鬼煙管 羽州ぼろ鳶組

  • 祥伝社 (2018年2月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784396343972

感想・レビュー・書評

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  • 羽州ぼろ鳶組の四冊目です。

    今回の舞台は京都です。
    いいですね京都(*´∇`*)
    大好きです。何度でも行きたいです♪

    長谷川平蔵さんに呼び出され、松永源吾、加持星十郎、武蔵が京都に向かう。
    火を用いた奇怪な連続殺人が起きていた。
    犯人は誰なのか?
    新之助、寅次郎、彦弥、深雪は江戸に置いたまま、、、彼らの力があったなら、、、、
    この限られた人材で、犯人を捕まえられるのか??


    私の推しは、勝手に一休さんっぽいなぁって思っている、鳥越新之助なのですが、今回彼の出番はありません。゚(゚´ω`゚)゚。
    もう今回の主役は長谷川平蔵さんでしょう!!!あなたが1番かっこいいで賞です!!


    今回はミステリ要素かなりありますね!

    今回はもう何度か涙が溢れてきましたよ。゚(゚´ω`゚)゚。
    ぶわっと涙でいっぱいに。
    泣けたーーー。
    これ映像で観たら涙止まらなくなるだろうなぁ。。。

    今村翔吾さん、天才ですね!!
    ほんと素晴らしい!!

    今回も色々な人に感情移入しまくったので、あちこち私は火傷だらけです。
    熱かったですっ。゚(゚´ω`゚)゚。

    そのくらいの臨場感。やっぱり天才です!

    • bmakiさん
      かなさん

      京都、何度言ってもいいところだなぁと歳をとってきてから思います(*^^*)
      秋の京都は混みますが、空いていて良いところもた...
      かなさん

      京都、何度言ってもいいところだなぁと歳をとってきてから思います(*^^*)
      秋の京都は混みますが、空いていて良いところもたくさんありますし♪

      イクサガミ、中山七里先生が終わったらぜひっ!!
      2025/09/22
    • ぴこさん
      まきさん
      よくわからないけど、地元図書館の新着図書にイクサガミがあったのでつい予約入れちゃいました。笑
      まきさん
      よくわからないけど、地元図書館の新着図書にイクサガミがあったのでつい予約入れちゃいました。笑
      2025/09/22
    • bmakiさん
      ぴこさん

      うわぁ♡素敵♡
      これでぴこさんも今村翔吾さんの呪縛に囚われること間違いなしではないかと(๑˃̵ᴗ˂̵)

      イクサガミ、秋から映像...
      ぴこさん

      うわぁ♡素敵♡
      これでぴこさんも今村翔吾さんの呪縛に囚われること間違いなしではないかと(๑˃̵ᴗ˂̵)

      イクサガミ、秋から映像化されるようなので、今読まれるのは抜群のタイミングではないかと♪♪
      2025/09/22
  •  「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第4弾です。初めて舞台が京都になり、いつものぼろ鳶組レギュラーメンバーの登場・活躍が限定的です。その為でしょうか、これまでの3作とやや様相が異なり、少し重苦しくシリアスな印象を受けました。

     ぼろ鳶組頭取・松永源吾が、京都西町奉行に赴任している長谷川平蔵から火急の依頼を受け、星十郎と武蔵を連れ立ち京に向かいます。そこで、火付を飛び越えた奇怪な連続事件と相対するのでした。

     松永源吾と心通じ合う長谷川平蔵宣雄は、先代の鬼平で、本作では代替わりとなる若き鬼平・銕三郎のエピソード、さらに武蔵も含めた父と子の物語が色濃く描写されています。
     これらの親子関係の心の交流が涙を誘うものの、いつもの魅力的なメンバーが生き生きと活躍し、勧善懲悪の痛快さにやや乏しく寂しかったかな‥。
     でもでも、やっぱり深雪さん、いいなあ。あんな手紙もらったら泣くしかありませんね。源吾、あんたは全てを理解されてる幸せ者だよ!
     さらに、いわ一番は先代長谷川平蔵の想い・漢気に、心奪われる一編でした。

      武蔵と六代目平井利兵衛(水穂)は恋愛に発展する? 京の火消・野条弾馬や代替わりした平蔵(銕三郎)など、魅力的な新キャラも登場してきたので、今後ますます目が離せません。

  • 羽州ぼろ鳶組シリーズ、4作目。

    葬式の最中に遺体から火が噴き出る事件が相次ぎ、事件の真相を追う源吾たち。
    ミステリー感が強くて楽しめた。

    本書に出てくる2組の親子。
    それぞれ似たような事態に遭遇し、辛い想いを抱えているが、その後の人生が違いすぎて切ない。
    正義とは?善悪とは?刑罰の意義とは?
    長谷川様の数々の言葉に考えさせられた。
    それぞれの家族愛に涙し、終章を読み終えたら、彼の生き様が脳裏に蘇ってきて、また涙。

    弾馬と源吾のコンビも好きだったし、銕三郎と源吾のコンビも意外と好きだった。

    深雪からの手紙も面白くて、ほっこり、胸熱だった…!

    《シリーズ好きな順》
    ①夜哭烏 ②火喰鳥 ③鬼煙管 ④九紋龍

    ✎︎____________

    ──穢れがあるとすれば、それはこれを為す鬼の心。(p.10)

    真っ当に生きる者が笑える世を作る。途方もない夢だ。だが誰かが始めねば道は出来ん。(p.178)

    どのような感情も、募り過ぎれば人の正気を奪う。それが正義からくるものであっても同じである。度が過ぎれば、悪を滅ぼすために己も悪事をする。(p.178)

    この世に生まれ落ちた時は、皆が善人だと儂は思っておる。生きていくうちに汚いものを見、知らぬうちに汚れていく。それでも多くの者は人の優しさに触れ、清らかさを取り戻すのだ(p.257)

    これが人の厄介なところよ。優しさをくれた者が傷つけられた時、瞬時に悪に染まることも出来る。得てしてこのような者のほうが手強い。正義と悪の境が濁って見えておる故な(pp.257~258)

    人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの。最後は煙に変じて灰になる。雁首で燃え、吸い口で消える。この羅宇をどのように潜って生きるか。詰まるところ人生とはそのようなものではないか(p.258)

    罪人にもいる。罪を贖って帰ってくることを心待ちにする者が。同時に死罪の決まった凶悪な者は、その時が来るまで生きて全てを明らかにする責がある。悔い改める責がある。罪人というだけで十把一絡げに殺してもよいなど、お主らの子に向かって申せるのか!(p.307)

    このままでは人の皮をかぶった化物のまま。刑は退治ではない。人に立ち戻らせるのです(p.363)

    鬼にして仏、仏にして鬼。人はその間を移ろい生きているものと。(p.364)

    嬉しい出逢い、苦しい出逢い、幸せな別れ、哀しい別れ、人はそうして生きて行くのです。(p.384)

    • mariさん
      makiさん

      このシリーズは今のところ全巻最高です!
      今作も、めちゃくちゃよかったです(*ˊᵕˋ*)

      本の貸し借りができる環境、素敵です...
      makiさん

      このシリーズは今のところ全巻最高です!
      今作も、めちゃくちゃよかったです(*ˊᵕˋ*)

      本の貸し借りができる環境、素敵ですね( ˊᵕˋ* )♩
      しかも4冊も!何を読まれるんだろう…!
      レビュー、楽しみにしてますね( •ᴗ- )⸝⋆

      makiさんの推しは新之助なんですね!
      危険を顧みず、民のために果敢に炎に立ち向かっていく様、本当にかっこいいですよね( *˙˙*)
      私の最推しは深雪なんですけど、今作で火消しの中だったら武蔵が推しになりました♪

      2025/06/09
    • bmakiさん
      あぁ、深雪さん。
      はい!私も彼女のことは全力で応援してしまいます!経理女子という共通点?もありますし(*´꒳`*)
      確かに、一番かっこいいで...
      あぁ、深雪さん。
      はい!私も彼女のことは全力で応援してしまいます!経理女子という共通点?もありますし(*´꒳`*)
      確かに、一番かっこいいですね!
      2025/06/09
    • mariさん
      makiさん

      makiさんも勘定小町なんですね( *˙˙)b
      かっこよくて、茶目っ気もあって、深雪のような妻になりたいなと憧れてしまいます...
      makiさん

      makiさんも勘定小町なんですね( *˙˙)b
      かっこよくて、茶目っ気もあって、深雪のような妻になりたいなと憧れてしまいます(*˘ ˘*)
      2025/06/09
  • やりやがった!

    謎多き火付け「火車」と対峙する京都西町奉行長谷川平蔵を助けるべく星十郎と武蔵を伴に京へと旅立つ源吾

    大好きな深雪殿と新之助が江戸で留守番とあっては今作は期待出来ないなという拙僧の予想を軽く覆してきました!

    新たな魅力的な登場人物と共に京のまちを舞台に暴れまわる命を護る火消し源吾を待ち受ける驚愕のラスト!
    父と子の想い出の向こう側に見える鬼の平蔵こと長谷川平蔵宣雄の生き様に魂が震えるシリーズ第4巻!

    羽州ぼろ鳶組『鬼煙管』!!

    刮目せよ!!!(ババーン)

    (次回予告か!)

    • mofuさん
      ひまわりめろんさん

      私も平蔵の生き様に魂が震えました!
      ひまわりめろんさん

      私も平蔵の生き様に魂が震えました!
      2022/06/17
    • ひまわりめろんさん
      ぼろ震えですね!(語呂が悪い)
      ぼろ震えですね!(語呂が悪い)
      2022/06/17
  • 〈羽州ぼろ鳶組〉シリーズ第四作。
    今回は京都出張編。

    京の街で突然遺体や建物が火を吹いて燃える事件が連続して起こる。
    …と聞くと、個人的には乃南アサさんの『凍える牙』を思い起こしてしまう訳だが、当然こちらは展開が違う。
    京都西町奉行の長谷川平蔵に請われて〈羽州ぼろ鳶組〉頭の松永源吾は、星十郎と武蔵を連れて京へやって来た。
    江戸とは勝手の違う中、源吾は少しずつ事件の真相に迫るのだが、予想をはるかに超えて奥深く大規模なものだった。

    ぼろ鳶組メンバーが総出演ではないので寂しいかと思いきや、京にも愉快な火消しがいた。
    野条弾馬というその男は酒飲みだし言動もとても都人とは言えない荒っぽさだが、火消しに掛けては頼れるし、何となく源吾に似ている。つまり粋なのだ。
    また平蔵の息子・銕三郎(後の鬼平)が登場。何故か源吾とは反りが合わずほぼ別行動ではあるものの、銕三郎は銕三郎なりの正義で走り出す。そこがまだ青くハラハラする。
    そしてもう一人、火消し道具作りの達人・平井利兵衛。六代目利兵衛を継いだのは何とまだ若い娘・水穂。武蔵は竜吐水(今で言えば放水機?)を始めとする様々な道具に魅せられると同時に水穂にも魅せられたようだ。

    突然人や建物が火を吹く原理については成る程と思った。少し前に見たテレビ番組で、かのツタンカーメンのミイラに焼け跡があるのもこれが原因と聞いた。
    しかしこれだけ簡単に火を点けられるということはもっと危険なことも出来る訳で、源吾や平蔵らの緊張は高まるばかり。
    それにしても黒幕の思惑には驚かされる。価値観が違うと言われればそれまでだが、そのためにここまでするのか。

    今回は非常に物語が練られていて、親子、夫婦、家族の良くも悪くも強い絆を感じたし、それがゆえに人は前を向いて歩ける一方で悪い方へ突き進んでしまうこともあると改めて知らされた。

    長谷川平蔵が京都西町奉行時代に突然亡くなることは歴史上分かっていたことではあるものの、まさかこのような形でとは思わなかった。
    別れがある一方で新たな出会いもある。銕三郎が今後江戸で源吾とタッグを組むのか、それも楽しみだ。
    そして辛いシーンが続いた武蔵だが、最後にはかわいらしい一面も見せる。今後が気になる。
    源吾の妻・深雪は今回は出番が少なかったものの、良いタイミングで届く手紙は源吾の心を癒し励ましてくれた。

    読後調べたら、黒幕は後々の時代に断絶するらしい。ちょっと溜飲が下がる。

  • シリーズ第4弾。
    泣けた。ぼろ泣きだ。
    終章、長谷川平蔵親子の肩車のエピソードには特に大泣きだった。
    「一度過ちを犯しても、人は優しさに触れてまた立ち直れるはず」
    男達の過ちを許す優しさ、強さに痺れた。

    いつもの江戸を離れ、今回の舞台は京都。
    平蔵に頼まれ、源吾・星十郎・武蔵の3人が、人が突然燃えるという面妖な事件を追いかける物語。
    今回も沢山の出逢いがあった。
    深雪が源吾宛ての手紙にしたためた通り、嬉しい出逢い苦しい出逢いがあり、そして哀しい別れもあった。
    人はそうやって出逢いと別れを何度も繰り返して生きて行くのだ。
    ほんと深雪の言葉は心に染みた。
    いつの日にか再び、成長した二代目平蔵と再会し今回の忌々しい事件を解決してほしい。
    そして源吾と深雪の子供の名前は平蔵の願い通り、平蔵の名に因んだ名前にしてほしい。

    • ひまわりめろんさん
      mofuさん
      こんにちは!

      「ぼろ泣き」って表現いいですね
      ぼろ鳶組で泣けたら「ぼろ泣き」って公式にしましょうw
      mofuさん
      こんにちは!

      「ぼろ泣き」って表現いいですね
      ぼろ鳶組で泣けたら「ぼろ泣き」って公式にしましょうw
      2022/06/17
    • mofuさん
      ひまわりめろんさん、こんにちは♪

      大好きなぼろ鳶シリーズですが、中でもこの回は泣きました〜。
      ぼろ泣きです(ToT)
      ぼろ鳶に「ぼろ泣き」...
      ひまわりめろんさん、こんにちは♪

      大好きなぼろ鳶シリーズですが、中でもこの回は泣きました〜。
      ぼろ泣きです(ToT)
      ぼろ鳶に「ぼろ泣き」ぜ公式にしてほしいですね。

      コメントをありがとうございました(^.^)
      2022/06/17
  • 今回の舞台は京都
    死体が火を噴く奇怪な連続殺人事件が次々と起こり、京の人々を不安に陥れる

    そんな火を使った難事件を止めるため、京都西町奉行長谷川平蔵は、松永源吾を京に呼び寄せる

    真相を解明していくうちに、朝廷側の暦を司る土御門家の陰がちらつく
    暦を我がもののように操る土御門家、それに対抗する幕府方の渋川春海。
    おおっ、沖方丁のが『天地明察』ではないか!

    源吾を助けるべく共に京に上がった魁武蔵の活躍も見逃せない
    極蜃舞とひでりがみの対決

    息子の銕三郎に後を託すかのようにして、自分が踏み台になって他の者を屋根に上げ、怒号や嗚咽、叫喚の渦巻く中、自ら火に包まれていく長谷川平蔵!
    火盗改の名奉行の長谷川平蔵がこんな最期でいいのか

    解説にもあるように「終章」の長谷川平蔵と当時まだ、6歳だった息子銕三郎の肩車のシーン、平蔵が亡くなってしまっただけに余計に心に沁み、静かな余韻を残した

    これから父になる松永源吾にも父子の関係がどうあるべきなのかを示唆するようで感動した

  • ぼろ鳶シリーズの4作目。
    前作から少々空いた形ですが、ようやく手にしました。

    江戸から京へ。
    平蔵からの依頼、突然遺体から火が放たれる怪事件。それを解決すべく、源吾・武蔵・星十郎たちが事件を解決すべく翻弄する物語。
    突然火を吹くなんてどうやって?と模索しながらも読み進めていき、星十郎の智嚢に頭が下がる思い…。

    物語は『命』や『愛』に関わることが深かったと思う。平蔵と銕三郎、そして水穂と嘉兵衛。大切な人を守るために行動を起こしたことには間違いはなく、ただ善か悪か、その時に受けた状況次第では心理的な部分も変わっていくのだろうと、彼らの心の動きを感じていた。
    もちろん源吾と深雪も同様で。深雪は源吾をバックアップする良い嫁だな…と。

    かなり個性的なキャラクターが集うシリーズなので、読み応えがあり、改めて時代小説の面白さを噛み締めてます。
    次回作はどんな事件が起きるのだろうか…。

  • 【羽州ぼろ鳶組4】
    えーーーっ! 嘘でしょ⁈ なんで、どうして⁈ と、叫びたくなった終盤。。。
    哀しみとその後の感動に嗚咽が止まらなかった。

    今回の舞台は京。長谷川平蔵の要請で、源吾は星十郎と武蔵を連れて京へ赴く。
    青坊主、火車という、妖怪の仕業と噂される珍事件を解決する為だ。

    平蔵の息子の銕三郎(てつざぶろう)、火消し道具職人の水穂、京の火消し:弾馬と新キャラも登場。

    しっかし、ポッカリと胸に空いた穴がなかなか埋まりそうもない(◞‸◟)
    終章を読んでから、序章に戻るとまた泣けた(T . T)

  • ぼろ鳶組第4弾。
    今回も面白い。
    最初の投稿では書きたいことが溢れて、それを無理やりまとめようと訳わからなくなってたので、書き直し。すみません。

    さて舞台は江戸を離れ、京の都。
    先の功労により京都西町奉行に栄転した長谷川様も、この古都で起こる事件に悪戦苦闘。水を用いて人を殺める怪事件「青坊主」をなんとか解決したと思いきや、今度は火を用いたまたも面妖な事件が続く。この京で大火となりかねない事態に、長谷川様が助けを求めたのが、江戸の火消新庄藩「ぼろ鳶組」。源吾と星十郎と武蔵の精鋭3名が京都に向かうことになった。
    3人が京に入ってからも、妖怪「火車」の仕業とされる死体が発火するという怪現象の解明は難航し、さらに異常な現象も起こり始める。はたまた京火消の上役、所持代が一橋派であることから、京火消の協力が得られず、またもや大ピンチに。源吾たちは、京を脅かす怪異から、人々の日々の暮らしを守ることができるのか!?ハラハラの展開にやっぱり読むのを止められない面白さ。

    前回の大喧嘩から一転、今度はどこか奥ゆかしい落ち着いた雰囲気で話が進む。これもまたよいのだけど、今回の精鋭メンバー、ぼろ鳶の中でも、落ち着いた方なので、はちゃめちゃにはならんだろうということで、この雰囲気づくりのためもあったのかな。
    今回は我らが深雪様はじめ、ぼろ鳶の騒がしい方の面々が出てこないので少し寂しいw

    とはいえ、京都の人も決して大人しくない。魅力たっぷりの人物が続々。自分のお気に入りは、大丸の大旦那、彦右衛門さん。京弁も柔らかでスマートな雰囲気。それでいて、源吾を励ます様は熱い。こんなふうに、生きられたらいいなあって憧れる。心から羨ましい。佛光寺の清峰さんもスマートでいい。彼らには今後も活躍してほしい。そして、淀藩の稲葉様、火消の弾馬を誘う場面はとても清々しい。
    このシリーズは、本当に、こんなふうに自分の意思、矜持を貫きたいと思う人がわんさか出てくる。
    だから前向きだし、励まされるので、やっぱり好きだなあ。

    ただし、このお話で1番かっこいいのは、「鬼の平蔵」長谷川宣雄様。
    長谷川様は、悪、人の営みを虐げるものを憎む心と同時に、人を信じる心を持つことが大事との信念がある。それを変わってしまった息子銕三郎に伝えたかったが、これは実は、子供の頃の銕三郎が言ったことから得られたものであり、クライマックスでの「銕三郎、お主の言ったとおりであった」で再度分かり合えた親子の姿、そして、ラストでその昔の場面につながった時、とても心を揺さぶられた。
    衝撃のクライマックスからラストにかけて、いい言葉、いい情景が何回も出てきて、何度も電車の中で泣きそうになった。
    難儀であることだw

    今回、さらにまた厄介な敵役も現れ、怪しく恐ろしい人物も現れた。この先も気が抜けない話が続きそうで、次の源吾たちの活躍を期待してやまない。

  • 「羽州ぼろ鳶組」の4冊目。

    今回は、都を混乱に陥れている火を用いた奇っ怪な事件を止めるため、京都西町奉行長谷川平蔵が頼りとする源吾を京に呼ぶところから始まるお話。
    櫂五郎が操る船で大坂を経由して星十郎、武蔵とともに京都に入った源吾らに、平蔵とその息子・銕三郎の関係、火消道具を扱う絡繰り師「水工」利兵衛の秘めた謎などが絡み、いつもとは異なりじりじりと話が進む。中盤までは、弓矢を引き絞りギリギリまで解き放たない、そんな緊張感。
    そして、それが解き放たれるや否や、またしても怒涛の展開だが、下手人と対峙する武蔵の姿に火消しの第一義を思い出す源吾の姿が白眉。
    と思っていたら、その後の思いもかけぬ平蔵の姿はそれを上回り涙を誘う。終章の挿話がまた泣ける。

  • 舞台は京都。平蔵に呼ばれた源吾たち。京の火消し野条弾馬、平蔵の息子銕三郎。今回は、悲しすぎました…。

  • シリーズ4作目は京都が舞台。
    これまでで一番スピード感があり一気読み。
    関西人なので、源吾と弾馬の掛け合いの
    微妙にかみ合わない感じがおかしかった。
    笑いあり、涙あり。
    プロローグとエピローグも秀逸。

  • 京都の治安維持に奔走している長谷川平蔵から、源吾への書状が届いた。
    死体が突然発火する不審な事件が相次いで起こり、京の人々は「火車」と呼んでおそれるばかり。
    解決の糸口を掴むため、源吾の力を貸して欲しいというのだ。
    星十郎、武蔵を伴い京都に到着した源吾らは、これはより大きな災厄を引き起こすための実験ではないかと推測。祇園祭を控えた京の町を守れるか?


    うううっ、涙ナミダ。なんてこったい。
    レビューが書けねえ。

    まだ悲劇を知らぬ深雪さんの書状のこまやかさに、また違う涙をさそわれる。

  •  京都奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消し、松永健吾を京に呼び、真相に迫るが…。

     待望の第4巻が出たので、早速本作を手に取りました。

     今回は、京都が舞台、ストーリーは、謎を解いていくミステリー仕立てと、今までとはちょっと違ったぼろ鳶組の活躍を見ることができました。

     いつものメンバーが今回は、出番がないので少し残念ですが、その分、後の鬼平である鉄三郎が健吾とコンビを組んで活躍し、見逃せない展開でした。

     クライマックスでは、題名の意味が伝わってきて、胸が熱くなりました。

     プロローグとエピローグの父子のエピソードもこの物語に深みを与え、読後感も爽快でした。

  • 京都の平蔵の応援にいく源吾たち。
    江戸とは勝手が違うながらも奮闘する彼らに、新たなキャラクターも加わり、京の人々を救うために力を合わせて立ち向かう!

    今回のタイトル鬼煙管のとおり、平蔵がメイン。
    もうめちゃくちゃ格好良くて、そして泣いた…!
    まさかこんな展開になるなんて…
    終章でも涙腺を刺激される。
    人として、父として。
    なんて素敵な人間なんだろう。

  • 平蔵〜〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    カッコ良すぎる!もう号泣‼︎

    序章&終章が良すぎて全部持ってかれた‼︎
    何なの?どんどん面白くなるんですけど?

    また今日も寝不足です(_ _).。o○

  • 今回の舞台は京都。
    江戸からやって来た源吾、星十郎、武蔵がを待っていたものは・・

    長谷川平蔵の生き様にしびれる。
    序章と終章の平蔵親子の話が泣けた。
    深雪がこの報告を聞いたらどんなに悲しむか・・

    そして武蔵のこれからがいろいろ気になるなぁ。
    魁の武蔵が赤くなっちゃう話が読みたいぞ!

    京の弾馬もまた登場してほしい。
    登場人物の全てが魅力的で目が離せない。
    それは悪役でさえも。

    深雪の文での登場もよかった。

  • 『九紋龍』に続き、今村作品四作目。シリーズ第四弾。喜怒哀楽、すべての感情が沸き立つ稀有な作品。なにも聞かず読んでくれ!としか言えない…。文句なしの星五つ。パーフェクト。

  • 舞台は江戸から京都へ。
    火にまつわる不可解な現象ということで、京都西町奉行長谷川平蔵に火消しの源吾らが呼ばれた。

    本作では、これまでの江戸の活躍とはひと味違った活躍が見れました。
    個人的に、星十郎の謎解きが毎回楽しみ。
    田沼様、平蔵さんのお人柄も好き。お二人とも素敵すぎます!
    本作も手に汗握る展開でハラハラし通しでした。さて、これからどうなるのやら…。
    涙、涙でハンカチを片手に読みました。
    今後がますます楽しみです。

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著者プロフィール

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’18年『童の神』が第160回直木賞候補に。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』が第163回直木賞候補に。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、「くらまし屋稼業」シリーズ、『ひゃっか! 全国高校生花いけバトル』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。

「2023年 『イクサガミ 地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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