの太鼓が打たれないのだ。身分制度のため、武家が太鼓を打たないと、火事の知らせ半鐘を鳴らせない。

    松永源吾率いるぼろ鳶組が事件を、そして火事をくい止めるために翻弄する巻。
    胸が熱くなり、私の心も江戸の町を駆け巡った! 新之助、カッコいい〜♡

  • 1巻に引き続き、熱い火消し達の物語。
    卑劣な手段で火事を煽る奴らに対し、火消しの誇りをかけて挑むぼろ鳶と加賀鳶に胸が詰まる思いがした。
    終盤の太鼓のシーンには、火消したちだけでなく、読んでる人にも響く音だった。

    シリアスな場面は緊迫感をもって感情をゆさぶる描写で、コミカルな場面はくすっと笑える軽快さで描かれているのでとても面白い。
    サクサク読めてあっという間に惹き込まれるので、さらに続きが読みたくなる。

  • やっぱり止まらない( ̄▽ ̄)
    当分ぼろ鳶から抜け出せない笑

    麒麟児新之助がバッさバッさと立ち回り!
    般若深雪の頭も口も冴え渡る‼︎
    もう毎日鍋パーティして欲しい笑

    新しい仲間も増えてますます楽しみです\(//∇//)\

  • 羽州ぼろ鳶組シリーズ第二弾!
    前作に続いて今回もおもしろかった!!
    ぼろ鳶率いる源吾が格好いい。天気を読み心理学も嗜む星十郎も静かにキラリと光ってていい。今回は剣術に長けた新之助の活躍もすごかった。

    火消しの身内を誘拐し出動を妨害する卑劣な敵に腹が立つけど、救える命が目の前にあるのに下らない身分制度のせいで救えないって……
    悔しくて歯がゆくてやきもきしましたが、後半は手に汗握る怒濤の展開でおもしろかった。
    源吾の周囲を取り巻く人間模様も良かったなぁ。
    そして、相変わらず深雪さんが最高!
    ラストは幸せな気持ちで読み終えました。

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著者プロフィール

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’18年『童の神』が第160回直木賞候補に。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』が第163回直木賞候補に。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、「くらまし屋稼業」シリーズ、『ひゃっか! 全国高校生花いけバトル』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。

「2023年 『イクサガミ 地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今村翔吾の作品

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